しとしなみに訪れるクリスマスちゅうことで、巷を騒がしとう(でもないけど)一家が集結しましたのや。

トスカネロ一家

しだりから、
トスカネロ・アロマ・グラッパ
トスカネロ・アロマ・カフェ
トスカネロ・アロマ・アニス
トスカネロ・アロマ・バニラ

伊太利亜製。それぞれ一本入り二百円。合計八百円です。

ご存じないかたのために、これがどのような煙草であるかをかいつまんで説明しときまひょ。

ま。葉巻なんですけど、『イタリアン(ドライ)シガー』ちゅうとこにカテゴライズされるんですナ。

イタリアンシガーちゅうのは、ケンタッキー葉(バーレーの眷属)を堆積発酵、ようは暗黒化したやつですんで、かなりのパンチ力がおます。

そもそもケンタッキー葉自体がストロングなんでナ。

あの、世界最凶のパイプ煙草(ワタイが試した銘柄の中で、ですけど)、『サミュエルガーウィズ・ブラッケンフレーク』は、ケンタッキーを真っ黒けっけになるまで熟成させたやつが主成分やったりするワケや。

ワタイのばやい、『トスカネロ・アロマ・アニス』を一本吸うやいなや、いっこつのハゲでトリコになってしまいましたんです。

なにやら、普通の葉巻ではまずせん、出がらしの紅茶みたいな味がしたりして、なかなかに赴き深いのや。

それに、葉っぱがぎゅうぎゅうに詰まっててカチンコチンなので、釘が打てます……

ちゅうのはてんごでっけど、たった八サンチしかないくせに、ものごっつ燃焼時間が長いでっせ。

いろんなフレーバーが出てるのは重々承知してたんですが、普通は五本入り一千円で販売されとりますので、なんとなく購入に踏み切れまへんでしたのや。フレーバーのせいで、不味かったら嫌やろ。

ところが最近(でもないが)、バラ売りが出揃ってきて、専門店屋さんに常時ストックされるようになったのや。

これを見逃するテはないデ。

ちゅうことで、とりあえず一家を全員集結させたげたワケです。

ところで、「一本入り」ちゅう表現させてもらいましたけれど、厳密には〇・五本入りなのや。

イタリアンシガーちゅうのは、メタボの利休箸(正月の祝い箸や)みたいに、中央がいっちゃん太くて、両端へいくほど細うなっとうです。

それをば真ん中でポキリと折って、アミーコとわけわけして吸うのが、テキら伊太利亜流なんや。

トスカネロ・アロマシリーズは、真ん中から折った形状で売られとうワケや。

もちろん、le belle donne(べっぴん)とわけわけしたほうが美味しいに決まっとうナ。

しかしながら、イタリアンシガーを口の端に咥えて、ぷかーと煙を吐き出すオンナちゅうたら、どう考えても莫連に相違ないワ。

ちィとばかし敬遠したくもおます。

ときに野心をいだぁきぃ、

高額銘柄を夢見たときにぃー。

銭はどうする、銭はどうするか銭はぁ?

(出典:スーパーロボット・マッハバロォンオンオンオンオン)


ちゅうことでですナ。

平素、一ヶ月のたばこ銭をば、平均七、八千円でやりくりしとうワタイなんですが、それやとあんた、ちぃとばかし贅沢な銘柄や、最低単価が高い(百グラム入りとか)銘柄なんぞは、現実的に購入でけへんのや。

そこで年に二回、誕生月と父の日が重なる六月と、クリス・マステキで世間も踊る十二月には、予算一万円程度で、好いた煙草を買うてええルールになっとうねん。

すごいやろ。

え? 不憫? 

ほっといておくれやす。

「アンタ。こんどのクリスマスも煙草買うつもりなん?」

「赤帽よぉ」

「赤帽やのうて、あたぼうやろがナ。けどアンタ、今年はいらんやろしィ」

「なんでや?」

「そやかてアンタ、どこぞの誰かさんから、ちょっとやそっとじゃ吸いきらんほどぎょうさん煙草もろとうやないの。このうえまだ買うつもり? アンタ、口がみっつもよっつもあんの。もしかして阿修羅か?」

「そらかか、なにをゆうてんねん。ワレかて、最近ぎょうさんバッグ買うとうやないけ。千手観音みたいに。
ええか。もしも、もしもやデ。ワレがヴィトンのバッグを購入する段取りしとったとせんかい。それへさして、ワキからエルメスとコーチとプラダのバッグをプレゼントされたんや。そんなおりどうする? やっぱしヴィトンも買うやろ」

「買わへんしィ。そんなん」

「あらっ。なんでや?」

「そやかて、ウチべつだん、ヴィトンでのうてもええモン。どっちかちゅうとコーチが好っきゃ。もろたらチョー嬉し」

「ワレの好みはどうでもええねん。たとえばぁのハナシをしとんやないかあい」

「たとえばぁのハナシでも、ウチやったら買わへんワ。そやかて、ワキからもろたら銭が浮くがナ。その分焼肉屋でごっつぉ食べたらええんやしィ」

「ほんにワレは、浪漫がないガキなァ」

「浪漫じゃ、おなかいっぱいにならへんしィ」

「ああゆや、こうゆう」

「こう聞きゃ、ああ聞く」

「ほんにワレとゆうやつは」

「ほんにアンタとゆうしとは」

「掛け合いやがナ。分かった。ワレを小理屈で説得しょう思うたワイがアホやった。
あれとこれとはハナシがべっちゃ。とにかくワイは、いっぱい煙草が欲しいネン。心の底から希求しとんや。頼むわ」

「最初からそないゆうたらええねんしィ。はい」

「わぁい。こづかいもぉろた。こづかいもぉろた♪」

「踊っとらんと、はよ買にいといなはれ」

「へーい」


とまあ、かかを説得するために、ヴィトンとエルメスのハナシを持ち出してきたワケでっけど、ぶっちゃけたとこ、GLピースのリピートや、マクレーランドの着香モンも、候補にあがってましたよってに、抜本的に購入計画を立案し直すひっちょに迫られたのです。

別段困ったワケやないけどね。どっちかちゅうと、思わず顔がニヤケてしもたワイ。

ちゅうことで、今回はシャグとシガー(安モンのドライですけど)に重きをおいた買い物してきました。

これです。

xmas2013

「袋に入ってて分からんがナ」

そう簡単にめせたれへんデ。


なにかありそぉーな、マイルドセブン。

出典:ワイルドセブン

長年親しまれてきたマイルドセブンがメビウスに改名されてからずいぶんと経ちますが、やっぱりあれでっしゃろナ。

「名前が変わっても、ぼかぁチミを吸い続けるからネ」

ちゅうしと、ぎょうさんいたはるやろね。

そういったしとびとは、

『最高の煙草≡マイルドセブン』ちゅう、誤った認識を持ったまま、しっそり生涯を閉じるワケや。

ゆうときまっけど、マイルドセブンは、美味いか不味いかの二元論でゆやあ、不味いよってね。

気の毒にのぃ。

と。

別段、メビウス(旧名マイルドセブン)フワンを故意に貶めるつもりはないネン。

替え歌を先に思いついたので、無理やり書くこと考えただけなのや。

「十分故意に貶めてる思うけども」

せやろか。

ま。このぺいしを読んだはるかたには関係ないワナ。

「ぼかぁマイセン一本!」ちゅうしとなんぞ、間違うてもここへは訪問してくる気遣いないやろ。

で、話しは変わりまんねん。

わが国では、喫煙者全体に対して、パイプスモーカーの比率なんぞ、ほん微々たるモンでっしゃろナ。

この日誌をしげく訪問してくださるかたは別として、ワタイの周囲には、しとりとしてパイプスモーカーはいてません。

キセルで小粋を小粋に吸うたはるしとはおるけどもナ。

やはり、パイプで煙草を吸うてますと、かなりなインパクトを与えるようです。

「お! パイプですか。渋いですナ」

などとゆわれます。

ところがあんた、パイプスモーキングは大変なんやデ。

パイプのお手入れが面倒なんちゅう周辺事情はこっちゃへ置いといて、肝心カナメの煙草が、ちょっとも美味しゅうないちゅう局面に遭遇してまうのや。

それも頻繁に。

せんだっての記事で絶賛させていただいた、『マクレーランド・ストーブエイジド・バージニア・35・リボン』なんですけど、やらかしてしまいましてん。

ええしのキャラメルのカザが、醤油漬けキャラメルが、さんしち二十一日、日光の届かん、ジメジメした場所に放置されて腐ったようなカザに変わりよったのや。

当然、吸うてもイッセツ美味しいことおまへん。

それも、たったの三日で。

マクレーランドやコーネルディール、GLピースなどの購入経験がおありならお分かりや思いますが、テキらの缶は、いっぺん開封してもたら気密性ゼロなんです。

せめて、空いてる丸缶に移しときゃあよかったんですが、油断してたんやナ。

慌てて、ヒュミドール放り込んで、下の写真のように加湿しましたけど、脅しても、なだめても、おだてても、なにしても、開缶直後のかぐわしいカザには戻りまへなんだ。

ミス!

味も、かなりスパイシーになってもたしナ。

これはこれで、ワタイ的にはええねんけどね。

ちゅうことで、訂正させていただきますワ。

『マクレーランド・ストーブエイジド・バージニア・35・リボン』は、世界最高の着香モンであります。ただし、あなたが五十グラム缶を三日間で消費してしまうヘビーパイプスモーカーであるという条件付きで。
大騒ぎになっとうデ。

せっかくあんた、サンタ・クロステキの実在が証明されて、楽しいスモーキン・ライフが約束された思いましたんですが、世の中そないに甘いことおへんのエ。

とりわけ愛煙家にはナ。

相当前に、この日誌へさして書かせてもろた思いまっけど、現在仕事させてもろてます現場ビルヂングには、喫煙場所っちゅうシロモノがあらへんのです。

事務所内にもないし、ビルヂング自体にもしつらえられてまへん。

なんちゅ、嘆かわしい環境やろね。

もしあんたはんが、気ぃの弱い喫煙者やったばやい、世をはなかんでまうんちゃう?

「洟かんでどないすんねん? 儚むや、は・か・な・む」

それするんちゃう?

けど、ワタイら喫煙ごくどは、そないなことではへこたれへんのやデ。

ちゃっかりあんた、非常階段の踊り場を喫煙場所にアサインしとうワケや。

ただし、非常階段ちゅうたらあんた、屋外のカテゴリーに属するさかいね。

冬場は、ぶちゃぶちゃさぶいのです。

それに加えて、隣のビルヂングの解体工事がクライマックスを迎えとりましてナ。

残すところ、基礎のみとなってまんねん。

工事


くだんの非常階段は、こっちゃのビルヂングと隣のビルヂングに挟まれるかたちでついておりますので、隣のビルが消滅してもたばやい、寒風を遮るモンがのうなってまうのです。

もうそら、ぴゅーぴゅ、ぴゅーぴゅ吹き荒れとうデ。

パイプ煙草や葉巻なんぞ、おちおち吸うてられへん。

しかも、残すところ基礎だけやろ。

電動ドリルでコンクリはつる音がうるそうてからに、一分以上おったら、頭おかしゅうなってまうっちゅうねん。

けどワタイは負けへんどぉ!

とかなんとか言いつつ、ほとんどシガレットでお茶を濁しとうねんけどさ。

これは、ぼっちゃんじょうちゃんたちの、永遠の設問ですナ。

ワタイもね、リンゴのほべたを所持しておったころは、「サンタはんは、でったいいてはる。でないと、こなして目覚めたおりに、枕元にボクがほしゅうてほしゅうてたまらなんだ、ダイヤブロック基本セットがあるワケないがナ。けど、ウチは木造二階建ての文化住宅でエントツないのに、どなして入ってきはったんやろ」などと思うてたモンです。

ところが、子供も成長すりゃあ、全く無防備の状態ではのうなります。

寝てても、枕元へさして誰ぞが接近してくりゃあ、目が覚めますわ。

ふと気配を感じて薄目を開けると、抜き足差し足忍び足で、おじんパッチ穿いたテテ親が、こっそり枕元にビッグXのプラモデルを置いてる姿をモクゲキするワケやナ。

あげくのはてに、せえだいきこしめしとうもんやさかい、「しもた!」とかゆうて、足をふんづけたりします。

そこで、組でいっちゃんおとなびとって、級長もやっとう、森下兵吉君(仮名)が、得意げにゆうてたセリフを思い出すのや。

「アホかおまえら。サンタクロースなんぞ、いてるワケないやないかあい。いつまでもそないなこと信じとったらおまえ、将来ええ大学に入って、ええ会社に就職して、人生の勝ち組になられへんど。なに? プレゼントくれる。ハッ。そやさかいおまえらガキやっちゅうねん。あれは、おとんかおかんが置いてんねがナ」

もうあんたホンマ、夢もチボウもないでナ。

ところが。

ところがや。

日々ええ子に過しておりましたらば、やっぱしサンタク・ロステキはやってくるねん。

何歳になってもやデ。

もちろん、暖炉やエントツがのうてもや。

現代には、クロネコヤマトの宅急便ちゅう、トナカイより確実な運送手段がおますよってナ。

実は本日、この日誌にちょいちょいコメントしてくれたはるナチュラルチョイスさんから、パイプ煙草のプレゼントが届きましたのや。

なぜそのような経緯に至ったかなどの詳細は、完全なる個人情報であるゆえにここでは省かせていただきますけど、「マクレーランド・ケロッグモートン」とか(「フロッグモートンじゃ!」By.ナチュラルチョイス)、同社の「ベストオブショー」、へてから、気に入ったけど予算の関係でリピートでけへんじゃった「GLピース・バーバリーコースト」など、とんでもないラインナップでっせ。

ナチュラルチョイスさん、どうもありがとうございます。

今晩抱いて寝ますワ。