新年会をしてきました! | 建物が出来るまで

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~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

こんにちは!みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私、荒井は相変わらず元気です!!




さてさて。





1月といえば新年会。この時期はどうしてもお酒を飲む回数が増えますね~
まあ1月ぐらいは新年会を口実に浴びるほど飲んでもいいと思います。





食い散らかした後の写真で大変申し訳ないです。

新年会のことを載せるつもりはなかったんですが、
ズキューンっと突き刺さった衝撃的な話がありましたので、
思わず写真を撮ってこの内容を記事にしようと。。。

今回の新年会は同業者3人です。みなさん自分で事務所を構えている方で、
建築界ではまだまだ若手と言われるであろう私が最年長です。36歳で最年長。。。

私の知る限り自分より若い人で独立されている方をほとんど知らないですね。
独立することに夢を見ることが難しい業界になってしまいました。

建築士という資格自体も難しくなっていますし、
試験を受ける受験資格を得るのも難しくなってます。
そして、資格を取ってからも独立するまでに色々とハードルが。。。

ハードルを越えて越えて越えて、めでたく独立!!おめでとう!!

そして仕事を得るという最も大変なハードルが待ち構えてるんですよね。。。
まあ、どんな仕事も同じようなハードルはあると思いますが。



そして本題。
先ほど少し話をしましたが、建築士試験の話。
この試験は学科と製図があって、学科を合格しないと製図の試験には進めません。
そしてこの製図の試験が過酷な試験でして。。。試験時間6時間半(笑)

こんな建物を作ってくださいという要望に対し6時間半で間取りをまとめて、
手書きの図面を書いていきます。なぜこの建物になったかという解説まで書きます。

間取りをまとめて図面を書くという基本的な能力と6時間半維持できる体力、
そしてこれが最も重要なことですが、メンタルの強さですね。
試験は1年に1回、一発勝負ですので、試験日にいつも通りの力を発揮できる、
強いメンタルを持っている人が勝ち上がります。

ええ。
私はチキンハートですので、何度も何度も会場にのまれ敗れました(笑)
どれだけ勉強しても、そこだけは鍛えられなかった。
試験会場に入ると吐き気が。。。

あーホントに辛かった。今となってはいい思い出ですが。



そのメンタルについての話をしていたときのこと。

「私は試験会場に3時間前に入りました。」

最初聞いた時は意味がわからなかったですね。
そんな早く行ってなにしてんの?って思っちゃいましたから。

「誰も試験会場にいないんです。」

そうでしょうね。試験官の方もいないでしょうね。

「誰もいないので、その会場は自分のものなんですよ。会場は自分のもの、自分のホームです。」

・・・。

「そして、試験時間が近づくにつれ自分のホームにみんなが集まってくる。」

誰もいない試験会場を歩き、誰もいないその場の雰囲気を感じ会場を自分のものにしていく。
ホームで受ける試験とアウェイで受ける試験。結果は全然違いますよね。

実は試験って、俺が寝ている時に始まっていたんです。。。

この考え方、試験だけでなく、仕事との向き合い方にも大きく影響しますよね。
まさかの考え方に酔いも一気に覚めて聞き入ってしまいました。


最年長、荒井。まだまだ頑張らないとですね。。。
まあ新年早々いい話を聞くことができましたので2016年も全速力で頑張ります!!