センチネルリンパ節生検が勧められない場合は? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

前に、センチネルリンパ節生検の米国臨床腫瘍学会(ASCO)のガイドラインが変更されたことをお伝えしました。

その続きになります。

センチネルリンパ節生検は、臨床的に腋窩リンパ節に転移を認めない時に行われます。

しかし、次の場合はセンチネルリンパ節生検が推奨されません。

腫瘤の大きさが5cmを超える場合

腫瘤が皮膚に広がっている場合

炎症性乳がん(皮膚のリンパ管内にがんが入り込んでいる)の場合

非浸潤性乳管癌で温存手術が予定されている場合

妊娠時

上記①、②、③は局所進行性乳がんです。

この場合は、腋窩廓清術がおこなわれます。

④は早期乳がんです。

この場合は、腋窩に関しては手術が行われません。