何故か親しみを感じてしまう
冬枯れの小道を一人歩いていても 何故か心は温かい
空のせいであろうか
木々たちはこれから降る雪を迎える為に衣装を落とす
銀のステージが待っているからだ
冬仕度を調え静かに空を見る
蒔きも十分ある
パンもチーズもベーコンも 勿論 ワインは忘れはしない
チムニーから煙が見える 冬の空に絵を描くように
疲れた足が蘇る まるで魔法のようにだ
もうすぐ丸木の戸が見える
使い馴染んだワインオープナー いったい 何本のボトルに生命を与えたのだろう
遥か遠い伊太利亜の地より我が元に・・・
「ゴン、ゴン」重圧な木の戸を叩く
扉が開く 友はニッコリ笑い手を差し出した
再開の握手である
愉快であった
何故なら私の左手には土産のボルドーを握りしめていた
そして彼の左手にはオープナーだった
冬の空はとても愉快であった
そして・・・
二人の友情に星空を贈った
絵・文 君島龍輝

