④■0617■“たぶん” | 嵐ちゃんと潤くんと◆ぱややんやんブログ

嵐ちゃんと潤くんと◆ぱややんやんブログ

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紛らわしいブログ名ですが松本潤君担当です。
5人が大好きなアラシックのブログです。
素敵な出会いに恵まれ、続けてこれたブログです。
全ての出来事を、Enjoy!(グラサン装着)
…出来たらいいなっていうブログです。



今回に限ったことではなかった。
時々、そんな不安に駆られる事があった。

何をやっている最中でも話しかければちゃんと聞いてくれるし、家のことも一緒になってやってくれた。
たまに料理をしては、俺意外と料理イケるな・・・なんてふざけたこと呟いたりして。
家の中が好きなのは知っていたけど、
前に言ってたあそこ、行こっか?
なんて和也のほうから提案してくれてふたりで一緒に出掛けたりもする。

一緒の生活はとにかく楽しくて。

ただ、どれだけ考えても彼がどんな気持ちで、どんなテンションで話しているのかわからないことが稀にあった。

外に連れ出してくれるのが、私に気を遣ってのことなのかと考えたりもしたし

疲れた顔をしている時に、何があったのか尋ねても結局核心に触れないままで会話が終わってしまうような違和感もあった。


たぶん、私は、不安だったんだ。


「撤回。私今怒ってる」

「だからさぁ…いいじゃんもう、ほら、明日帰ってきてからケーキでも食べよ

明日帰り早いっつってたじゃん」

「そういう話じゃ

っていうか和也にケーキ作りたかったもん」

「またそんな可愛いことを…」

「ワガママ言ってるのはわかってるよ」

はぐらかそうとした和也のペースには、今日は乗せられない。

涙は速攻拭くんだ、私。と思っていたけれど、やめた。
もうボロボロ泣いてもいいや。どうでも、いいや。

いや、どうでもは、やっぱよくないけど。

「しつこいと思ってるでしょ、今のこの状況」

「…え、いやあのさ…」

「わかんないことだらけだけど見ないフリしてたと思う」

「え?」

「ワガママ言いたくないけど、言いたい」

「いやどっちよ」

「言いたいの」

「ハイ」

「だけど言っても大丈夫か図れるようになりたい。だから知りたい」

「……」

「誕生日だから一緒にいてほしいって…言われたかった」

「…うん…」

「けどやっぱそういうちょっとした事のさじ加減がわかんなくて。
あんまり突っ込む勇気ないよ」

「………うん」

「和也にどう思われてるかな、なんて、和也はどんな人なんだろうって

どんな事考えてるんだろうって

そんなことばっか気にしてるんだよ」

「……」

「そんなことばっか気にしてるくせに、和也の誕生日さえ知らなかったんだよ私」

「…うん」

「…和也が」

目の前の和也の顔が滲む。
その顔は、どういう意味?
今、この目の前の人はどんな気持ちでいるの。

「どっかいっちゃいそうで」

「どっかいっちゃいそう?」

「…気付いたらすぅって目の前から消えてそう」

「……消えたりなんかしないよ?」

その声があまりにも柔らかいから。
切なくて、その言葉が、この時間がホンモノなのかどうか疑ってしまう。

「和也は優しいから」

「…にそれ」

「優しいから、優しすぎていつかある日突然…」

「おいやめろって」

「…なにも私には言わずに」


そう、沢山の、沢山の愛情をくれるけれど。
私は本当に幸せだけれど

あなたは一体、どれほど私の隣で満たされているのか


ずっと抱いていた違和感の正体を喋りながら自分で初めて悟る。


すると不意に和也の手が伸びて来て、私の頬を伝い続ける涙を拭った。

ゲームのコントローラーを持ってる時はあんなに可愛く見えるコロンとした手が
こんなにも男っぽく見えるなんて、はじめて知った。


「…俺ね?」

あ。静かな低い声。

「そんなに泣く人だと思ってなかった」

「めんどくさいと思った?」

「ううん。むしろ今まで泣かないようにしてた?」

「ん?別に…」

「めんどくさいって俺が思うから?」

「……」

耳元で はぁ、ってため息。

「ちょっとヘコむぜ…」

今度は可愛くて高い声だ。

「ん?」

「てかそんなに気ぃ遣わせてるなんて思ってなかったんだけど。

俺そんな愛情表現ヘタクソ?」

「気つかうって…別にそんな事言って、」

「俺がどんだけ

……ベタ惚れか知らないってこと?」

あ。

ちょっとずるい

「その言い方反則」

「なにが」

「こういう時にそうやってバカップルみたいなことサラッと言うから。
真面目に話してるのに」

「大真面目なんだけど」

「…けどズルイ」

「(笑)」

笑う和也に、笑っても誤魔化せないぞって視線を送る。


「…不安になっちゃってたのは俺のほうかもね」














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