『検診で異常がないと言われたけれど、痛いので』と受診される方もいらっしゃいます。
医師の多くは、検査で異常がないと、痛いという症状を解決しないで終わるようです。
私も、大学病院に勤務していたときはそうでした。
教科書では、痛みは痛み止めかホルモン療法(ダナゾール内服)と書いています。
乳房の痛みにホルモン療法を行うことは、皆さま抵抗感があると思います。
私も、痛みのたびにホルモン療法をして、卵巣機能に影響しても困ると考えます。
ダナゾールは、血栓などの副作用もあります。
実際、乳房痛にホルモン療法を行っている医師もいないようです。
では、どのようにすればよいでしょうか?
当院では、お話をお聞きして、乳房の診察をして、それぞれの状態に対応しています。
皆さま、自分の乳腺の状態が分かると安心されるようです。
また、乳房の痛みは、自分だけではないということが分かると安心されるのかもしれません。
まずは、診察して乳房の状態を診ることが大切です。