出張指導講習in山口(何回目か覚えていない!) | イムラアスリートアカデミー公式ブログ

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三重県鈴鹿市と桑名市を拠点にした運動教室『イムラアスリートアカデミー』の公式ブログです。日々のレッスンの風景などをお届けしています。

皆さんこんばんは。

山口県の皆さん、もっとこんばんは。

新幹線で鈴鹿への帰路に向かっている俊雄コーチです。


さて、今回は久しぶりの山口FSL様出張指導講習でした。

コーチは前回をスケジュールの関係でお休みさせてもらっていましたので、1年ぶり?くらいです。

栃木県のレース帯同から長旅出張生活が始まり、慶應義塾大学新川崎キャンパスでの脳波測定、青山学院大学陸上競技部の試合、徳洲会体操クラブの助走トレーニングとあり、最後が山口県でした。


前夜に羽田空港から久美子コーチとフライトだったのですが、なんだかんだでフライトが1時間遅れ、到着も40分遅れ。

松本監督を大変お待たせする事態になってしまいました。それでも待ってくださり、わざわざお迎えくださる松本監督にはいつも感謝です。


さて、本日午前は小学4年生までを久美子コーチが担当。

コーチは5年生以上で午後から技術練習をする皆さんの基礎運動を担当。


今日は抜群に天気が良く、芝生の緑も映えましたね。

低学年の皆さんは、楽しみながらも一生懸命にチャレンジしましたね。

見えないマークの位置を頭で想像して、上手にバランス取れました?


幼少期は勝った負けたという人との比較より、とにかく全力!という健全なチャレンジが素晴らしい年代です。

陸上は自分の個性が認められる運動。

今、勝った負けたを考えていては成長も鈍くなってしまいます。とにかく笑顔で『頑張った!』と胸を張って言える取り組みこそが将来にわたるエネルギーの創出につながります。

間違えることは、楽しいこと。

だからできた時の喜びが大きくなるんですよね。


5年生以上は大所帯でした。

午前中の基礎運動はゆっくりじっくり自分の身体の癖や大切なポイントに目を向けてもらうために実施しましたが、明日は筋肉痛でしょうか。

可動域(関節の動く範囲)には個人差がありますが、その可動域を最大限使った運動が多かったので、疲れも大きいことでしょう。

小さなポイントをしっかり理解して、普段のウォーミングアップにも取り入れたり、練習後のプラスメニューなどで活用してみてください。

可動域の向上はケガの予防や自分の能力向上に役立ちますよ。


小学生クラスは何やら地面にマークがありますが、これはどんなルールで取り組んだのでしょう?

コーチも見ていませんでした。

綺麗なグラウンドを借り切ってののびのびとした取り組みは、それだけで特別感ですよね。


小学生クラスは5年生からが別クラスでしたので少人数でしたが、その方が久美子コーチとたくさんコミュニケーションを取れるから特別感が高まります。

久美子コーチはゴールデングランプリではラジオ解説、全日中ではテレビ解説をしますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

知ってる先生がメディアに登場するって、ちょっと変な気分になりますね。


午後はスプリントと走り幅跳びに分かれての3時間。

スプリントグループはドリルや意識付けを行ったのちにスタートダッシュからの加速を取り組みました。

いろいろな考え方があっていいのですが、コーチはスタートブロックはゆったり構える方がスムーズに繋がると考えています。

中学生といえども筋力が未発達ですので、姿勢で力の逃げを防止することでスムーズな加速に繋げていきます。

どんどん成長して速くなっていくみなさん。あくなき探究心をこれからも大切にしてください。


女子によくあるのは、ブロックからの飛び出しよりも早く足を着いて加速しようとする意識が強くなって姿勢が崩れてしまうパターン。

その傾向が見られましたが、1回アドバイスしたら、見事に改善できました。

もちろんまだまだ完璧ではありませんが、動きを変える勇気と行動こそが上達にとって大切なポイント。

さらに大きく伸びやかに走って、たくさん自己ベストを更新しましょう!


走り幅跳びはとにかく助走からの踏切が記録を決める要素。

しっかりとスピードに乗って、踏切板を駆け抜けるような意識が大切。

空中動作?着地?

そんなん助走から踏切が形になってからしか練習できません。

じゃ無いとレベルの低いまとまりになってしまうので、結果的に記録の停滞につながります。

腕振り、姿勢ともにバッチリじゃ無いですか!

普段の練習でこの美しい姿勢で踏み切るダイナミックな跳躍を大切にしてくださいね。


男子になると、もう1段迫力が増します。

スピードも高いので技術難易度はとてつもないですが、しっかりとした姿勢で踏み切れていますよね。

助走も膝下伸ばしたような走りは結果的に中途半端な助走速度やファウル連発といった安定感の欠如につながります。

これは成人男子選手で顕著に見られる現象。

もっとシンプルにならないと安定感が出せないから、大舞台で実力を出せなくなります。

シンプル&ダイナミック。

短所より長所に目を向けチャレンジしましょう。


あっという間の午後の部3時間でした。

小さな気づきが皆さんに少しでもあれば、コーチ達も嬉しいです。

いつも一緒ではありませんが、だからこそ皆さんの確かな頑張りが見えます。

今後も継続してください。いつも応援しています。

そして、毎年貴重な機会をくださる山口FSLの松本監督に心よりお礼申し上げます。


さて、長い出張が終わり明日から鈴鹿でのレッスン。

そしてゴールデンウィークが終わると、また長期出張第二段。

コーチも体調崩さないようにがんばります。


それではまた、お会いしましょう!