なぜ乳房が痛いのか? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

乳房の痛み

このレディースセンターの乳腺外来では、乳房痛で受診される方が多いと感じています。

それまでは、私は、大きな病院で、主に乳がんを治療してきました。

痛いなどの症状では、あまり大学病院に予約をして受診されないのでしょう。

痛いだけで受診される方は、少なかったです。

しかも、せっかく診察を受けていただいても、乳がんでないと診断されると『なんでもないですよ』といって診察を終了していたように思います。

なぜ痛むのか?

『病気ではありませんよ』だけでは解決されない症状や不安があると気づきました。

乳房の痛みを訴える方は、多いです。

それが、乳房の痛みなのか、あるいは、胸にある心臓や肺、肋骨の痛み、肩こりや背中のこりからくる脇の痛みなど別の要因があるのか、判断が難しくて受診されることもあります。

まず、乳房の検査をして病気がないことを確認します。

心臓や肺からの症状が考えられる場合は、内科の診察をお勧めします。

肋骨などの体に痛みは、湿布などの治療を行います。

そのような病気が考えられない場合は、ホルモンの影響があります。

女性ホルモンのエストロゲンの変動によって乳房痛が起こります。

年齢に応じたホルモン環境の変化があります。

また、性周期にあわせたホルモンの変動があります。

その影響で、乳腺は変化しています。

診察をして、その方のホルモンや乳腺の状態に応じた説明、対応方法をするように心がけています。