乳がん検診というとマンモグラフィが思い浮かびますよね。
それほど、マンモグラフィは浸透しているようです。
そして、マンモグラフィは痛いというイメージも強いようです。
『乳がん検診は、受けてみたいけれど、痛いのは嫌だな。』
そう思われて検診を受けない方も多いのではないでしょうか。
マンモグラフィは簡単に説明しますと、透明な2枚の板の間に乳房をはさんで、平らに伸ばしてレントゲン写真を撮る検査です。
圧迫するのはなぜか?
乳腺の厚みを均一にする
乳腺の重なりのむらを少なくする
放射線線量を少なくする(厚さが1cm薄くなると線量は50%減少する)
身体が動くことで生じる画像のブレを防ぐ
乳腺・石灰化・腫瘤のコントラストをつける
このように乳房の圧迫によるキレイな画像は、正確な診断のために必要です。
では、どの程度の圧迫をすれば良いでしょうか?
適正な圧迫とは?
乳房組織が板の間でピンとなるまで圧迫する
検査を受ける人が、ガマンできる範囲で圧迫する
この『ガマンできる範囲』ということが大切です。
技師さんは、検査を受ける方を気づかいながら圧迫していきます。
痛い場合は、その前までの圧迫で撮影します。
緊張しないで、思いを伝えてください。
がまんしなくてもイイですよ。
インターネットで『マンモグラフィ+痛い』で検索してみました。
2009年くらいまでの書き込みが多いようです。
それから約5年たちました。
撮影機械や技術は、日々進歩しています。
現在も検査による痛みはあるでしょうが、
ネットに書き込むくらいの辛さは少なくなったのかなと思います。
マンモグラフィでどうしても苦手な方は、乳房超音波検査もあります。
超音波検査では検出の難しい石灰化でみつかる乳がんもあります。
その場合は、超音波検査も万全ではありません。
検診のときに相談してみましょう。