乳腺症や乳房痛の症状のある方は、カフェインの摂取を控えることをお勧めします。
そのほかにも、女性の健康にとってカフェインの取りすぎはよくないようです。
まず、カフェインはカルシウムの吸収を抑制することがわかっています。
それは、つぎのような作用によります。
カフェインは利尿作用があります。
カフェインをとると尿が通常より出るようになるということです。
カフェインは、交感神経に興奮様作用を引き起こします。
その作用の結果、腎臓の血管が拡張して、血液から老廃物と水分をろ過する『糸球体濾過量 (GFR) 』が増大します。
そのあと尿細管というところで水分を吸収して体内水分量を調節していますが、その水分の再吸収を抑制して利尿作用を現わします。
また膀胱の括約筋に取り付いてその作用を抑制しているアデノシンの働きをカフェインが妨害するようです。
尿はある程度まで膀胱にためてから尿意を起こして排尿を促します。
そのために、括約筋の興奮を抑制する必要があります。
カフェインは、その働きを止めてしまうため、頻尿になるということです。
トイレが近くなるという状態です。
頻尿になると、尿とともにカルシウムも失われてしまいます。
その結果、骨吸収が減少します。
頻尿でお困りの女性も多いようです。
カフェインの過剰摂取は、乳房痛、頻尿、骨粗鬆症、その結果の関節痛に悪影響があるようです。
お気をつけてくださいませ。