めちゃくちゃ面白かったので、見た記録を残します。
模範刑事(모범형사)
カン・ドチャン:ソン・ヒョンジュ(손현주)
オ・ジヒョク:チャン・スンジョ(장승조)
オ・ジョンテ:オ・ジョンセ(오정세)
ユン・ジョンソク:チ・スンヒョン(지승현)
チン・ソギョン:イ・エリヤ(이엘리야)
本当に魅力的で印象に残るキャラばかりなので網羅したいところですが、キリがないのでメインのみ!
元々は、スンジョさん(以下すん様)目当てで見始めました。ミュ俳優として、結構好きなお方なので!
主演のドラマだということと、タイトルを覚えていたことが幸いでした。たまたま衛星劇場を契約中で、たまたま放映を知り、更に金曜の夜だったので、ほぼリアルタイムで視聴することができました。
ミュージカルはよく見ますが、ドラマにはあまり耐性がなく。韓国ドラマは1話が長いし、見続けることができるか、かなり不安だったのですが、1話目からもっていかれましたー!
おもしろい……というか、あっという間に時が過ぎていく……!
テンポが良いのか、見せ方や話の流れが上手いのか、世界観やノリに馴染めてなくて、ん?え?誰??とあわあわしててても、思わず見入ってしまう派手なシーンが入ったり、映し出される韓国の街並みに目を奪われたりしているうちに、本当にあっという間に1時間が終わっていました。
これ、ぜんぜん、見ていられる……
刑事ものだけどサスペンスというわけではなく。(サスペンスは苦手)
恋愛要素どころか女子キャラ僅少で(特に序盤は)野郎天国なキャラ構成。
イケメン枠を担っているのがすん様で、刑事チームはリアルなご面相の殿方ばかり。
内容も硬派でチャラついたところがない。
……この辺が、私的にしっくりきたポイントだったと思います。
恋愛要素がほんの味付け程度なの、本当にありがたい……女子キャラも美人枠はチン記者だけだし、彼女のキャラもビジュアルも、全然嫌いじゃなかったのは良かったです。
とにかく毎回、見るのが楽しかったです。
時計チラチラ確認しながら見てましたけど、つまらないからじゃなくて、あと何分、このお楽しみが続くのか、それを確認するために見てました。
とはいえ。
面白くて引き込まれはするのですが…… 誰
というのがめちゃくちゃ多くて!
やはり韓国名はキャラが多いと混乱します。
刑事モノで、真相を解き明かしていく系の話なので、その場にいない人の名前(犯人・被害者・関係者等々)が会話中にバンバン出てくるんですよね。そのたびに「えぇと……死刑囚?」「あぁ?? あの序盤に出てた人、か?」「うーーーーんと、怖いヒト!?」って変換かかっちゃって。変換できればまだいい方で「誰!!!」と分からないまま先に進んでしまうことも多々。更に、検察やら政界やらの繋がりがキーポイントになると、「誰かぁぁ!!!関係図と説明をーー!!」とお手上げ状態。
それでも、面白いんです。
目が離せないんです。
1話目は、1話完結かと思って見てました。
日本のドラマって、そんな感じじゃないですか。1話完結がゆるく繋がって、最終話に至る構成。
そのつもりで見てたのに……終わらない。
めちゃくちゃ良いところで、エンディング入る。
これ、大河形式かー! 16話かけて、ひとつの出来事を追いかけていくのかー!
しかも、前半はどんどんどんどん、話が広がっていく。
……いやもう、脚本すごい。これだけの話を広げて、そしてきちんと回収していく構成力、すごい。他の韓国ドラマよく知らないけど、みんなこんな調子なのだとしたら、本当にエンタメ大国だわ……
すん様目当てで見始めたドラマですが、もう、普通におもしろくて、完全にワクワクな茶の間モード。
「面白い」を訴えたいけど、「面白いんです」しか言えないー! この人が好きでね!みたいな訴求ができないー……と、ずっと思ってきたのですが。
終盤にきて、ユン部長、キました……。
メガネ部長……!!
良い……!!!
茶の間の気持ちで見てたところに、ヲタク心を刺激してくるキャラクター出た!
えええええ、別に今まで全然興味なかったのに……!
微細な表情がグッときます。ポーカーフェイスなのに、こめかみとか、喉ぼとけとか、頬の筋肉とか、そういうところをほんっの少し動かすだけで、心情の動きを伝えてくるのすごいし、キュンとする……メガネキャラめ……!!
メガネ部長を語りたいので、どなたか見てください、そして私と語ってくださいとしか言えないのがもどかしい……!!(ネタバレ回避)
とりあえず、15話は神回……
……話題を戻して、作品の全体像について。
全体の流れの中で、それぞれのキャラクターの扱いが優しいな……と思いました。
主役のドチャンを初め、署長さんも、聴聞官のサンミも、妹のウニさんも、娘のウネちゃんも、みんななんとなく腐りかけてるところから始まってるじゃないですか。それが話が進んで、正しいモノが見えてくるにつれ、腐りかけてる人々が息を吹き返していくんですよね。それが見ていて気持ちよかったです。あ、メガネ部長もこっちのチームかな? すん様のジヒョクも、腐っていたわけではないけれど、こっちの気はあるか。
そして、悪いヤツはちゃんとそれなりのオチが待っているというのも、見ていてすっきり。まさに因果応報。
徹頭徹尾悪役のオ・ジョンテのオチも、まさに因果応報で震えました。上手い……(これが限界のネタバレ回避)(ジョンテが悪役であることはもはやネタバレではない)
そんなこんなで、脚本・構成は完璧とは思うのですが、細部にツッコミどころがちょこちょこあるような気がしてならない……
これは気のせいとか文化の違いとか国の違いのせいでしょうか。
真面目なところでは、死刑囚とあんなに簡単に面談できるものなのかしら……とか。
真面目じゃないところでは、結構グッッッサリ刺されてるのに回復早いな!とか。
なんちゃって盲腸も、いいのか、ソレwww
あと、序盤のロケ時期が厳冬期だったのか、皆さん、みっちみちに詰まったダウン着てたり、鼻のアタマ赤かったりして、あああああ韓国あるあるだなー!と思いました。
以下、各キャラについて。ネタバレ回避しきれてないのでご注意ください。
ドチャンさん。
ザッツ主役。味のあるおじさん刑事。人情刑事……というと、少しニュアンス違う気もする。主役すぎて普通に良いとしか言いようがない。終盤になるにつれ、顔つきが変わっていくように感じました。
ウネちゃんとの関係は、ちょっと、バルジャンとコゼット(>レミゼ)を彷彿とするな……と思いました。ウネちゃんの結婚式で手をつなぐドチャンさん見たい。
すん様ジヒョク。
(以下若干のネタバレあります)
もっと本筋にガッツリ絡んでくるのかと思ってました。
過去シーンが意味ありげに挿入されたり、ジョンテと従兄弟だったり、超お金持ちだったり……彼の少年期の事件と今回の事件が絡みあうのかな、と思ったんですけど。確かに小さいところは色々と現在進行形の事件と絡み合ってはきてたけど。
あるいは、パート2の作成を見越しての思わせ設定??(日本だったら絶対ソレ)
もっと弱いところ見せてほしかったな……あ、お酒が弱いシーンは見せてもらったけど(カワイイ)
体育会系のドチャンと、頭脳系のジヒョクってペアだから、役割は果たしているんでしょうけど……。
やっぱり消化しきれてない気がするので、次は彼主役で是非パート2を。
ジョンテ。
わるもの。すごいわるもの。サイコパス……というか、ドSなのか。こんな社長のいる会社ヤだ。
ところで、この記事書くにあたって中の人のオ・ジョンセさんのお名前で検索とかもしたんですけど、組み合わせワードに「大泉洋」って出てきて吹いた。よかった、全編見終わった後で(にてるwww)
メガネ部長ことジョンソク。
いやほんと、ずっと興味ないというか、メガネキャラあざとい……て思いながら見ててごめんなさい。尊かった。
このドラマ見たら心得のある(何の)女子は7割方メガネ部長に反応するんじゃないかと思ってざっくりツイッター検索したけど、むしろわるもののジョンテばっかりヒットして、何故だ……ってなりました(著名な俳優さんでいらっしゃったんですね!) きっとみんなメガネ部長のことは鍵アカで盛り上がってるんだな……(ナニソレ)
チン記者&ユン・サンミ聴聞官。
女子ペア。サンミはイヤな人物だったのでずっと苦手だったけど、息吹き返してからはすごく心強いコマになってくれて。
更に、女子ペアが誕生する際の「貴女には同じDNAを感じる」というワードがすんっごく素敵で、大人の女性のそういう縁の結び方に共感と憧れを抱きました。カッコよすぎでしょ、このペア……!ちょっとしかシーンないけど! 一緒に飲むシーンとその後のシーン最高だわ……
チン記者ちゃんは、落ち着いてて安心して見ていられる女子キャラでした。
警察の方々。
同僚たち→班長→署長……と、じわじわ一丸となっていく様が心地よかったです。
特に同僚ちゃんたちが愛しい。更に、チームの末っ子のドンウクが良い子でカワイイ!! 彼の出番をひそかに楽しみにしてました。
わるもののナム班長は、見るたびに「顔……てか、髪形……」ってなってました。警察チームのビジュアル度のリアルさよ……
死刑囚デチョル&娘ウネ。
ウネが描いたデチョルの絵に号泣する。あれは卑怯。そして、死刑囚が一番優しい顔してるんだもん、もう……なんなんだよ……上手いよ……
ウネちゃんは、だんだんと人間として強くなっていく様が程よく描かれていたと思います。最初の頃は怯えて強がる野犬みたいだったのに。最後の方でも陰は残ってるけど、それでも、強く正しく、ちょっと優しく育ちました。ドチャンとウニさんのおかげだ……。
ウニさん。
アル中のしょーもない女性だけど、憎めない。ウネちゃんを疎んでみたり、寄り添ってみたり、それでも最終的に、なんとも不思議な友情のようなもので結ばれてるの、良かった。子と離されたウニさんと、親をなくしたウネちゃん……それが親子とはちょっと違った角度で結ばれるのね。この女子ペアも良き。
宣教師?パク・ゴノ。
序盤のイケメン。てゆか、作中一番のイケメンではなかろうか。1話での掴み担当は、もしかして彼か???
序盤はこの作品を視聴する上でのコツがまだ分かってなかったので、イケメンいるなー、1話目のゲストキャラかなー……と、分かりきらないまま進んでしまい、後々名前を出されるたびに「そんな重要人物だったのかい!」と履修不足に頭抱えました。
検察長?キム・ギデ。
めちゃくちゃ出てくる割には、立ち位置がまっったく分からなくて、物語理解の上でかなりネックになった人物。最後まで見てもやっぱりまだ分かってない。序盤に、この人とチン記者とのシーンを、興味なーい★って適当に流し見してたのが、完全にアダになりました。
メガネ部長の兄ジョンリョル。
弟とのごはんのシーン、あれ、立場とか肩書とかを抜きにした、血の通った「兄弟」のシーンだったんだろうな……あのシーン、印象に残ってる。この人も、息吹き返しチームの人だったんだと思うわ……。
以上で。
本当に、最初から最後まで、ストーリー理解するのに手が抜けない作品だと思います。
でも、ストーリー理解に躓いても、それでもなお、毎週わくわくしながら見られたドラマでした。
結末まで分かった状態で、また最初から再見したら、すごく色々理解できるような気がします。……どうしようかな、再見……覚悟と気合いるな……