だんだんの高低差とぐるぐる回れる道路のある楽しい敷地に、家族3人で住む26坪の平屋の住まいを設計しました。
その敷地形状を家の中にも取り込み、見下ろしたり見上げたり、視線が抜けたり閉じたり開放的な場所やこもれる場所など、色の違うさまざまな居場所を提案しています。基本的に家はリビングでくつろぐか部屋にこもる。その2択しかありませんが、声や存在は感じるけど見えない、など、グレーな距離感が成長する過程でとても大切だと思います。
完全に離れるのではなく少しだけ離れるとか、少しだけくっつきたい時ってありますよね!?
人の気持ちってパチンと線引きできるものではないので、住まいにもそれを受け入れる余白みたいなものがあるといいですね。
今回は1回目の基礎コンクリートを打ちました。まずは底面にある水平部分のコンクリートを打ちまして、これが固まったらその上に立ち上がりの型枠を組んでもう一度コンクリートを流します。これがベタ基礎と呼ばれるものです。
話は変わりますが、だんだんの敷地のため風景に奥行きや抜けを感じますよね、一般的に分譲されている住宅街ではなかなかみることのできない景色です。同じ2階建てでも高さが全然違くて遠いところまで見渡せます。家の中にもこんな風景があると広がりを感じますしなにより楽しいですね!
これがベース部分です。ところどころ鉄筋の頭が見えていますが、後日この周りに枠を組んで再度コンクリートを流して立ち上がりを造っていきます。
コンクリート打設中、敷地周辺が面白いことになっていました。造る家と壊す家。
隣同士でこのタイミングはなかなかないですね。
今ではお金がかかる手の込んだ建具や、味のある梁などもあったかもしれないので解体を知っていたら手に入れるチャンスでした。。。
また進みましたら載せていきますね!お楽しみにー