授乳していないのに乳腺炎になりますか? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

授乳期ではないのに乳腺炎にあることがあります。

慢性乳腺炎あるいは乳輪下膿瘍と呼ばれます。

乳輪の下や乳房の一部分にしこりがあり、痛みや押すと痛いなどの症状があります。

原因は、陥没乳頭などで乳管がつまることにより、化膿性炎症をおこし、膿瘍(膿が溜まる)が作られます。

溜まった膿は、乳腺の中を広がって、皮膚におよび瘻孔(膿の出る穴)をつくります。

上記のような症状があれば、乳腺外科に受診してください。

乳がんでないことを、マンモグラフィ、超音波検査、細胞診、細菌培養で調べます。

排膿(はいのう、膿を出す)して、抗生剤を内服して治療します。

感染を繰り返す場合は、炎症の原因となる乳管、腺葉、瘻孔の全体を取り除く必要があります。

炎症の範囲が広い場合は、大きく切除する必要があります。

また、陥没乳頭が原因を考えられる場合は、乳頭形成術が必要になります。