乳がんの腫瘍マーカーを測定して乳がんが発見できますか? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

人間ドックなどでは、乳がん関連の腫瘍マーカーを、採血検査して調べることもあるようです。

腫瘍マーカーで、乳がんを発見することはできません。

腫瘍マーカーは、再発乳がんで治療効果をみるために測定します。

早期乳がんでは、上昇しません。

測定結果も不安定な場合もありますから、一回の上昇で判断することも難しい場合もあります。

検診施設では、採血するだけの簡単な検査で、高額なオプション料金を得ることができるため、商品にしています。

受検者のことを考えて検査しているのかは、非常に疑問です。

よく考えて、判断してください。

腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくる物質、または、がん細胞に反応して正常細胞がつくる物質のことで、血液や体液などの中に含まれています。血液を検査して、その物質がどのくらい存在するかをみて、体内にがんがあるかどうかを推測したり、治療の効果が出ているかどうかを判断したりします。