加茂構居 姫路市加茂構居(姫路市飾磨区加茂字小寺)加茂構の築城者は得能(野)与左衛門である。得能与左衛門は三木氏の家臣であって、嘉吉二年(1442)三木通武が恋の浜城から英賀城へ移ったとき、ともに英賀城に入り、その後英賀城の守りとして加茂に構居を築いて得能与左衛門がその構主になったのであろう。英賀城の方は歴代の城主があきらかであるが、加茂の構についてはその後の消息はあきらかでない。天正八年(1580)英賀城の落城と運命を共にしたものと思われる。(※兵庫県中世城館・荘園遺跡より)現地説明看板加茂構居跡姫路市の城