この季節、銀座には風鈴売りのおじさんが
練り歩いています。
信号待ちをしている時
隣に風鈴売りのおじさん。
「欲しいな。」
本当に欲しかったわけでもなく、ぼんやり言ったら、
「いいよ。」
とプレゼントしてもらいました。
ベランダに吊るして
風が吹くのを待って。
「ちりんちりん」
と微かに、でも確かに、音が鳴る度
小さな幸せを運んできてくれます。
風鈴って・・・
その音がする度
くれた人のことをどこかでうっすらと思い出すのだって
知りました。
昔の人は、風鈴を送って
あるいは受け取って
愛を伝えたり、愛を育んだり
したんじゃないかなぁ
なんて
思った、夏を待つ雨の日