2021年仕事納め | 建物が出来るまで

建物が出来るまで

~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

イン-デ-コード design officeは本日大掃除をして明日からお休みです。

 

2021年は楽しいお施主さんに会うことができて充実した一年を

過ごすことができました。ありがとうございました。

 

 

 

 

初っ端は大きな建物のリノベーションです。

どうしても必要になる筋交い(すじかい)と呼ばれる建物の構造を

デザインに取り込むことで、視覚的にはもちろん、奥行きが連続する広がりある

空間を感じられるように提案しました。

 

これは残念ながら実現しなさそう・・・です。泣

 

 

 

 

『広いリビングの家』

28坪というコンパクトな建坪に対し、30帖のリビングをもつ住まいです。

各個室は寝るだけと割り切り最小に。そしてウォークインクローゼット・

スタディーコーナー・洗面所などはリビングの広がりに貢献させています。

 

 

現在広いリビングの天井を施工中です。

内外ともに角度がついた形状ですので技術の高い大工さんでも一苦労です。が、

今から完成が楽しみです(2022年4月完成予定)

 

 

 

 

『廊下の家』

Z型の変形敷地に対し、生活動線を兼ねた長い廊下を提案しました。

接する部屋によって縁側になったりウォークインクローゼットに

なったり洗面所になったり玄関ホールになったりさまざまに顔を変える

楽しい廊下になりました。

 

引っ越しも終わり、少しずつ生活に慣れてきた頃だと思いますので、

頃合いをみて写真を撮りたいですねー

 

 

 

 

『テラスインテラスの家』(リノベーション)

既存のテラスがぐるりと包む住まいに対し、その内側にもテラスを設け

外部テラス→内部テラス→リビングという連続性をもたせた提案です。

内部と外部とが緩やかにつながりますので、視覚的にそして使い勝手の

幅としても広がりを持たせることができました。

 

屋根・壁・床をすべて吹き付け断熱材とし、窓は樹脂ペアガラスに

変更することで温熱環境も向上させています。

 

ビフォーアフター載せましたが結構変わりました!

正面の窓が同じ位置です。

 

 

 

 

『アーケードハウス』

建物を2つに切って、敷地いっぱいに配置。その間を半透明の波板で覆う提案です。

ローコストでありつつも広い住まいが実現します。

 

この中庭のような場所、家の中でも外でもない、なんと言ったらいいのかわからない

不思議な場所になりました。引っ越し後お伺いするとソファーとだるまストーブが

ありましたので、今ごろ毛布にくるまって過ごしていることと思います。

 

あ。最近寒いのでちょっと厳しいかもしれませんね。。。

両側の建物には断熱材も入っていますので環境が厳しい時はそちらに避難をお願いします。

+αの空間として使用するのがベストです!

 

 

 

 

『北庭の家』

北アプローチの敷地に対し、光を取り込みつつプライバシーを守る斜めの壁を提案しました。

反射した光は均一な光となり室内全体を明るく照らします。

床の高さを変えることでガラス張りの大スクリーンからは気分に応じて光を楽しむことができます。

せわしない日常にホッと一息つける自然の彩りが加えられたらいいなと考えました。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

一軒ずつ、要望を聞きながら敷地に合うように提案していますので、数多くはできませんが

すべての住まいがその場所、お施主さんに合う形になっています。

 

一般的な建物とは少し違うかもしれませんが、そのご家族らしさは存分にでました。

それがでれば出るほど他の人には理解されないことが多いですが住むのは自分たちです。

 

一生に一度の大きな買い物ですから自分らしく建てましょう!

 

 

 

2021年も読んでくださりありがとうございました。

まだ載せていない新たな提案もいくつかありますので、来年載せていきたいと思います。

2022年も楽しい住まいをどんどん提案していきますのでお楽しみに〜

 

それでは良いお年を!!!

 

 

 

イン-デ-コード design office 荒井 慎司