Q23:マンモグラフィは痛いと聞いたので、乳がん検診が受けられません。どうすればいいですか? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

A23:

乳がん検診というとマンモグラフィが思い浮かびますよね。

それほど、マンモグラフィ浸透しているようです。

そして、マンモグラフィは痛いというイメージも強いようです。

乳がん検診は、受けてみたいけれど、痛いのは嫌だな。』

そう思われて検診を受けない方も多いのではないでしょうか。

マンモグラフィは簡単に説明しますと、透明な2枚の板の間に乳房をはさんで、平らに伸ばしてレントゲン写真を撮る検査です。

圧迫するのはなぜか?

乳腺の厚みを均一にする

乳腺の重なりのむらを少なくする

放射線線量を少なくする(厚さが1cm薄くなると線量は50%減少する)

身体が動くことで生じる画像のブレを防ぐ

乳腺・石灰化・腫瘤のコントラストをつける

このように乳房の圧迫によるキレイな画像は、正確な診断のために必要です。


では、どの程度の圧迫をすれば良いでしょうか?

適正な圧迫とは?

乳房組織が板の間でピンとなるまで圧迫する

検査を受ける人が、ガマンできる範囲で圧迫する

この『ガマンできる範囲』ということが大切です。

技師さんは、検査を受ける方を気づかいながら圧迫していきます。

痛い場合は、その前までの圧迫で撮影します。

緊張しないで、思いを伝えてください

がまんしなくてもイイですよ



インターネットで『マンモグラフィ+痛い』で検索してみました。

2009年くらいまでの書き込みが多いようです。

それから約5年たちました。

撮影機械や技術は、日々進歩しています。

現在も検査による痛みはあるでしょうが、

ネットに書き込むくらいの辛さは少なくなった
のかなと思います。

マンモグラフィでどうしても苦手な方は、乳房超音波検査もあります。

超音波検査では検出の難しい石灰化でみつかる乳がんもあります。

その場合は、超音波検査も万全ではありません

検診のときに相談してみましょう