先日、myトレーサーにいくつかカスタムを実施。
実は少し前に取り回しで派手に倒してしまい何ヵ所も破損したので、修理をかねてハンドル、スクリーンなどなど数ヵ所を変更したんです。
自分でも簡単に交換できるスクリーンを除き、あとはいつも信頼のYSPさんにお願いしました。
その中でもひとつ、多分あまりやった人はいないであろうカスタムを施したのでご紹介します。
それが…コチラ!

(この写真ですぐ気がつく人、どのくらいいるかな。。笑)
もう少し分かりやすいアングルで!

お気づきでしょうか。
そう、タンデムステップの位置。

※左がbefore、右がafter。低い位置になってますね。
なぜこんなカスタムをしたかというと、きっかけは8月末のイタリア新婚旅行。
新婚旅行のうち3日間乗ったドゥカティのムルティストラーダ950に乗ってからというもの、嫁さんはすっかりムルティに魅せられてしまったようで…
「ドゥカティの乗り心地と快適さはすごい」が口癖のようになりました(^_^;)
なんでも、「トライアンフのタイガー800やYAMAHAのトレーサーくらいがバイクの中でもトップクラスに快適なんだろうと思っていたけど、さらに上があることを知った」とのこと(笑)
確かに自分もそれは同感で、ムルティはなぜか疲労があまり溜まらず、相当な距離・時間を走り続けられました。
(一方で、全然ニュートラルに入らないというダメなところもあったのだけどw)
それ依頼、嫁さんは「何がタンデムの快適さを決めるのか」の研究を開始。
シートの形状、広さ、厚み、柔らかさ。こういうのはすぐ思い付くわけですが…
優秀なタンデマーであるうちの嫁さんが着目したのは、「タンデムシートとタンデムステップの距離」。
何種類ものバイク(主にアドベンチャー系)の写真を見比べた結果、ムルティストラーダはその距離が長いと気づいたらしいです。
(恥ずかしながら、もっと格段に多くバイクの画像を見てニヤニヤしている自分は思い付きもしませんでした。。。)
そしてなんと、これまたすごいことに気がついたんですね。
あるとき嫁さんは言いました。
旧型のMT-09TRACER

新しいトレーサーはタンデムシートとタンデムステップの距離が長い!
絶対間違いない。と。
いやいやいや…ホントか?
俺はずいぶん前から、新しいトレーサーを目を皿のようにして見てるがそんなこと微塵も思わなかったぞ…?
と半信半疑で画像を見比べてみると…
確かに、長い。(そんな、バカな…!)
コチラ、MT-09TRACERはタンデムステップがスイングアームより上に位置しています。
これは衝撃の発見。
うーむ、ますます新型トレーサーが欲しくなってきたぞ…
と数日思い悩んでいたところ、突然思い付きました。
タンデムステップステーだけを交換すればいいんだ!!
我ながら素晴らしい閃きだと思い、早速メジャーを持ってYSPに見参。
ステーの長さを新旧比較してみたところ、やはり長い!
その差、概ね4cm。けっこう違いますね。
早速事情を説明し、自分の旧型TRACERに新型TRACERのタンデムステップステーを付けて欲しいと相談。
その日はセローでお店に来ていたので手元に旧型TRACERが無くネジ穴がピッタリかがわからかったものの、後日、どうやら問題なく付きそうだという話になりました。
で、正式に部品を発注してもらい、こうなったわけです!

ちなみにこの写真はもちろん作業途中。いまは左側も新型TRACERの長いものに替わってます。
メカニックのI谷さんが気を利かせてくださって、片方だけ替えた状態で見せてくれたのでこの比較写真が残りました。
事前の予想よりもかなり変化があって、結構驚き。
実際に跨がってみると足の高さ、膝の曲がりが全然違う。
これはなかなか良いカスタムになった気がします!
まだツーリングに出かけていないので疲労改善の効果は不明ですが…
YSPからの帰り道、明らかにポジションが変わっているのがわかったそうです。
さらに、自分としてもタンデマーの膝で挟まれる腰の位置がけっこう下に移動したように感じる。
タンデムはシングルに比べて早く腰が痛くなりますが(自分だけ?)、これももしかしたら軽減されるかも!と思いました。
ツーリングでその効果のほどを確かめるのが楽しみです。