引責辞任を表明したのに、6月まで辞任しないのは、遅すぎる。
直ちに、議長が県議会を開いて、辞任を受け取るべきだ。
そんな趣旨を書いたのは、6日前でした。
引責辞任ですから、辞任して初めて、責任を取ったことになります。
これで、川勝氏は、4月1日の失言の責任を取ったことになります。
また、6月の定例県議会は、知事不在(初日に辞表を出すとしていたので、定例議会は知事不在になる)を回避できます。
6月の定例県議会を、川勝氏のせいでぶち壊されることは、回避されました。
ちなみに、今でも、「リニア推進派」を名乗っているようです。
JR東海が2027開業を断念したことを、自分の成果と言っているのに・・です。
もう、天災的な推進派でしたね。
さて、二階氏です。
二階氏は、派閥の裏金問題の責任を取り、次の衆院選には出馬しないと表明しています。
これにより、御自身は、自民党の処分を免れました。
ですが、これは引責になるのでしょうか。
二階氏は、2021年の衆院選でも、当選者の中でも最高齢でした。
次の衆院選に二階氏が当選した場合、仮に解散がなければ、任期満了時には90歳です。
なので、裏金問題の有無に関係なく、今期で勇退するつもりだったと思われます。
であれば、二階氏は、何も失わずに、処分を逃れたことになるのです。
実質的な勇退で後継者の選挙を優位に進めるつもりなのか、それとも、今年と来年の2回も選挙できるほどの資金がないのか、その両方なのでしょう。
そう考えると、二階氏は、川勝氏よりも劣る政治家のようです。
川勝氏を非難してきた皆様!
特に、早期辞職を申し入れた自民党や公明党の皆様。
川勝氏は、申し入れを受け入れましたが、二階氏には、申し入れもしないのですか?
ダブル・スタンダードで行くのですか?
それとも、堂々と二階氏にも、早期辞職を申し入れますか?
二階氏の去就と、来年には行われる衆院選の和歌山3区の候補者には、注目しましょう。
そこを見れば、日本の政治の大きな問題(新貴族社会)が、見えてくるはずです。