Q24:乳がんの手術をうけました。検診はどのように受ければよいですか? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

A24:

乳がんは、治療後に再発しない方も多くいらっしゃいます。

手術後、何十年も経過して、もう通院していない方もいらっしゃると思います。

引っ越して、治療した病院から離れてしまうと、定期的な通院も難しいでしょう。

乳がんで片側の治療を行うと、もう一方の乳房も乳がんのリスクが高くなります。

1年1回は、マンモグラフィ検査と診察を受けていただくことをお勧めします。


原則的には、術後2年間は3か月ごとの診察をします。

その後は、ホルモン治療をしない場合は6か月ごと10年間の経過観察です。

私は、検診施設でマンモグラフィの診断を行っています。

一般の方の検診マンモグラフィといっしょに、手術後の方の読影もしています。

そのように、治療を受けた病院で検査をしないで、乳がん検診をされている方もいらっしゃいます。

それもよろしいかと考えます。

東京都では、『医療連携手帳』というものを手術後の方に渡しています。

これに『治療開始時の診断と治療内容』を記載しています。

さらに、その後の治療や経過観察の内容も記載していきます。

患者さんが自分で持っている自分のカルテのようなものです。

それを色々な病院や医院での診療に役立てています。

診療情報を医療機関どうしで共有することは、とても大切だと考えます。

今後、治療を受けられる方は、ご自分の病気の診断や治療の記録を医師に記載してもらって、自分のカルテを持つことが望ましいと考えます。