お母さんへ 私達これでやっと本物の親子になれたね | 人生好転させ屋

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毒親育って、愛されて来ていない。手間暇、お金をかけてもらっていない。その経験から「どうせ愛されない・どうせ豊かになんかなれない」という疑いや信念を持ち、夢や希望を持てない、途中であきらめてしまう。そうした負の人生を好転させるブログ

当サロンではセラピーの卒業テストでもいうような『親越えの手紙』というものを任意で書いてもらっています。今日はその手紙を紹介させて頂きます。

 

1なぜセラピーを依頼しようと思われましたか?

宝石ブルー絶縁状態の父と仲直りしたかったから。

宝石ブルー自分の家族に八つ当たりして傷つけるのを止めたかったから。

宝石ブルー毒親本などで知識をつけても具体的な解決法がわからなかったので、カウンセリングを受けようかと考えていたとき、たまたま【毒親育ち卒業させ屋 みちこさん】のブログを読んで号泣し、押し込めてた感情が開放された感覚があったのでみちこさんにお願いしました。


2セラピー前、両親のことをどう思われていましたか?

宝石ブルー父との関係:怖い、嫌い、恨みがたくさんありました。

宝石ブルー母との関係:亡くなっていました。亡くなる前はよく世話をしてくれたり、仲はよかったですが、長く一緒にいると喧嘩もありましたし、気が合わないなと感じていました。亡くなったような気がせず、あまり母のことは考えないように?感じないようにしてきました。

 

 

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宝石ブルー仮名:二宮綾子(本人) 高志(夫) 龍司(長男) 真理(長女)

 

お母さんへ

お母さん、久しぶりです。

しばらく会えてないね、天国は快適ですか?
こうして手紙を書くのは初めてだね。


今日の手紙は、親不孝者と言われそうで怖さもあるけど、私が本来の私へと戻るために必要なのことなので勇気を出して書くことにしました。


ちょっと耳が痛いかもしれないけど、お母さんの重かった心の蓋が取れ、心が癒されるはずだから必ず最後まで読んでください。最後には痛みや苦しみから自由になれているはずだからね。


実は小さい頃、お母さんとの間で、悲しかったり、怖かったことがあったのだけど、かわいそうなお母さんを更に悲しませたくない、余計に嫌われたくない、また嫌われることへの恐怖もあって、心の奥底に仕舞って蓋をしていたことがたくさんありました。そして、それが大人の私も苦しめていたのです。


そういうわけで今まで言えなかったことを手紙にしました。


「言いたいけど言えない」この目の前の壁を乗り越えられて、自分の本当の気持ちを打ち明ける「勇気を出すことが出来て」初めて、私は小さな枠の中から抜け出せて、自由に自分らしく生きられるんだと感じています。


お母さんにショックを与えるかもと思うと、伝えることに心苦しさや罪悪感、強い抵抗も感じます。でも、この壁を壊せれば、お母さんの胸の中に何のわだかまりもなく飛び込んで行けると強く信じています。


お母さんにとっても、とても有益なことだし、それにお母さんは私がイメージしているほど弱くないはずなので勇気を出して伝えることにしました。


当時、高度経済成長期の中で核家族で、お父さんは昔気質で家事も子育てもお母さんに頼りきりだったから、一人で育児家事をがんばり育て上げてくれたこと感謝しています。おかげで無事に大きく育ちました。

 

今や2児の母親です。自分を癒せたおかげで今は子育てが本当に楽しくありがたくて、生み育ててくれたことに本当に感謝しています。


今も昔と似たような子育て環境だけど、お母さんが子育てをしていた時代は更に「どこかにに相談したり、協力し合ったり、頼ることも出来ず、また母親なら子育てが出来て当然と無理解を見せられて孤独で大変だったと思います」。お母さんは、一人で子供を産んで一人で子育てを頑張ってきたもんね、大変だったよね、ありがとう。

そんな中で小さな私が感じていたこと、それは、「私はお母さんから疎まれてる」「好かれてない」ということでした。
 

生まれてきたことを歓迎されてるとは思えなかった。そのせいで悲しくていつも寂しかった、なりよりすごく怖かった。


この世の終わりのような気がして、言葉にはなっていなかったけれども「私はいつお母さんから見捨てられ、捨てられるの?」と、生命の危機を感じとても怯えていてとっても怖がっていました。


これは記憶がないので憶測だけど、私が赤ちゃんのとき、家事やらで忙しくて泣いていてもすぐ抱っこしてくれず放置してなかった?そのせいか人を信用できず、不安が大きく、誰からもどうせ嫌われてると考えるようになった気がする。

 

また、お兄ちゃんばかり可愛がってる気がして寂しかった。お母さんも言ってたよね、いやな記憶としてよく覚えてるのは「本当は二人目(私)は産むつもりがなかった、あんたとは友達になりたくない(なれない)」。


私がふてくされて「よそのお母さんがよかった!」と言ったときに子供の気持ちを汲んで「嫌な思いをさせたんだね、ごめんね」などではなく「あそう、じゃあそこの子になれば?」と心が傷つくようなことをわざと言ったよね?


あと、私の見た目などについてけなす様な言い方「どうしてあんたはそうなっちゃったの?私はそんなことないのに、誰に似たのかね」など。


当時は黙って我慢してたけど、とても寂しくて悲しくて怖くて傷ついて腹が立ったんだよ。お母さん覚えてる?たぶん忘れてると思うけど、絶対に言っちゃいけないことだったんだよ。


そうした言葉は心に深く突き刺さるナイフのようなモノで、優秀な先生に出会い抜くのを手伝ってもらえないと一生その痛みに苦しみながら生きることになるんだよ。(子供はそうした危害から自分を守る術がない、腕力も言語能力も経験値も少ない。そのために傷つくことを免れず、ずっと苦しみ続ける羽目になる。by みちこ)

お母さん、「どうしてわざわざ子供が傷つくようなことを言ったりしたんだと思う?」そこにはちゃんと理由があるってこと知ってる?


自分がされた苦しみを誰かに押し付けることで人は自分の痛みや苦しみが軽減すると思うんだそうです。それを漢字で「腹癒せ」と書くんだと私のセラピストさんから教わりました。


私に何か「悪いところ」があったから、ああした仕打ちを受けなければならなかったわけではなく、お母さんの中に痛みや苦しみがあって、お母さんはそのことから楽になりたかったから私が傷つくような事を言ってしまったんだよ。やられたことはやるしかなかったんだよね。


お母さんは、やられたことをやることで自分はそのことに勝ったような、強くなれたような感覚を得たかったんだよ。そうした深層心理が働いていたんだよ。お母さんの性格や人格じゃなかったんだよ。


自分がされてきたことを「やらない」ってことは、やられたことが不必要なことだったって意味になるもんね。それは辛いよね。だからやってしまうんだって。負の連鎖って本当に憎いね。


私も子育てで癒されるまでは同じような状況になっていたからよく分かる。癒されるとね、そうしたモノは軽減して行っていつか消えるんだよ。


私はお母さんの前だけではなく、気づけばいつも、傷つけられたことを不服に思って、どこかいじけて、ダメな悪い綾子を演じていたよ。傷つけられるようなことがなければ、自分を好ましく思い、朗らかで、素直で、思いやりがあふれる、優しくて女の子らしいキラキラ輝いてる綾子だったはず。


あと、私はいつもお母さんのお下がりを着てたよね。可愛いブラジャーや下着を買ってくれなかったよね、女の子であることをよく思われてないのかなと感じてた。

 

私がおしゃれや服に興味がなかったり、男みたいにがさつに振る舞ってたのは、「こんな風なのは、お母さんあなたのせいだよ!」ってあてつけたかったからだよ。わざと女の子としては「オカシイ子」を演じていたんだよ。過去の自分と向き合うことで気づいたんだ、それは本当の私じゃなかったって。

 

お母さんもそうやって育ったんじゃないの?本当のお母さんはもっと違っていたんじゃないのかな?遠慮がちで地味な子だったんじゃない?でも、本当は朗らかで明るい子だったんじゃないかな?


我が家は代々、女性が疎まれて蔑ろにされてきた家系だと思う、その証拠におばあちゃんもお母さんも伯母さんもみんな背中が曲がってた、そして私も。

でもこれからは、私はもっと女性らしく胸を張って生きて行きます。みんなの分も女性であることを誇りに思って生きていきます。私は負けません。お母さんやおばあちゃんのお手本になります!


あと、本当は「家庭や私に対して」不満をたくさん抱えていて満足なんてしていなかったのに、外では世間体を気にして「満足している振り」や「いい親子」を演じていたよね。

 

でも、私を駄目な子、手のかかる子、などと見下していたでしょう。それに、私の前では、いろんな不満をあらわにして被害者ぶって愚痴ったり、泣いたり、内と外とで態度を変えていたよね。そういうのずるくて嫌いだった。でも、子供の私は事情がよく掴めていなかったから、お母さんの心配をしたし、本音も話せなかった。本当は私が泣きたかった。

 

これらは全部お母さんもされて来たことなんじゃないかな?きっと私と同じようなことを感じて過ごしていたはずだよ。


また、過剰にお世話されたり、心配ばかりされたのも嫌だった。そういうのを機能不全って言うんだよ。健全な大人のとる態度じゃなかったんだよ。


そのせいで子供が子供であることを犠牲にさせられ、ついに親という権力のある立場に手にした時に、子供の時に満たすことのできなかった「面倒をみてもらう必要がある人」としての権利を、親の特権として利用するようになるんだよ。


でも、そんなことをしても満たされなくてエンドレスだったはず。思い当たるでしょ?どれもこれも癒しが必要なことなんだよ。それは、大人のお母さんじゃなく、過去の小さいお母さんにね。お母さんが過去への扉を開けようとして初めてそれが可能になるんだよ。


自身の痛みと向き合い受け止めて行けば癒されて、そのことから解放されるの。お母さんは今この手紙でその癒しの作業をしているところなんだよ。

 

重い蓋の下に隠してあった痛みがどんどん浮上してきているでしょ?心が揺さぶられて体の中に押し込んでいたものを吐き出したいような心境になっていない?そうした痛みや苦しみの一つ一つを抱きしめて過去の自分を労わるんだよ。もう、痛みを抱えている自分を無視ししなくても良いんだよ。泣いたり悪態をついたりして楽になって良いんだよ。弱音は沢山はいた方が良いんだよ。


世の中に騙されて食品添加物をたくさん食べさせられたのも嫌だった。お父さんを酷いと文句ばかり言いつつ、自立心がなくて結局は我慢ばかりして頼ってる姿を見ているのも嫌だった、弱いふりをしていたのかな。私はお母さんを傷つけまいとこれ以上嫌われまいと、生きる為に小さいながらも全く子供らしく居られなかった。常に2人(父・母)の顔色をうかがい遠慮していた。


お母さんの精神的なお世話をしていた。もちろんそれは親から見たら何の役にも立っていなくても、精神的な労働を提供し続けていたって言うことではお世話をしていたと言えるんだよ。


お母さんも同じだったんじゃないかな?おばあちゃんの為に色んな我慢や心配をたくさんしたはずだけど報われなくて悲しい思いをしていたんじゃないかな?


ある程度大きくなってからはお父さんの愚痴ばかり聞かされて嫌でたまらなかった。聞きたくないというと「あんたは薄情、冷たい」と言われて嫌だった。

 

お母さん、私はカウンセラーじゃない、ましてや家庭を持つ大人でもなかった。子供相手に愚痴をこぼしていることの方がよっぽど理不尽で薄情で冷たいよ。


子供には愚痴を聞くなんて酷な労働だよ。近所のおばちゃんにだって「ただ」で何時間も何日も愚痴をこぼせる?聞いてもらったら、それなりのお礼はしなきゃ失礼でしょ?子供は嫌なことを強制させられても文句の言えない奴隷じゃないからね。近所のおばちゃんと同様に尊厳ってものがあるんだから尊重されてしかるべきだよ。


お母さんは、自分が子供の時にそうやって尊重されて来ていないから「子供はそれが当然」と勘違いさせられているんだよ。こんな負の連鎖を私は終わらせたいんだ。子供に引き継がせたくないから、負の連鎖を断ち切るためにこれを書かせてもらっているんだよ。お母さんにこうしたことを伝えるのはものすごく苦しい事なんだけど、もう本当に終わりにしたいの。


「小さなお母さんも尊重されたいと望んでいたはず」「そうされるのは当然だったんだよ」。私は小さいお母さんに「大切にされるのは当然のことなんだよ、あなたにもその価値があるんだよ」って疑いが晴れるまで何度もでも何度でも言ってあげる。

 


お父さんにいじめられてるお母さんばかり見ていて辛かったし怖かった。小さい頃は離婚してほしいと思っていたけど、結局してくれなかったよね。お金の問題もあったとは思うけど、お母さんの幸せそうな姿が見たかった。助けてあげられないことで変な罪悪感や無力感も感じさせられて苦しくって、辛かった。そのことからも楽になりたくて離婚を望んでいた。あとお父さんがいつも怒ってばかりいて怖かったのに、守って(離婚して)くれなかった、そんな風に感じていたんだよ。


お母さんは寂しかったから、わざといじけてお父さんを怒らせてるようにして、喧嘩を仕掛けてなかった?それで怒られたら安心してなかった?お父さんが関心を向けてくれないから、わざとそうしていたんだよね?もしくは自己否定の気持ちが強くて、お父さんから責められることで「ほらやっぱり私って駄目ね」と再確認してたのかな?


そうやって寂しさを紛らわせたり、わざと責められる環境に身をおいて再確認していたんじゃないかと思う。喧嘩がコミュニケーションツールになっていたよね、嫌なコミュニケーション方法だった。


素直になれないのって、子供時代に心がゆがめられている証拠だよ。素直な気持ちを拒絶された体験から傷つくことが怖くてそんな風にねじれたことをしてしまうんだよ。性格でも人格でもないんだよ、こうしたことを知らないでいるって大損だよね。


私自身も自分癒しが済むまでその夫婦関係を再現していたよ、私の場合男女逆だったけど、まさに負の連鎖だよ。こうやって先祖から遡ってお母さんも私もこういう夫婦関係を続けてきたんだよね、もっとはやく気づいて癒したかったね。


小さい頃に親の喧嘩(家庭内いじめ?)ばかり見させられて育つのは虐待なんだよ、そういう意味では私とお兄ちゃんは両親に虐待されていたと思う。お兄ちゃんからも私のせいじゃないのに、妬まれていじめられて辛かった。

 

お兄ちゃんはお兄ちゃんで色んなものを抱えていて、そのうっぷんを晴らそうとしていたんだろうけど、どれもこれも全て負の連鎖が原因なんだよね。切ないね。


お母さんには言えなかったけど、自信がなくかつ、ひねくれていたせいで小学校中学年から高校まで学校でもいじめられていて辛かった。一人で我慢して過ごしていたよ。逆に仲間外れや無視をしたりしていじめたこともある。申し訳ないことをしたよ。

 

そうした訳で家庭や学校に心休まる居場所がなかった。子供だったにも関わらずよく胃が痛んで心が疲弊していたよ。

「辛かったね、綾子。もうあなたは一人じゃないからね、おねぇちゃんがついてるよ」


あとお母さんは、自分の存在意義を見出すために、私に「駄目で出来ない子」という役割をさせていたよね?私は、お母さんに存在意義を見出してもらえるように、ちゃんと手間のかかる面倒くさがり屋で人に頼ってばかりの駄目な人の役割を果たしていたよ。でも、そして、その内に本当の自分がどんな自分なのか分からなくなっていったよ。


お母さんは自分が嫌いで生きづらかったから、早く死んでしまいたい、楽になりたいって思っていなかった?だから痛くてもなかなか病院に行かなかったんじゃない?
 

死ぬ間際までお父さんからいじめられて、私の前では泣いていたね。私の人生なんだったの?って言ってたね。

 

お母さんには優秀なセラピストさんが必要だったんだよ。出会えていたら人生が全く違うものになっていたのにね。


負の連鎖って放置していると被害者は更に辛い状態になるんだよ、酷い話だよね。
お母さんは私に甘えてたんだと思う、私に助けを求めていたんだと思う。でも、子供の私にはその力はなかったよ。子供の前でそんな風に泣いて欲しくなかった。助けられない苦しみに潰れそうになっていた。

 

本当は逆なんだよ、お母さんは子供にじゃなく自分の親に甘えなきゃならなかったんだよ。それを許してもらえなかったのは、おばあちゃんも甘えが不足していたからなんだよね。私もお母さんから甘えられるんじゃなくて、お母さんに甘えたかった。今は同じ過ちを繰り返さないために、自分にいっぱい愛情を注いでいます。


一生懸命お世話してくれたり、ご飯を作ってくれたりしてくれたのは感謝してるけど、暖かい心の交流がなかったね、いつもどこか背中を向けられている気がしていたよ。それは、お母さん自身がそんな風に育っていて、十分に与えられるほどの愛情をもらっていなかったからでしょ?愛情が不足しているのに、上げられないよね。私も自分を癒して満たすまでは同じ状態になっていたからよく分かる。

そして、こうしたことは全て負の連鎖のせいなんだよ。どんなに努力しても、インナーチャイルドを癒やさないと同じことを繰り返してしまうみたい。


でも当時はセラピーなんてなくて、無理だったよね。お母さん個人の問題ではなくて時代や環境のせいでもあるんだよ。


今 優秀なセラピストさんのもとで、頑張ってだいぶ自分を癒やすことが出来たから、上手じゃないかもしれないけど、こうやって本音や様々な負のカラクリを手紙に書くことができているんだよ。私自身とお母さんの役に立てているかな?


お母さんが病床でお小遣いあげると言ってくれたことよく覚えてる。いつも私達のことを心配して色々良くしてくれたね。亡くなる前、お母さんの手を握ったことよく覚えてる、温かかった。ほんとはもっと甘えたかったけど我慢して、遠慮しちゃった。


お母さんが早くに亡くなってしまって辛いよ、寂しくて寂しくてたまらないよ。心に大きな穴が開いたような感じで、寂しすぎて本当に亡くなったの?と麻痺させて今まで現実逃避してたいたよ。亡くなる直前も冷たいお母さんの手を握りながら、
呼吸が止まってゆくお母さんを泣きながら見ていても現実のように思えなかった。

 

今まで涙と悲しいをたくさん封印していたよ。


また会いたいよ、もっと長生きして欲しかったです。癒やされている私と一緒に色々なお話をしたり、手をつないだりハグしたり、旅行に行ったりしたかった。お母さんにも生きている間に癒やされてほしかった。

 

負の連鎖と立ち向かう勇気を持てない事やその存在を認められない社会が恨めしいです。世の中がもっと成熟していたらお母さんだって自分を癒せて楽しい人生にシフト出来ていたはずなのに。今頃は二人で楽しいことをいっぱい出来ていたはずなのに。

これまで書いたことは、お父さんとお母さんの個人的な問題ではないと今はとっても良く分かっている。


社会全体がまだまだ未熟でこうした問題を隠そうとする中で、これを表沙汰にしよう(専門家の力を借りて解決しよう)なんて中々出来るもんじゃない。


特にお母さんの時代は表ざたにしようものならどれだけ非難されただろうね。適切なサポートだって得られなくて、あなたが悪いと注意されるのが落ちだったろうね。今は「問題に取り組もうなんてスゴイね、エライね、勇敢だね」なんて声も聞こえてくるような時代になっているんだよ。


「まぁ、あそこの家庭は酷いわね」なんて後ろ指は刺されないよ。なぜならみんな、何とかしたいと思っていても、その勇気が出せないでいるような感じだからね。何世代も同じこと繰り返しているからね、さすがに当事者同士ではどうにもならないって分かって来ているんだよ(笑)。


お母さんの時代にもセラピーがあればお母さんは子育ての真っ最中に、その場で楽になることが出来たのにね。「優しいお母さんになれない」なんて苦しむことも無かったのにね。そしたら、私もお母さんを恨むことも無く、目に見えない傷の痛みにもがきながら生きることも無くて済んだのにね。


子供の私はそうした体験からくる傷のせいで、その後の人生を楽しめない、人を信用できない、私はどうせ皆から好かれない嫌われてる、ってずっと感じて、生きづらくてしょうがなかったよ。


お母さんも同じだよね?お母さんにそうした物がなければ私はそうなってなかったはずだから、私がそうだったってことはお母さんもそうだったはずなんだよ。
 

そして、おばあちゃんの時代に既にセラピーがあったらお母さんは優しさの中で自分らしく育ってきたはずなんだよ。でも、戦争でそれどころじゃなかったんだよね、戦争が恨めしいね。

本当はお母さんから抱きしめられたかった。

たくさん褒めてもらいたかった。

生まれてきてくれてありがとうって心から言ってほしかった。
心から話や相談を聞いて欲しかった。

温かい眼差しで見つめてほしかった。

どんな綾子でも愛してるよって言ってほしかった。

私もお母さん大好きって言いたかった。
それがあったらどんなに強くて優しい自分になれていただろう?


人が心から大人になるためには愛情って必要不可欠なものなんだってこの身をもって学習したよ。だから自分で自分にたくさんの愛情を注いでいるよ。


こんな風に成長している自分を心から誇りに思ってる。お母さんがまだ生きているうちにこういう話がしたかったです。


お母さんにもしっかり癒してもらって、色んなことが分かった上で、うまく愛してあげられなくてごめんねって謝ってほしかった。


お母さんの言葉によって傷が癒されて修復する感覚を味わいたかった。

 

そしたら、お母さんにも直接心からお母さんも大変だったねって労ってあげられたのにね。でも、こうして手紙の上でも労ってあげられることが嬉しいです。


これからは、女性らしく胸を張って堂々と生きていきたい、どうせ嫌われてるとか疑心暗鬼にならずに人を信用して生きていきたい。


自分のことを大好きって思いたい。

 

これはお母さんも同じなんじゃない?お母さんだって同じことを望んで良いんだよ。そして、そんな自分になって良いんだよ。幸せになることに罪悪感や後ろめたさを感じて拒絶しなくても良いんだよ。

 

そんな風に感じるのはおばあちゃんが不幸なままだからでしょ?


自分だけ幸せなるのは申し訳ないんだよね?だったらおばあちゃんにも幸せになってもらえば良いんだよ!ご先祖様みんなに幸せになってもらおう!


お母さん、自分大好きって思える自分になりたいと望むことは決して悪いことじゃないよ。むしろ必要なことなんだよ。そうすれば幸福の連鎖をスタートできるんだから。私みたいに力を振り絞って罪悪感に勝って!!わたし全力で応援するよ!


負の連鎖の実態を認められる社会であったら親が子を傷つけるだなんて悲しいことも、子が親を愛せなくなるなんて悲劇も発生しなくなるのに。私達だってもっと早くに良い親子になれていたはずなのに。お母さんのことを大好きって気持ちのまま育ってこられたらどんなに幸せだっただろう。大好きって笑顔で伝えられる関係だったらどんなに楽しかっただろう。姿はなくてもこれからはお母さんにたくさん伝えるね。


ずっと言いたくても言えなかったけど、、、お母さん大好きだよ。


お父さんやお兄ちゃん、高志さん皆元気にしているよ。お父さんとは色々あって疎遠にしていたけど、同じようにお父さんに対する気持ちも癒して手紙を書いたよ。あのお父さんが「私の気持ちを知らなかった、今までごめん」って謝ってくれたよ。かなり和解できたと思う。これからはもっといい関係になっていけるんじゃないかな。


高志さんを責めたり怒ったりして、お父さんと同じことをしていたけど最近ではずいぶん変わったねって言ってくれた。
 

たまにはイラつくこともあるけど、昔みたいな湧き上がってくるマグマみたいな怒りに苛まれることもなく、割とおだやかに過ごせているよ。
 

高志さんにも謝罪の手紙を書きました。彼も一緒にセラピーを受けてくれて、実家のお母さんへ手紙を出したんだよ、凄いよね。彼は優しくて勇気があるよね。そうしたいい人と一緒になれて本当に良かった。幸せです。

龍司も大きくなりました。すごく立派になったよ。最近では私をすごく手伝ってくれたり助けてくれたりして、とても頼もしく優しいイケメン男子だよ。


そしてなんと二人目、真理が生まれたよ!とってもかわいい女の子。ありがたいことに健康でとってもかわいいよ。外でもよく可愛い!!と色々な人に言われる、私似かな?(笑) お母さんにも会わせたかったなぁ、天国から見守っててね。


最後に、色々と文句を言ったけどたくさん、たくさん感謝してることを書きます。
産んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
見捨てないでくれてありがとう。
赤ちゃんの私を無事に大きくしてくれてありがとう。
病気になったとき、寝ずに看病してくれてありがとう。
帰ったら必ずおやつやジュースを冷やしてくれていてありがとう。
家庭訪問の時のお菓子奮発してくれてありがとう。
運動会のときにおいしいご馳走作ってくれてありがとう。
病院に連れて行ってくれてありがとう。
買い物に連れて行ってくれてありがとう。
一緒にお菓子やケーキを作ってくれてありがとう。
掃除洗濯を必ずしてくれてありがとう。
一緒に夜中トイレに行ってくれてありがとう。
毎朝なかなか起きない私を根気よく起こしてくれてありがとう。
高校のとき毎日お弁当を作ってくれてありがとう。
誕生日のときに必ず混ぜご飯を作ってくれてありがとう。
お母さんの混ぜご飯とババロアは絶品でした、また食べたいな。
漫画をたくさん買えるほどおこずかいくれてありがとう。
夢を応援してくれてありがとう。
夢を叶えるために東京に行きたいと言う私を応援してくれて、反対していたお父さんを説得してくれてありがとう。
東京に遊びに来てくれてありがとう。
入院したとき一人で看病に来てくれてありがとう。
色々と心配してくれてありがとう。
色々心配をかけたけど最後は味方になってくれて、信じてくれてありがとう。
一緒にゲームをしてくれてありがとう。
ペットたちの世話をしてくれてありがとう。
色々と物を送ってくれてありがとう。
お父さんと離婚しないで我慢してくれてありがとう。
結婚式で泣いてくれてありがとう。
子供を産むように薦めてくれてありがとう。
高志さんとの離婚を止めてくれてありがとう。
私が高志さんにひどい事をしたのを受け止めてくれて、だまっててくれてありがとう。
電話でたくさんおしゃべりしてくれてありがとう。
妊娠中の私を労わってくれてありがとう。
出産のときそばにいてくれてありがとう。
出産前後のわがままでイライラした私を許してくれてありがとう。
夫婦仲がうまくいかなくて実家に戻ったときに居させてくれてありがとう。
龍司とたくさん遊んでくれてありがとう。
実家に帰ったときに頑張ってたくさん料理してくれてありがとう。
龍司や高志さんの心配をしてくれてありがとう。
一緒に色々と食事に行ってくれてご馳走してくれてありがとう。
私達の服や物をたくさん買ってくれてありがとう。
家族の健康を考えてくれてありがとう。
龍司の誕生日にでっかいケーキを買ってくれてありがとう。
龍司や高志さんの好きな食べ物をたくさん作ったりくれたりしてありがとう。
龍司の服をたくさん買ってくれてありがとう。
痛むのに私たちを心配させまいとぎりぎりまで我慢してくれてありがとう。
たくさんのお金を貯金したり援助してくれてありがとう。
体がきついのに子育ての手伝いをしにきてくれてありがとう。
病気になっても心配かけまいとお金など色々配慮してくれてありがとう。
つまらない愚痴をたくさん聞いてくれてありがとう。
色々とワガママを聞いたり許してくれてありがとう。
義理の両親や親戚への配慮ありがとう。
お父さんから怒られないように庇ってくれてありがとう。
家族の仲を取り持ってくれてありがとう。
苛酷な環境なのに歯を食いしばって私たちのために色々と我慢してくれてありがとう。
私たちを守ってくれてありがとう。
いつも気遣ってくれたこと本当にありがとう。
たくさん話してくれてありがとう。
笑いと癒しをくれてありがとう。
そばにいてくれてありがとう。
天国から見守っていてくれてありがとう。


また会えるかな?きっと会えるよね。
お母さん、今度生まれ変わったらちゃんと自分を癒やしてね、応援しています。この次は「大好き」っていっぱい言い合える親子になろうね。


お母さんのところに生まれてきてよかった、お母さん大好きだよ、またね。


愛を込めて
綾子より

 

 

おすましスワン 最後まで読んでくれてありがとうございます。 おすましスワン

当サロンの利用者さんは、みんな、いま苦しんでいる人に自分のように楽になって欲しいと願っています。綾子さんもそうした気持ちで掲載を許可してくれました。

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