1.【オスプレイ=欠陥機】派
(1)事故率
オスプレイの事故率が高いと主張する時は、米空軍向けのCV-22型を使います。
CV22の事故率は、10万飛行時間当たりの重大事故件数で6.00回だそうです。(2021年末時点)
それをもって、オスプレイは欠陥機だとする意見があります。
そもそも、事故率は、整備や運用によって大きく変わります。
民間航空会社でも、事故率は10倍以上も違います。同じ機材を使っていてさえ、事故率には大きな差があります。
アメリカ空軍と陸軍で、整備に大きな差があるとは思えませんが、運用には違いがあることは確実です。
また、飛行時間が少ない間は、1件の事故で、事故率は大きく悪化します。その断面の事故率を見れば、事故率が高く見えます。
実際、2010年以降のCV22の事故率は、3.27件との数字もあるそうです。
これは、MV22とほとんど同じレベルです。
このように、事故率自体は、技術論とは呼べません。