古いパソコンの再利用 | パソコン修理のIMS-NETのブログ

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Windows XPのマシンが遅いので何とかしてほしいと持ち込まれました。

自作機でPentium4 2.4GHz、メモリ1GB、ハードディスク Western Digital の320GB IDE接続、マザーボードはAsus P4i65G 当時としては最速に近いマシンでしたが、調査した結果ハードディスクの Ultra DMA CRC Error Count でWarningが発生していることが判明。原因としては、ケーブルの破損、コネクタの接触不良、ハードディスクのコントロールチップの誤動作、電力不足等によるデータ読み込みの遅延と思われます。パーツ類も古いことから、使えるものはそのまま生かして最新のパーツに交換することになりました。


再利用できるものは、ケース、USBインターフェースボード

交換するパーツは、マザーボード、CPU、メモリ、HDD、電源、DVDドライブ等です。


早速、必要なパーツを仕入れて組み立てます。マザーボードはAsus B75 M-PLUS 、CPUはCori5 3470 3.2GHz、メモリ8GB、ハードディスクは信頼性の高いHGSTの1TB、電源は420W、LGのDVDスーパーマルチドライブを使用します。CPUの型番によってCPUソケットの形状が違いますので、注意が必要です。


最初に、マザーボードにCPU、CPUファン、メモリを取り付けてケースに収めます。CPUとCPUファンの間にグリスを塗りますが、熱暴走を考慮して熱伝導率の高いArctic Silver社の銀入りグリスを使いました。

次にハードディスク、DVDドライブ、電源を取り付けます。最後に各パーツ類からの配線をマザーボードに接続します。今回は仕事で使われるとのことでしたので、グラフィックボードはマザーボード内臓の物を利用することにしました。


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取り付けるときの注意点ですが、絶対に電源を入れたままでパーツを付けないことです。コンデンサなどの帯電を防ぐため、コンセントからコードを抜いた状態で各パーツを去りつけ、最後に電源からのコネクタをマザーボードに接続します。

全てのパーツを取り付け終わったら、電源を入れてBIOSの起動を確認します。緊張する一瞬ですが、問題なくBIOSが表示されました。


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次に、BIOSを確認します。ハードディスクを認識しているか、メモリの容量は規定どうりか、CPUの温度は正常か等を確認して、OS(仕事ではWindows8はまだ使えないためWindows7に決定)をインストールします。その後、ドライバとOffice2010及びセキュリティソフトその他のソフトをインストールします。


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