アートがもっと人々のライフスタイルに浸透するには・・・を考えるブログ -221ページ目

東京トップギャラリーからのアート入門

だいぶ前に読んだ本。1年前くらいか。
あれから色々と現代アートに接してきて
もう一度読み返したくなった。

$イミュイズムのブログ

12軒のギャラリーオーナーをインタビュー形式で載せている。
1年前に読んだ時は…白紙の頭に紹介記事が入ってきて
「なるほど」という感想。反論も共感もなく「そうなのか…」と。

今、読み返すと

最初に紹介されている ラディウム-レントゲンヴェルケ 池内オーナー

「アートを花や服を買うようなレベルの行為になれば…」

私も最近、いや最初から、そう思っていた。

しかし、その上で、池内氏が走ってきた20年で裾野は広がった前提で
「水平方向ばかりに広がるきらいがあり、垂直方向にも引き上げたい」
とも言っている。

以前、私が先端と裾野で同じことを考えたことがありすごく共感できる。

11番目の 山本現代 山本オーナーは

「購買目的でなく、ただ見に来るだけの人がたくさんいて、それも大歓迎」
「将来コレクションになる場合、アートを見てきた蓄積がないと絶対買わない」
「少し我慢して勉強しないと、それだけ奥が深い、だから面白い」

現状を冷静に、的確に、客観視。そうだと思います。

私は最初、興味はあるのに、難しいな~と入りこめなかったが、
少し我慢して見つづけることと、本を読むことで、
ある時、パッと明るくなるように面白くなった。
それは全て分かったというものではなく、奥の深さの概要がつかめた感じ
だから、簡単になったのではなく、難しいことが楽しくなってきた。
もっと難しいのない?みたいな。

山本さんはこうも言います。

「なんでもスタッフに聞いてくれたらいいですよ」

そう思う。わからないことがわかる時に面白さが出る。

「声掛けづらいようだったら、展示のオープニングに来たらいい」
「作家もスタッフも揃っていて、なんでも説明する」

これに少し反論。

確かにオープニングレセプションで作家さんに聞いたりすると良い。
それは賛成なのでが、まだまだ、作家やギャラリーの知り合いが多い。
初めてで、誰の面識もなく、ここに参加するのは居場所ないよ~。
アーティストトークとか、イベントがあるなら、狙い目かも…。

そんなことです。今回は入門編でした…ちょっと偉そうでした?
僕も、まだまだ、入りたてです~(〃∇〃)