建築巡りも最後です。 | 建物が出来るまで

建物が出来るまで

~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

こんにちは!GWみなさんいかがお過ごしでしょうか?

私、荒井は相変わらずブログなんて書いてます。



さてさて。




狙った訳じゃないのに、GW中に旅行のブログを書くなんてね。
なんだかふさわしい内容になってきてしまいました。



が。


今回を持ちまして草津の旅も終了です。
お付き合いくださったみなさまありがとうございます。



それでは早速。
最後の目的地に選んだのは。
『イタリア大使館別荘』まさに最後にふさわしい建物となりました。
草津旅行のくせに、日光が最後って・・・まあ栃木県民ですからね。


建物玄関部分。外壁は杉の皮を使ってます。
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中に入るとこんな感じ。中の壁も天井も杉の皮が使われてます。
ここ、ホントに落ち着くんですよ。木の皮という素材、色味、
照明器具の明るさなども関係しているとは思いますが、
建っている場所と、間取りが大きく関係してるのかな?と感じました。
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まず、前の写真の外側に縁側らしき場所があります。
こんな場所があることで、外からの視線、音をある程度遮ることができます。
冷暖房の効率も外部に直接面しているよりずっと良いですよね。
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あとは、建っている場所性も重要です。
広い縁側からの景色です。中禅寺湖を独り占め。
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杉の皮を使うことで、まさに森の中に佇む気持ちよさ、木の香り、縁側を緩衝帯とした静かな室環境、そして中禅寺湖の景色。まさに人間の五感を刺激する建物・・・


いや。
五感じゃない。六感だ!!

材料から滲む設計者の思い、そして職人の苦悩。
確かに宿っていた。この建物すべてを包んでいた。
私が落ち着くと思ったのは、そんな思いに包まれていたからかもしれない。。。


六感を刺激する建築・・・。うまくまとまったぜ!



・・・。



五感って!?
んじゃ、味覚はどこいった?


・・・。


味覚・・・
味覚は入ってなかったっけ?

あっそう。。。
味覚か。。。確かね、シチュー。そうそうシチューの匂いがした!!


匂いって・・・それ、嗅覚でしょ。

そっ、そうだ・・・!
思い出した~!

杉の皮をなめたんだった。深い味だったなぁ~!!あの味はなかなかだせんよ。。。



くっ。
つぎっ次っ、次行きましょう!!
至る所に杉の皮が使われています。どこを撮っても素敵ですよね。
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建物外観。時間ギリギリだったので、雨戸を閉められてしまいました(笑)
外観ですが、よくみると市松模様に見えませんか?
杉の皮と、木を交互に張っているので表情が違います。なんかオシャレな遊び方ですよね。
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良い建物でしたね~旅の最後にふさわしい場所に訪れることができました。
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長々と引っ張りましたが、草津の旅いかがでしたか。
旅館での酒飲み。本当に楽しかったです。また近いうち企画しますよ~お楽しみに!!



次回は、『家族が繋がる家』にもどります。
こちらも順調に進んでますよ~お楽しみに!!