シシャモの南蛮漬け | 版画家・君島龍輝 オフィシャルブログ☆たっちゃんの今日は何食べる?☆

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私が各地で出会った美味しくて不思議な一品をご紹介。さーて今日は何を食べようかな。

             シシャモの南蛮漬け

    版画家・君島龍輝 オフィシャルブログ☆たっちゃんの今日は何食べる?☆-シシャモの南蛮漬け


シシャモは「し」の字に似ているところから名前が付いたと聞いたことが有る。


また、アイヌ人の伝説に拠れば飢えに苦しんでいたアイヌ人を哀れんだ神が


柳の葉を流したところそれがシシャモになったという。




それはさて置き美味い魚である事は確かである。


私の好みはメスの子持ちシシャモよりオスが良いのだが・・


どうも意見が割れる様である。




何故かと理由を聞かれた事が有る。


即座に答えた事は「卵が喉に絡むのが好きでない」と口走ってしまった。


友人との話題はそこで途切れ数日が経った。




ある日その友人と居酒屋に行く事となった。


「お!シシャモの南蛮漬けが有るじゃないか」


好物である。




私はヌカ漬けとシシャモを注文してから店外で電話を掛けてきた。


「お!ビールが来てるぞ」


「お!ゴメンネ、ゴメンネー」栃木弁である。




そしてお待ちかねのシシャモの南蛮漬けがやってきた。


・・・? 一口食べて? ・・・二口食べても?


「なんか変?」本当に変である。


何処がと聞かれても言えないがとにかく変である。




「お!そうだ、お前がいないとき特別注文にしといたぞ、感謝しろよ」


「・・・何を?」


「もちろん、シシャモの卵を抜いて貰いました。お礼は良いから」


「はー?」




な、なんと!オスのシシャモでは無く、メスの子持ちシシャモから卵を抜いてあるのだった。


確かに一見オスにみえる、しかし貧相である。


そして・・・先日の会話を思い出した。





これは親切なのだろうか?


それとも・・・? 


全く不思議な味でした・・龍