乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査 -17ページ目

乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

陥没乳頭は、真性と仮性のものがあります。

仮性の陥没乳頭は、授乳期になると乳頭の固い組織が柔らかくなって、授乳のときに吸ってもらうと良くなることが多いようです。

したがって、このような場合は、形にたいするコンプレックスがあっても手術などはしない方が良いかと考えます。

手術した組織は、瘢痕といってより固い組織になります。

手術したことで、かえって乳頭部分が固くなり授乳をさまたげると困りますよね。

また、乳頭は乳管という母乳の通り道が10~15本くらい集まっています。

手術でこの乳管を傷つけると、母乳は出なくなります。

慎重に考えてください。

真性の陥没乳頭は、乳管の形成不全があります。

治療は、形成外科で行います。

授乳前であれば、健康保険診療になります。

しかし、手術しても再発する確率も高いようです。

経験の多い施設で相談してみましょう。


このクリニックで乳腺外来をはじめてから5か月です。

受診される目的や疾患は次のようになっています。

①乳がん検診や乳がん検診の精密検査

②しこりに気づいた

③乳房の痛み

④授乳中の乳房のいたみ

⑤乳頭からの分泌

⑥なんか心配


②しこりがあることで受診される方は、本当にしこりのある方と本当はしこりの無い方がいらっしゃいます。
自分ではしこり?と思ってもそうではないことも多いです。
しこりがあっても、のう胞という水のたまった袋状のものは注射器で吸引して無くなってしまうこともあります。
病気が疑われる場合は、針生検という検査を行って組織を採取し顕微鏡で診断をします。

③の痛みの症状で来院される方は、多いです。
そして、⑥なんか心配が混じっています。
痛いから、異常があるのかな?と不安になるのでしょうか。
病気のことは少ないです。
マンモグラフィと超音波検査を行って、検査所見をお見せして説明すると安心されるようです。

③痛みがあり②しこりを自覚されて来院される方で、多いのが乳腺炎です。
これは、授乳期と関係がなく発症しています。
乳腺内に膿瘍といって、膿が溜まった袋状のものができます。
がんでないことを診断して、切開し膿を出します。

④授乳期の乳房のはりや痛みの方も受診されます。
膿瘍をつくるような重症の方は少ないようです。
超音波検査で膿瘍の有無を診断して、必要があれば授乳中も内服できるお薬を処方します。
悪化して来院される方は、まだいません。

⑤乳頭分泌は両方からミルク様の分泌があれば、採血検査です。
片方からの分泌は分泌物の細胞診など精密検査を行って、慎重に診断する必要があります。


受診時の症状を簡単にまとめました。

症状があって受診される時の参考にしてください。



授乳期ではないのに乳腺炎にあることがあります。

慢性乳腺炎あるいは乳輪下膿瘍と呼ばれます。

乳輪の下や乳房の一部分にしこりがあり、痛みや押すと痛いなどの症状があります。

原因は、陥没乳頭などで乳管がつまることにより、化膿性炎症をおこし、膿瘍(膿が溜まる)が作られます。

溜まった膿は、乳腺の中を広がって、皮膚におよび瘻孔(膿の出る穴)をつくります。

上記のような症状があれば、乳腺外科に受診してください。

乳がんでないことを、マンモグラフィ、超音波検査、細胞診、細菌培養で調べます。

排膿(はいのう、膿を出す)して、抗生剤を内服して治療します。

感染を繰り返す場合は、炎症の原因となる乳管、腺葉、瘻孔の全体を取り除く必要があります。

炎症の範囲が広い場合は、大きく切除する必要があります。

また、陥没乳頭が原因を考えられる場合は、乳頭形成術が必要になります。