🌟５で言えば５
オウム真理教関連のものは
いろいろ読みあさって10冊は超えますが、
元信者や幹部の実体験的を基調としたものの中では、
今のところ、この本が一番面白かったです。
しかも、麻原逮捕の翌年の1996年に書かれているにもかかわらず、
描写が細かく、文章もしっかりしている。
さらに、出版物として、構成というか、
そういった諸々含めて、
人に読ませる本としてのレベルにちゃんと達しています。
直後だからここまで詳細に書けたというのもあるでしょうが、
時間で言えば、なかっただろうに、
よくここまでしっかり仕上げたなと、
ちょっと感心してしまいます。
この本を読む前の段階で、私側にオウムの知識はだいぶあり、新しい情報やエピソードはさほどありませんでしたが、それでも全く飽きませんし、しっかりと引き込まれます。
豊田亨さんについての記述があったことも良かったです。