28坪(57帖)の住まいに30帖のLDKをもつ平屋の住まいです。
寝室や玄関、子供部屋などを最低限の広さにしウォークインクローゼットの通路や、
スタディーコーナ、洗面所なども含めてLDKの広がりに貢献できるように考えました。
家族や友達が集まるスペースは広く開放的にし寝るだけの寝室等はこじんまりとさせ
安心感と冷暖房の効率を高めます。
リビング内に段差を設けキッチンやスタディーコーナーなどはプチプライベート感を
味わいつつ、空間としては繋がるように工夫しました。
分譲地の最も奥の変形地、そして北側道路という敷地に対し台形の平面とすることで
駐車場を確保しつつも完全プライベートな庭をつくりました。南に開き広がる外観、
そして内部形状は太陽の光を室内に取り込みプライベートな庭まで連続しつながっていきます。
まずは北側外観から、少し変形した切妻屋根の形状です。
一部屋根を伸ばして車の車庫を兼ねています。
最初に敷地を見た時、南側に広がる視線の抜けと緑あふれる環境が印象的だったので、建物外観もそこに向けて広がるように意識させています。
そんな環境があるなんて、この外観からは想像もできないでしょうね。
庭はこれから整備しますが、敷地いっぱいに建物を建て台形にすると、北側道路と住宅地の中でもこんなに広くプライベートな庭を確保することができます。
ここに来た方限定のプライベートスペースです。
リビングに入ると南側に広がる音楽ホールのような空間になっています。全体を見て欲しくて視点の高い写真を使っていますが、リビングとキッチンには40cmの段差があり通常の視点だとキッチンのシンクなども見えないので目の前にキッチンがあっても気にならないです。空間は繋がっていますが、段差を設けることでプチプライベート感が味わえるようにしました。たかが40cmですが気持ちの変化は大きいものです。
キッチンを奥に進むと電子レンジなどのキッチン収納と、スタディーコーナーがあります。ここでも40cmの段差が効いています。高い位置にあるこのスペースはリビングから直接見えないようにしているのでプチ個室感を楽しむことができます。キッチンの隣にあることで、料理をしながらお子さんの勉強を教えたりできるので、効率の良い配置にもなっていると思います。奥には緑が広がってますね!
洗面スペース、そしてその隣のドアがトイレです。このスペースもリビングからの段差により、同じ空間で広がりを感じる一要素にしつつも気持ちに変化を与えるようにしています。
洗面化粧台はリビングの一角にあるということもあり、ザ・洗面器という感じではなくサラッとキャビネットが置かれているようなデザインのものを選んでみました。
ギラギラすることのないマットな質感がよかったです。