我が家にゴ―ヤがやってきた
といって「お久しぶりー」とやって来た訳ではない
私が近所のスーパーで買ってきたのである
ゴ―ヤと豚三枚肉のピーナッツオイル炒め
ゴ―ヤは種をとり泡盛に浸す
豚の三枚肉を一口大に切る
ピーナツオイルで炒め
火を止める前に醤油を掛けて出来あがりである
全くシンプルであるが
これが美味い!
人間とは不思議である
ゴ―ヤは数少ない苦手な食べ物の一つであった
ある日の地方営業でのことである
美術画廊の人と沖縄料理店に入った
オリオンビールを注文するとゴ―ヤが通しでついてきてしまった
「ここのゴ―ヤが最高なんです」
嬉しそうに私に薦めてきた
「はー」
気のない返事をしたが食べない訳にはいかない
彼はバイヤーである
私の絵の仕入れ担当である
恐る恐る口にした・・
「美味い!」私の開口一番であった
それ以来自らスーパーでゴ―ヤを買い料理するまでになった
人間とは不思議である
苦手が好物になる
ならば何時の日か
私の下手な絵もファンで一杯になるのだろうか
それまで頑張って酒を飲もう・・?
いや、絵を描こうだった・・龍
