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※あくまで個人の所感です

 

東京楽にギリギリ滑り込んできました。ナマで見ることができてよかったー!

 

こちら、新聞の何かの記事で存在を知って。

あらすじ読んで、あ、そっち方面のお話なんだ、興味興味、と公式確認して。

で、キャスト見てぶっ飛んだという滝汗 >東山よっくんとか、岡コージロさんとか……その内容でこのキャストなら絶対見るやつ!

最近、国内作品に対するアンテナ感度弱すぎていけません。存在知れてよかったー。

 

というわけで、久し振りに「これは観たい!」という純粋な動機で観に行きました。

手応えとしては「こういう作品をもっと観たいな」といったあたりで。

好き!!と言い切るのとはちょっと違う。

感動!!というわけでもない。

メッセージ性に共感!!というほど苦悩を共有する土壌は私には無い。

でも、居心地のよい世界観ではあるのです。この作品に対して、反感とか、苦手とか、そういう要素がないのかもしれません。脚本的にも、キャスト的にも、演技にも歌にも。

 

脚本的には1970年代のアメリカのゲイに対する差別が色濃く描かれていて。

それに対して、現代の視点を持つウェスというキャラクターがいたのは面白いし分かりやすいな!と思いました。そしてまたウェスにも、現代の人間としての生きづらさがあるわけで。この辺の絡み合いは、脚本として上手いな~と思いました。

 

パトリックのナンバーの中で、ゲイを「治す」というエピソードが語られてたと思うんですけど、それを聞いて演劇の「プライド」を思い出しました。(国内では見てないけど、韓国では2回観ました) 

プライドにも治療(の前のカウンセリング?)のシーンがあったし、一昔前のアメリカと現代のゲイ事情が交錯する作品という意味では今作と同じか……いや、手触りは全然違いますけど。プライドは1958年の話のようですね。今作より更に厳しい時代だったのか……今作でも相当厳しいのに悲しい

 

お話し的に、恋愛要素は味付け程度になっていたのも、私には好ましかったです。

多分、大事なのは「恋愛」じゃなくて「惹かれる気持ち」とか「リアルな人間との関わり合い」とか、そういうところだったんじゃないかな。ネットが主戦場の現代っ子のウェスには、そういうリアルな温度や湿度が大事だもんね。

 

キャストの皆様、基本的には適材適所だと思いました! 特に岡さまウィリー赤薔薇 当て書きかとwww

何より、歌唱面が全面的に安定していて、久々に安心して物語に向き合うことができました。すべてのミュに、これくらいの質を求めたい……真顔

演技も、雰囲気も、概ね違和感なく見ることができました。

 

とにかく、変な引っ掛かりがなかったのが良かったんですよね~。ミュなのに歌が……、とか、なんでコレをこのメンツで輸入上演した……とか、そういう変なことを考えずに見られたのが嬉しかったです。丁寧な興行だな~、と思えたのが嬉しい。(実際のところは知りませんけど)

 

 

キャラ&キャストつれづれ。

ウェス。

あらすじ読んで勝手にノンケキャラだと思ってたら、そもそもがゲイでしたウインク それは良い! ゲイコミュニティを受け入れていく過程だったり、同性に惹かれていく自分への戸惑いみたいな部分をショートカットできるのは良いですよね。描きたいのはそこじゃないってことなんだなぁ。

「現代」はコロナ禍の2022年なんですね。「現代」の描写は実際に上演される年代に合わせるのかな。途中で「病気には気を付けて」「この頃は病気がなくてよかった」ってセリフがあったけど、あれ、コロナのことかな……と思ったけど、10年後に云々言ってるのを聞いて、あ、AIDSのことか、と思い至りました。

 

パトリック。

小関くんの存在感というか、オーラというか、ミステリアスな風情が際立っていました。

お名前は「おじさまと猫」で存じ上げてて(そこw) 悪しからず思っておりましたので、抵抗なく拝見できたのですが、それでもどうしても、公式ツイでの売り込みすごかったよなぁ……という斜め視線が入ってしまって、あの際立つオーラを極力無視しようとしてしまいました(ワタシのバカ) 好みだったんだから、もっとちゃんと見ておけばよかったと、今になってちょっと悔やんでます。

やたらとミステリアスなので、何かすごい設定とか役割出てきそうだな……と思ってましたが、実は男娼でした、というオチ(?)でした。もう一声、なんかすごいの出てくるかと思った……それくらいのミステリアスオーラだったピンク薔薇

小柄で若干オネエ口調入るウェスと、ぐいぐいくる綺麗なパトリックというカップル、ゲイというよりむしろユリ……そういうの大好物……

 

バディ。

やたらと歌が上手い(そりゃ畠中さんなので) もう冒頭から「ああああありがとうございます、歌うまいー」と安心しちゃった。

 

フレディ&イネズ。

フレディの子がやたら綺麗なんですけどー!と思いながら見てたら、ドラァグクイーンの迫力―!! はじめましての若者がちゃんと上手いと嬉しい このお役、素とドラァグクイーンのメリハリ大事。

そんな息子をサポートしてあげてるイネズ母さん素敵。親にちゃんと愛されているフレディは、きっと負けずに強く生きていける……と思ったけど、そうでした、あの結末だったんでした悲しい

 

ヘンリ。

やたらと上手い。そして男前!!カッコイイ!

レズのねえさんてことでいいんだよね? その昔、NYのクリストファーストリートのゲイ書店(日本語のガイドブックにも載ってるパッと見は落ち着いた書店)を興味本位で徘徊したことあったんですけど、そのときに黒人の小柄な女性にすんごいガン見されて、その人を思い出しちゃいました>ヘンリ。

 

リチャード。

……は、ゲイなんですか、単に理解のある牧師さんなんですか?? 随分と強面な牧師さんだ。

SHUNさん懐かしいというか、リーダーと共演なんだぁぁぁぁ!と軽く胸アツ。

 

バーテンの大嶺さん。

……の控えめな佇まいが実はどツボでした。パトリックとの並びありましたっけ? あったような気がするな? 美しかっただろうな?

 

デール。

一番のお目当てといっても過言ではなかったのですが、それゆえ、私の中での色々な認識とデールというキャラクターに齟齬が生じて、一番違和感を覚えてしまったのもこちらでした。

挙動不審な風情を見ながら、なんだかスメルジャコフ(>カラマーゾフ)っぽいなぁぁぁぁと思っていたのですが、そういうお役を、東山よっくんが???と思ってしまうと、そこでひっかかる。

みんなに疎まれているけど、なんで???どうして????その理由が直感的に分からない。とりあえず、演じ手のよっくん属性を省いて、こういう間の悪い、空気の読めない、めんどうくさいタイプの身近な人を想像して……あ、そういうタイプか、それは確かに、あっち行ってて~~、て思うなぁ、と理解する。なんだ、この手間は。

よっくんにやっていただくお役……かなぁ。なんてったってガンガン踊れちゃってるしなぁ。あれだけ踊れればダンサー職に就けそうだよなぁ。

このお役、スメルジャコフ役者枠では。

 

ウィリー。

歌姫wwwwwwカラオケ 確かにwwwww

「私の若いころはー!」「また始まった」という流れも、イメージ通り爆  笑

岡ウィリー「わたしがアンジョルラスだった頃はー!」

みんな「また始まった」

よっくんデール「お、オレも、オレもアンジョルラ…

岡ウィリー「アンタはだまらっしゃい!!」

……みたいな寸劇が脳内で展開されまくりましたニヤニヤ

あと、バレエリュスがどうのこうの言ってましたけど、むしろ貴方がディアギレフでしたよね、なんならそこのよっくんがニジンスキーでしたよね、と、懐古厨炸裂。昔語りが始まるのは、ウィリーだけじゃなく私もでしたチーン

 

……感想書いているうちに、再見したくなっちゃいました真顔 舞台上にみんな滞留してるから、情報量多いんだろうな~。うっかりすると沼なんだろうな~~。

 

 

 

 

追記(2022/4/12)

その後、通常配信とディレクターズカット配信を1回ずつ視聴しちゃいました。

やはり、「どハマリはしないけど、なんともいえず気になる作品」です。

 

特にディレクターズカット、良かったです~。これは見てよかった!

画面からの情報量がめちゃくちゃ多かったです。

メインの人物を映しつつも背景に他の人を入れて、何をしながらどんな表情でメインの人の話を聞いているのかが分かるように編集されている。これは映像ならではですよね。色々と分かりやすくなってました。

おかげで、デールがみんなに鬱陶しがられている理由が、スッと入ってきました。

落ち着きないし、間が悪いし、空気読めないし。デールが出てくると、みんな面倒くさそうにしてるのもよく分かる。

ああ、いるなぁぁぁぁ、こういう人職場にいるなぁぁぁぁぁ、「分かってよ」と言われてもちょっとムリ……と思ってしまって、そう思ってるのが自分だけじゃないと分かると、自信をもって「ムリ」って思うようになっちゃうんだよな、ムリが大きくなっていくんだよな……等々、我が事として受け取れました。

 

あと、表情の捉え方が上手かった気がする。パトリックの表情良い……上手くないですか、小関くん……照れ

キャラとしてもやっぱり、パトリックの存在感好きです。綺麗系の男娼さん(ツボ) 綺麗系だけど一人称「俺」だし、煙草吸うし、凛としてる。きちんとした「意思」があっていいですよね。でも、あの過去。

……えええええ、やっぱりかなりツボなキャラクターなんだわ、だから配信リピる気になったのか……

 

今回、ちょっと、パトリックとデールのソロだけ、自分用に歌詞を書き起こしたので(それがやりたくてディレクターズカット課金する気になった)、余計に色々腑に落ちたのかもしれません。聞くだけ、読むだけじゃなくて、書くとぜんぜん違いますね。

パトリック、高級ホテルのバー出禁なんだ……そういう顧客層ってことなのかしら……うぉぉ……デレデレ

 

そして書きとったことで、倒置法表現多いな?と気が付きました。だからちょっと言ってることが頭に入ってきにくいのか、そもそもがあまり自然な会話表現じゃないのか……。

3回見ても未だにパトリックがウェスに苛立つ理由にピンときていないし、ウェスの現代人的な悩みや理想像にもピンときていない……なんだか哲学的で。

とりあえず、ミュの日本語歌詞は、できるだけ素直な順番で語ってください真顔

 

追記の最後に。

デールのネックレス、あれ絶対何か過去がありますよね。誰か大事な人……彼を大切にしてくれた人の思い出があそこにあるのかな、なんて思いました。

パトリックの過去と、デールのネックレスは妄想ポイントとみたニヤリ

 

あ、もひとつ!

舞台になってるニューオーリンズ(の、フレンチ・クォーター)の街並みを調べてみたら、当初イメージしてた雰囲気と全然違ってて、「窓からケツ見えて苦情きたんじゃないかと思った」とか、ラストの惨事の情景とかが想像しやすかったです。無機質な雑居ビルかと思ったら、低層階の趣のある建物の連なる街なんですね。映像か何かで表現してほしかったな~。

e+の字幕付き有料配信にて視聴。

贔屓度お高めのビョングンさん出演回をチョイス。字幕付きで見られるなら履修しますとも!

 

サンドゥル、アン・セハ、イム・チャンミン、イム・ビョングン、キム・ヒョンギュン、カン・ソンジン、キム・アソン、ファン・イゴン、キム・テムン、イ・ジヌ、キム・ドヘ

 

事前に作品について知っていたことといえば、炭鉱が舞台になっているらしいという、その程度。名前が横文字だから、英語圏の国のハナシなのね。日本語付いてくるので、予習は無しです。

 

これ、純粋に面白かったです。

何がどうしてe+さんがこれを配信したのか分かりませんけど(出演者の熱心なファンでもいたのか!?)良い仕事してくれました~。日本の有料配信の料金お高めだと思うけど、元取ったと思える面白さでした。

 

内容的には社会派作品。地味といえばとっても地味。アメリカの炭鉱労働者の権利獲得についてとか、人種差別についてとか、華やかさは皆無の世界観。

でも、劇作が上手い。時系列やエピソードがたまに交差するので、字幕が無かったら苦しい部分もあったと思いますけど、字幕があるのでその辺の絡め方の上手さがきちんと受信できる(ありがたい……)

テンポもよかったので、飽きずに見られました。……いや、ちょっと、二幕の後半あたりで愛が重かったりささやかなロマンス展開されるあたりは集中力途切れましたが(子供か!!←子供ってロマンスシーン退屈するよねー、レミゼ見てるお子さんたちの反応が顕著すぎて微笑んだことある)

 

で、まず、ライリーおじさんでひっかかったんですよ。

黒人設定なのか。

てことは、これ、黒人コミュニティの話なのか? いや、そういうわけでもないか。白人の中の黒人設定か。

人種差別描いてるのに、アジアの単一民族での上演、分かりにくいなー、てゆか、これ、「黒人役をその人種が演じていない!」って難癖つけられないのかしら……と心配しちゃいました。しちゃったんですけど。

 

……これ、韓国産ミュージカルだったんですね。

 

てっっきり、米国産のライセンス作品かと思いました。こういう題材を普通外国がミュ化するかー!?(元は映画だそうですけど。元ネタあったのならまだ分かる……)

韓国、自国史を上質な舞台作品に創り上げるの超上手いと思ってますけど、外国のネタまでこなしてしまうのもすごい……(感嘆の溜息)

 

これ、序盤からなんとなく、ベルばらなのかな……などと思ったりしてました。ビョングンさんのバジル、会社(体制)側に付くけど、これそのうち労働者(民衆)側に付いて闘うやつでしょ??と勘繰ってみたからなんですけどw(当たらずとも遠からずでした)

あるいは、レミゼだなぁ、と。

要するに、革命モノの質感。民衆が権利を勝ち取っていく話なので、そういう手触りなのも当然といえば当然なのかな。

 

後にe+さんの説明文読んで知ったんですけど、これ、「アンダードッグ」と同じ作演出&作曲の方々だそうで! 変化球投げてくるタイプの方なのかな。犬の擬人化(内容大真面目)とか炭鉱の坑夫とか……。アンダードッグはぐずぐずに公演中止になっちゃったけど、こちらは評価されてるようでよかったです。

 

 

以下、キャラ&キャスト。コメントある人だけ。

 

お目当ては前述の通り、びょんぐんバジル。

もう一声、華々しく寝返り返してくるかと思ったんですけど、そこまでじゃなかったw 彼が主役なら、もっと華々しかったでしょうね~。もしかして最後まで体制側なのかなぁ……とちょっとハラハラしましたけど、ジチョルさんが同役だし、それならば良い人に違いないと思ってました。←ジチョルさんの評価ww

 

ライリーおじさん。

いい人でいい人でいい人で…いい人すぎるでしょう!!

彼(聾者の黒人)と主人公のダニエル(白人)がどういう関係で一緒にいるのか、序盤はずっと分からなかったけど、なるほど、使用人で親代わりに育ててくれた人! このあたり、字幕が無かったら分からなかったところでしょうね~。

手話は世界共通なんでしたっけ? だとしたら「大丈夫」は覚えたよ……(調) あ、世界共通じゃないんだ! へえ!

あんまり上手いものだから、本当の聾者が演じてるのかしら……と思わなくもなかったですが、カテコで元気いっぱいに「ダニエール!」とぼっちゃまの名前呼びながら登場してきて、あああ!カテコまで上手い!て思っちゃいました!

 

ナタリー。

一途に愛に生きる人なのでしょうか。なんだかもう、愛が重かったです。こういうタイプはあまり得意ではない……。彼女の判断や行動で事態が悪化しているような気がする……。

この作品、会社で働いてる人なら、共感できるキャラが一人はいるような気がする。私はナタリーとは正反対で、バジルが近いかもしれない。もっと近いのは、ナタリーが偉い人の部屋の前でうろうろしてたのを突き出す下っ端かな~。

 

モリソンパパ。

一番カッコイイの、彼では。

 

エレナ。

ヒロインポジだけど恋愛に発展しなくていいわ~~って平和に眺めてたら、終盤に淡いロマンスに発展してて、いきなりどうした、恋愛要素入れなきゃダメって誰かに言われたのか!?と勘繰ったw まあ、あれくらいなら許容範囲だし、割と好きな娘さんでした。

 

フランク副委員。

地味においしいポジション。職場ではこういうポジションを目指したいw

 

以上。

見ごたえのある良作でした。字幕付き輸入がありえるなら、アイドルさん起用はありがたいのかもしれないと思っちゃいましたウインク

 

韓国で1回日本版初演を1回観覧。
日本版初演、2020初夏でしたっけ? 都内感染者100人程度でビビリちらかしていた時期。人のいない銀座とか思い出深いし、客席にもパーテーションあったりして、居心地良かったっけニヤリ
今回も感染急拡大する中での上演。配信無いのかな……って待ってましたけど、特に何事もなく開幕してしまったので、リアルで鑑賞してきました。
博品館の見えにくさったらないので、そういう意味でも配信希望だったんだ……けど、一席おきの席配置だったので、目の前に人がいなくて、それはそれは見晴らしよかったです。

ダブルキャストは染谷くんのサイラス希望で。割と昔からお名前知ってたお方なので。
あと、今ちゃんが親父役! お久しぶりー!

前回の日本初演版は「ほーーっ、こんなこと言ってたんだー、こんな展開だったんだー……写真のエピソードどんな!!!?」ってワーキャーしてるうちに終わった感じ。最終的に誰がどう終わるのか覚えてなかったです。今回やっっと、作品を味わえるところまできたかな……

あ、演出は前回と同じく、透明パネル付きなんですね。あれはあれで効果的なので、まあいいのかな。
三演があったら、真ん中のパネルだけで、他のシート取り払われればいいね……。

今回一番の感想は、もうほんと、カラマーゾフものにおける使用人て、韓ミュ……ていうか、大学路創作劇の申し子みたいなキャラなーーー!!!と。
今までの流れをどっかーんと変えて、モエ受信できる層を巻き込んで押し流していく力強さよニヤニヤ
今作も「じゃあ誰が親父を殺したんだ!?」と推理モノ(金持ちのドロドロ家庭劇スパイス)のノリで終盤まで来ておいて(今回途中でちと退屈した。オチ知ってるせいかな)、いきなり「ルークにいさん!!」と。え、なに、そっちーー!!?(どっちー!?)
……なんか流されるだけ流されて、なんでそんなに兄さんラヴたったのか、そういえば覚えてないけど……いいんだ、この「なんだっけー!?でもなんかすっげーからまあいいやー!」みたいなの大好きだから……
サイラス(スメルジャコフ)って大学路劇の万能調味料みたいなキャラなんじゃないかな……「ここでこのスメルジャコフを使うことで、味が決まります」みたいな。他のカラマーゾフもの知らんから、もしかしら全世界的に万能調味料なのかもしれんけど。
是非「ブラザーズ・カラマーゾフ」も輸入してください。ブルーレインはアリョーシャが家政婦にシフトして男性一人減ってるけど、こちらはグルーシェンカが省かれて、オールメールなので。……これ、おぎー得意なんじゃないかな、演出。見たいな……


キャラ&キャスト。
意外と印象に残ったのが、石井テオ。
カラマーゾフにおける長男=ドミトリー=テオって、未だかつてピンときたことなかったんですが、今回初めて「あ、分かる」と思えました。
荒っぽいダメな子……というのが標準仕様だと思うのですが、石井テオはダメな子要素の方が多いのかな。
でも、意外と、愛情深い。弟を庇ったり、恋人を庇ったり。
ダメンズだけど、どこかに「愛してもいいかな」と思える隙があって、ヘイドンが結局一緒に居続けるというのも、分かる気がした。
まったくノーマークだったので、逆に一番印象に残ったです。

染谷サイラス。
こちらは歌唱面で一番ホッとしたかもしれません。
全体的に、低音部になると声が通らなくて曲にかき消されて、何言ってるか聞き取れない方が多かったんですけど(やっぱり私の耳老化したー!)染谷サイラスだけは大丈夫でした。おおお……聞き取れる……
サイラスとしては定番路線で、これまた安心して拝見できました。
序盤から、動きやセリフが時々ぬめっとして不気味なところがあって、オチを知ってると「ををを…それな!」と嬉しくなりました。
悪魔な父親に一番似てしまったのが彼なのかな……って、この辺を語ろうと思ったんですけど、終盤のサイラスの情報量多すぎて、押し流されて、いろいろ忘れてる(老化!!!)
とりあえず、ルーク兄さん、最期に彼を抱いてあげることはできませんか、恵みの雨ポーズで。韓国オリジナル見たとき、そこがとても良かったので、あれをやらないのもったいない……
 

なお、後に舞台写真でもうお一人の伊藤サイラスさんを見ましたけど、サイラスらしからぬサイラスで(使用人枠は華奢な少年系が定番だと思ってた)(伊藤サイラス色々男っぽい)これは新しい可能性なのでは!?と前のめりになりました。見たかったなぁ……

今ちゃんジョン。
お久しぶりー!! お仕事拝見したのいつぶりだー!
パッと見がどうにも岡サマに似てる気がしてたんだけど、口を開いたら今ちゃんでした。声は歳とっても変わらないってホントだー。
で、声が割と若いし、それにつられて見た目も若く見えてくるので、これまた、親父枠のイメージからは逸脱。老獪ないやらしさというより、若くて暴力的ないやらしさだと思いました。

とりあえず、コメントがあるのはこれくらいで。
見たときは「わーーい!!」と思うんだけど、沈殿させて感想を確固たる自分のモノにするには、情報量多くて「あれっ?」てなってしまう、そんな作品のようです。
……いや、私の記憶域が相当劣化してきてるせいかもしれないんですけどね……これは真剣に悲しい事態……

キム・オッキュン:ソン・ウォングン (송원근)

ハン・ジョンフン:ユン・ソホ (윤소호)

高宗:パク・ヨンス (박영수)

イワン:キム・テハン (김태한)

 

無料配信で視聴。

贔屓筋からはヨンス高宗がエントリー。ありがとうありがとうそれだけでも大当たりだ、何より配信してくれて本当にありがとう!!! いくらでも課金するから全キャスト見せてーー!

 

というわけで、2016年以来の再演。

マドンクで韓ミュにはまり、続けてこれでとどめを刺されたと言っても過言ではない作品。

分からないなりにエモさを受信して、後にちょこちょこといろんな情報を仕入れて、内容理解の肉付けをしてきた作品。

それでもぜんぜん、足りてない。

メイン三人の正しい関係性を、セリフベースでいいから正確に知りたい。そこから自分なりに解釈していくから、まずは表面的に何を言ってるのか、きちんと知りたい。

 

そう。

韓ミュには「なんかわっかんねーけどすっげーーー!!!」と正攻法で殴ってくる作品もあるけど、「なんかわっかんねーけどエモいのは分かるから全情報くれぇぇぇぇ!!!」という作品もあるのだ!

なお、マドンクはそのコラボで、バニシングなんかは「なんかわっかんねーけどひたすらエモいのでそれで良しーー!!」だった……

 

メインの3人の関係性が見所だと思うんだけど、実はそこが一番よく分かってなかったりするというていたらく。

高宗→オッキュンが、かわいさ余って憎さ100万倍だというのは、まあ大体分かる。

オッキュン→高宗も、ああいう結果になっちゃってるけど、ちゃんと矢印保ち続けてるよね? 高宗ナンバーから小笠原のオッキュンに移るシーン、高宗追うように登場するオッキュンと、それを憎しげに振り返る高宗という図、美しい演出でした……

が、しかし、その他がよく分からんのです。

高宗がジョンフンに暗殺指示してるのは分かるとして、オッキュン死後のスナイパー・ジョンフンも、あれ、高宗の指示?????

オッキュンがジョンフンに撃たれてやるというのも、どうもピンときていない。そこをちゃんと自分なりに解釈したいので「何を語っているのか」を母国語でしっかり聞くか読むかしたいです。………………フランケンのビクターとアンリみたいなものですかい????? 君の夢の中で????

 

斯様な具合で、3人の矢印交錯物語だと思っていたのですが。

今回の配信で気付いてしまった……というか、私的にフォーカスが当たってしまった、和田くんとジョンユンさん。

べろべろに酔っぱらってるおっきゅん先生を引き留めようとするジョンユンと、それを離れたところで見つめてる和田くん、良いですね!(ところで今年もあれは「和田くん」という役名で正しいか?)

二人でチャンバラごっこしてるのも大変良いですね!!! 真っ先にリピートしたの、あのシーンでしたwww

2016当時は「和田”くん”と和田”さん”がいるww」と言われてて複数キャストそれぞれに味のあったお役ですけど、今回はシングルキャストでアンサンブルさんの枠のようですね。一途に真摯に先生を慕って、大切に護衛して、首(だよね?)抱きしめて、日本で供養している和田くん、めっちゃくちゃ良いです。なんだかすごく響きました。良き日本人として描かれててほんと、よかった。

ジョンユンはオッキュンの副官ポジということでよろしいでしょうか。前演の際も、楽の頃には気になるようになってたキャラです。今回は背も高いし顔もよろしいし、期待値大で見てました。

彼はむしろ、ジョンフンと共に行動するようになった、その経緯が気になりますね。オッキュン先生を殺した男を、どうやって受け入れたのか??? セリフで語られてるのかしら。めちゃくちゃ気になる……

 

オッキュンには和田くんが、ジョンフンにはジョンユンがいるのに、高宗の側にいるのはイワンなのかわいそうじゃん……

 

なお、これを書くに当たり、仕方ないので今年の役名である「ジョンフン」と呼んでますが、座りが悪くてしょうがないです。ジョンウとジョンフン、どっちかが偽名なんでしたっけ? 何故??

 

……とにかく、詳細を知りたい作品です。

正しく知って、正しくモエちぎりたい!

マドンクまでは行かずとも、デビルとかバニシンくらいの域には至りたい。

あと、キャストによっても見え方違うはずなので、ほんとにほんとにほんとーーに、有料配信してください。

個人的にはノユンくんのオッキュンがめちゃくちゃ見たいです!!!!

ぢぇぼむジョンウももう一度見たい。

狂うヨンビン高宗も見たいんじゃーーーー!!!

この念、海を越えて届け!!!!!

 

追記。

印象的なシーンを思い出したので自分メモ( ..)φ

高宗が撃たれた後、オッキュン・高宗・ジョンフン……と奥から一直線に並ぶ画を見て、ああ、この人たち、目指したものは同じだったのに……と切なくなったんですけど、この受信状況、正しいですかね?? ああ、ほんと、正しく知りたい……悲しい

 

 

おまけ

2016年にハマったときに、日韓ともに、オッキュンや高宗に所縁のありそうな場所を相当数回ったのですが(聖地巡礼趣味)杉並区の久我山稲荷神社のこの図が、和田くんが先生を供養してた時の背景と結構似てて、ちょっと感動したんですよね。まあ、小さい神社なんて大概こんな構図かもしれませんけど。

ソウルのゴーン聖地巡礼記事も書きたいなぁ……

見ることは見たけど、独立記事としてきっちり書くのはナニかがチガウ、けど、一言残したいインパクトはあった……という2本を、寸評として残す次第。お正月休み中に見ました。それにしてもこの2作品のタイトル並べるのはどうなのニヤニヤ

 

 

● ニジンスキー ~奇跡の舞神~ (宝塚 雪組 2011年)

 

韓ミュのニジンスキーを見た前後くらいに、へえ、ヅカでもニジンスキーネタやってたんだー、と、スカステで放映していたのを捕獲。観ずに消すのもなんだし、今度は韓ミュでディアギレフやるらしいし、まあ見ておくか……

 

見といてよかったですー! うわぁ!!

 

ディアギレフとニジンスキーがガチでした ええええ……好き。

ヅカで同性愛扱うのは「STUDIO 54」でチラリとあったのは知ってますけど(知ってるどころか撃ち抜かれて円盤買いましたわ)あれは味付け程度の扱いだったけど、こちらはメインの取り扱い。ディアギレフおじさん、ニジンスキーのことガチで愛してるじゃん、きゃあああああああラブ

 

また、緒月ディアギレフがよろしくて。早霧ニジンスキーとの体格差も完璧じゃないですか。同じ女性……いや、男役同士でこんなにバランスよく「おじ様と若いダンサー」の体格差が出せるのスゴイ。あれはモエる。

 

ニジンスキーものは韓ミュの他に、東山よっくん主演のものも過去に見ていますが、牧神の午後が一番性的に描かれてたのが、ヅカでの今作だったと思います。ああ、こりゃ確かに当時の観客ドン引きするわな……と、やっと理解したというか。そこをきちんと表現したのがヅカだったというのも攻めている滝汗

 

攻めてるといえば、ヅカの主役が気が狂ったまま終わるというのも攻めてますよね。

実験的に攻めた作品だったのかしら……いや、個人的には、こういうテイストの作品大好きですけど!!

 

なお、ニジンスキーものはどの作品見ても、ロモラが好きになれないんですよねえー ディアギレフおじさんの邪魔しないでー…

 

見ずに録画消さなくてよかったです、本当に! 

 

 

 

● シン る・ひま 『明治座で逆風に帆を張・る!!』

 

……もはやどれがタイトルかよく分からないw

フォロワ様に薦められ、年上組のキャストがなかなか良かったし、過去の阿弖流為モノがなかなか面白かった記憶があるので、配信を視聴。

 

今回もなかなか面白かったです。

十分面白いし、明治座埋めるくらいのスケールあるはずなのに、すごく内輪感があるというか。「この世界観を知ってる人向けの興行」って感じが強くて、この雰囲気もったいないな~、と思ってしまいました。あのチラシ見て、この内容は想像しないよね……初見さんは近付きにくい。でも、そういう雰囲気取っ払って、全方向向けの大作オリジナルミュ作品として興行したら、それはそれで、味わいが変わってしまうんだろうな~。

この内輪感、CLUB SEVENとか思い出しました。こういう雰囲気、日本の舞台興行の土壌に咲く花なのかな……

 

取り扱ってる平安~鎌倉あたりの時代背景も、私の基礎知識が戦国とか幕末よりは希薄で。

とはいえ、この辺りを題材にした小説をめっっちゃ面白く読んでたことあったよな、と途中から思い出し、浮かび上がる記憶と目の前で展開しているストーリーをすり合わせる作業が発生しました。そういえば、今年の大河もまさにこの辺か。

冒頭が説明調なので「む、ムリ」と脱落しそうになったのと、すべてのキャラを丁寧に描いているがための情報量が膨大で、ついて行くのが精一杯でした滝汗 スマホで相関図出したまま見てたわ(でも扮装がおかしいので分かりにくい…そういうとこやぞ……)

 

でも、キャラ一人一人が本当に魅力的! みんな良かった!

個人的に変な悲鳴出たのは、粟根さんの親父殿ですかね~~。さっっすが新感線、殺陣とかキレッキレじゃないですか! 見てて気持ち良い! 裏切りキャラも、ですよねーー!ニヤリ 大昔に(2002年頃?)「粟根さんの演じる親父殿」というキャラにめちゃくちゃハマってた過去があるので(>スサノオ)ちょっとヒーヒーものでしたよ。色々思い出すな、ホント。そして歳とらんな、この御方。

 

あと、ハトのイナゴ警報が妙に印象に残ってる……ラブラブ 

ハトに驚いて水鳥が一斉に飛び立ったってエピソードも、なるほど、ハトとの入れ替わり、その使い方!と思ったです。

 

総じて、キャラもお話も歌の上手さも、高値安定すぎて逆にで突出した感想が出てこないのが難点でもある……ような気もします。

クオリティは分かったので、気になる題材やキャストが出てきたときにはまた見てみたいです。が、劇場にまで足を運ぶかといえば、ちょっっと場違いすぎてそこはツライだろうな~~(と思わせる内輪感…)