儚いうたかたを数え
熟れた葡萄を咥えて
甘く切ない香りにむせる
気まぐれな時計仕掛けの
魔法が消えてしまわないうちに
もう一度流れる血の音を交わし合いたい
果てなく続く まどろみを
白い朝に 消してしまわぬように
永遠に閉じ込めてしまいたい
スランバーこの輝くまどろみを
夕暮れは目覚めの手前覚めた星はもう
まばゆく着飾り
崩れた夢の破片を添えて
濡れた肌の火照りを奪う
移り気な気分次第の
未来が流れてしまわないうちに
もう一度鼓動を伝える肌に触れあいたい
果て無く続く まどろみを
この夜の 先に見える白々した朝に
永遠にまどろんでいたい
スランバー この輝くまどろみを