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Dark side of the moon

どこにでもある意味の恒久的不在

閑古鳥は古くて苦い茉莉花茶の夢を見ている

肋骨と交換した灰色の記憶に

朱色の文字でそう記されている


薄荷煙草は交渉次第で

甘美な流線形のせつない匂いを

約束してくれる


紫色の小粒な抵抗力は

熱に浮かされたような混沌を

引き渡しに訪れる


六角通りをするりするりと通り抜け

蛸薬師の暗がりを

溺れるように もがくように

朧月夜の闇夜を掻いて


思い出せないだろう 自分の棲みか

打ちひしがれた声帯に

茨のような祝福が

甘んじた海水のように

泡立つような音を立てて肺胞に流れこむ



黒っ。ていうか罪

最初から冷静が故の罵詈雑言


有り体ですよね聚楽第


言葉なんてなんて無力

きんぽうげの華もポキリと折れて


言葉にならないことを言葉にして

その言葉は私を離れてちがう命をもって

どうしようもなく彷徨って


挙句の果てに行き場を失う


転げ落ちて階段

鼻血も出たね たっぷりと


今日の朝は昨日の夜の終わり

今日の朝は今日の夜の始まり


私は踊る人 あなたは踊らせる人


はい、 きっとそうなんです

割りきれない数字があるように




直線的侵入 敗勢に解除 尖端は規律

僕の胸は荒涼 一粒の雨が降れば 乾いた風ばかり

見えるものは果てばかり 立ちすくむ 自分があまりに小さく

どこにも ここより他は どこにもない

舞い上がる砂に 目をやられても 聞こえるだろう

はっきりとした声が 確かなことなんてない

憧憬の溶解 神聖な同情 発端は無実

僕の胸は荒涼 すべてが凍てついて 冷たい風ばかり

見えるものは 区別のつかない海と空 途方に暮れる

どこにも なにも 最初からない

切り裂く風に 耳を潰されても 感じるだろう

小さな光が すべては確かなこと

あまりにも遠いだろう ただ届かない距離ではない

さようなら と 言うには

よそよそすぎるし


バイバイなんて軽いものじゃない


そんなくだらないことを 考えているうちに

時間はどんどん すり減って

最後の一筋は ちぎれんばかり


やっぱり もう二度と会えないんだから

さようならって 言うべきかな


でもやっぱり ちょっと 何か


じゃあね だけでは寂しすぎるし

そうしている うちに 言葉はむなしく 消えていく


今日見る夢が 明日にはまぼろし


結局 じゃあねと うつむいて

君が小さくなるまで 見送った