
5日目(12/29)
本州最南端 潮岬→R371→七川ダム→K229→熊野本宮大社→R311→K198→R424→R42→K24→白崎→R480→R371→高野山金剛峯寺→R370→橋本
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朝、本州最南端の宿にて。

昨夜から雨が降り続き・・・止むのを待って遅めの出発です

すぐそばにある、最南端の岬へ。

天気は残念な感じでしたが、無事、本州最南端到達


この先は、ひたすら太平洋が広がっている・・・

珍しくパノラマ撮影



ところで、同じ「最果て」にしても、北海道の宗谷岬とはえらい違い・・・
あっちはお店とか、最北端のガソリンスタンドとかいろいろあったのに対し
ここ潮岬はずいぶんと簡素なものでした。
かえって「最果て」っぽい感じもしますけどね笑
このあとは、潮岬灯台に寄り、

R371で内陸部へ・・・
途中で立ち寄った、『一枚岩』

その名の通り、馬鹿でかい岩がそびえたっています




そして『七川ダム』に到着。

あまり、きれいなところではないですね・・・

しっかりダムカードもGet!!

管理所のおじさんいわく、「ちょっと前に、埼玉から来た人がいたよー」とのこと

わざわざ年末に、ダムカード集めに興じるのは僕くらいのものかと思ってましたが、変人仲間はいるものですね

なんだか嬉しくなったところで、再び出発!
ここから、前日に行きそびれた熊野本宮大社に向かったわけですが
チョイスした道は、K229。
(チョイスというか、七川ダムから熊野本宮に向かうオンロードの道はこれしかなさそう)
・・・この道が、つらかったのなんの

今回の旅一番の苦行だったといっても過言ではないです。
非常に細く、荒れ放題。熊注意

しかも、雨上がりでドロドロ。
さらに、大中小、様々な岩が転がっている。もはやセミダート。
そしてなんと、約50km、延々と続く・・・
つらかったです、ホント・・・
できることなら避けたかったけど、地図でみてもここまで荒れた道かどうかはわからないので、なんとも。
心折れそうになりながらもどうにか抜け、R168に入ったら一転快適な道に

つらい道を走り続けた後だと、まるでオアシスのように感じました

(実際、オアシスには行ったことないですけどね笑)
熊野本宮大社に到着し、バイクを降りてみると・・・

ドロドロ!とても可哀想な有様に・・・


帰ったら、しっかり洗ってあげようと誓いました。
お昼時だったので、お店を探し・・・行き着いたのはここ。


熊野牛のすきやき定食と

薄皮まんじゅうとコーヒーのセット

どちらも、とっても美味でした

そして、お詣り!






お伊勢参りに続き、これで無事に熊野詣も完了


ここから、R311、K198、R424で紀伊半島を西まで横断!快走でした

『日本三大酷道』で有名な(悪名高い?)R425を走ってみようかとも思ったんですが、
K229で疲弊していたので、気持ち良い道を選びました。
南部(みなべ)で海沿いに出たら、R42を北上。
ちなみに東側の海沿い快走路と比べると、このあたりはイマイチでした。
しかし、R42から逸れて美浜町、K24のほうはとっても気持ちいい道




廃墟ではないけど、工場を発見!MT-09が映えます



もう少し進むと、真っ白な岩肌の白崎海岸。
もう夕方なので、夕日が当たってぬくもりのある色合いを見せてくれました


綺麗な夕陽と、飛んでいくカモメ・・・



このあたりの景色は、格別でした。



夕陽も、美しい。



コテージや、ダイビングの拠点などいろいろ揃っている、白崎海洋公園を散策。



本当に真っ白です。岩肌。


ここからの夕陽も、感動的だったなあ・・・




バイクのもとへ戻ると、お隣さんが。

日本一周、303日目

すごいです!メモでも持っていたら、「頑張ってください」とメッセージを残したかったところ。
鹿児島ナンバーでした。
さあ出発!なんだけれども、思ったより遅くなってしまった。。。
この日の宿泊場所は橋本。まだだいぶあります。
一番遠回りしなそうな道を、深く考えず選んで走ったわけですが、これがちょっと失敗

確かに遠回りではないものの、完全に山道で、クネクネしてるから見た目より遠い

R480に入ると、もう真っ暗。
自分のバイクのヘッドライトがなければ、完全な闇です

知らない土地で、完全な闇の中を一人で走る・・・とても心細い行程でした。
始めの道は、前方に車がいたものの、どうやら地元の方らしく、すこしずつみな脇道に入るか路肩に止まり、いなくなる・・・
ある程度進んだら、完全に一人になりました

だいぶ不安になってきて、
「ヘッドライトが故障して消えたらどうしよう」とか、
「冬のクマは腹減っているんじゃなかろうか」とか、
いろんなことを考えました。
そしてR371(龍神スカイラインの隣の道)に入るとすぐ・・・・
出た!シカ!!しかも2頭


子ジカだったのかな?サイズは小さ目で、2頭連なってピョンピョン跳ねながらのんきに歩いてました。
ぶつからなくてよかった・・・と思って数分後、またも。
出た!シカ!!今度も2頭


立て続けに4頭も出てくるとは、シカは夜行性なのかな・・・と思いました。
が、調べてみたら、主に『薄明薄暮性』、狩猟期は夜行性になるとのこと(by wikipedia)
それにしても、闇の中でうごめくいきものって、
怖いです。本能的に。
北海道の摩周湖でシカを見つけたときは、「わー!シカだーー!

感覚だったけど、このときはなんだかすごく怖かったですね・・・シカに襲われるってことは、ないと思うんですけどね。。
はしゃぐこともなく、ドキドキしながらやりすごし、逃げるように先に進みました

しばらく進むと、暗いのに加え、雨、さらには濃いキリまで出てきて・・・
ホントにまずいコンディションになってきました

慎重に走ると、何やら明るい建物が見えてきました。
こんな山奥で、そんなバカな

かの有名な、高野山金剛峯寺でした。

あと、夜の姿を撮りにくる人がけっこういるみたいで、車の出入りが少なからずありました。
僕が到着したまさにそのときは、門の正面にポツンと人が一人立っていたし。。。
両脇からライトが当てられて、キリも相まって異様な雰囲気を醸し出しています。

ちなみに写真がイマイチすぎるのは、募る不安感と寒さのせいです笑

サッと撮ってサッと出発しました。
R370で山を下り、橋本市街のほうへ。
結局、ルート洗濯のミスにより1.5時間くらいの心細いライドが続くことなってしまいました。
幸い無事に町に出られたけど、冬の夜は今後はもっと気を付けなきゃいけないなと実感

ホテルに着く少し前に、雨が強くなってきたけど、本降りになる前には到着

近くにめぼしいお店がなかったので、この日の夕飯は餃子の王将となりました。
(実は王将に入ったのは初めて。かなりおいしいですね

次の日のルートを考えながら、就寝。
道の辛さにおいては、この日が一番でした。