懸念事項については、まだこっから先も解決してへんワケや。

けどここんとこ、嬉しい煙草との出会いが多いさかい、かなり気分的に高揚しとんですワ。

なにやら、解決したように錯覚しとうみたいやデ。

煙草の癒しパワーちゅうのも、なかなかのモンやナ。

「さては、もともとたいした問題やあらへんナ」

今日明日どうこうなる問題やないですけど、そうでんなあ、なんとか頑張って解決の糸口を見つけんと、来年の春ごろ、えらいことになるんとちゃうかしら思うてます。

ここんとこの立て続け更新は、現実逃避しとうだけかもしらんワ。

まあ、そないなことはどうでもよろし。

皆さんには関係ないさかいナ。

で、調子に乗って、あとふたあつ買うてまいりましたのです。


モンテクリストミニ2

しだり:モンテクリスト・ミニ・ブルー
みぎ :モンテクリスト・ミニ・アロマ

いずれも十本入りで四百円です。

せんだってご紹介した、『モンテクリスト・ミニ・レッド』の眷属やナ。

右のアロマは、なんとバニラフレーバーつきらしいでっせ。

あろまあ!

ハバノスに味つけするなんぞ、どっか間違うとうような気もしますけど、せんに試したハバナ葉混入ドライシガー『Jコルテス・ウッドチップ・ジンジャー』は、なかなか美味しかったので、もしかするともしかするかもしれまへん。

しだりのブルーは味つけなしで、せんに試したレッドより軟弱な仕上がりになっとうらしいです。

さあて、どないな味がしまっしゃろね。

ニコチンを摂取するためにあるんや、でえぇー♪

(出典:月亭可朝『嘆きのボイン』)


まあ実際のとこ、それは真実やと思うワケです。

血中にとけこんだあるニコチンの濃度がある基準値より低下すると、不安感やイラツキなどの禁断症状が出くさるので、しょうことのう、もっかい補給するんやね。

こう書いてしまうと、なんやミぃもフタもあらへん。

しかしながら、パイプ煙草は、やっぱニコチン摂取のためだけに吸うんとちゃいまするわナ。

ごく一部のシガレットや葉巻にかてそのような傾向おますけど、やっぱパイプ煙草が顕著やワイ。

ようでけた銘柄をいただきますると、よりそのことを痛感します。

ちゅうことで、セブンスター二銘柄の発売で、すっかりご機嫌になったワタイは、禁を破ってパイプ煙草を開缶してもたのです。

どうせあんた、ちょっとパイプ煙草を絶ったところで、人生の見通しが明るうなるワケあらへんやろ。

絶つだけ無駄無駄。

で、思い切って開缶したのがこのテキなのや。


実装者流-ストーブエイジド50

三ヵ月前に、堪忍袋の緒が切れて購入せし、『マクレーランド・ストーブエイジド・バージニア・35・リボン』です。

開缶直後に目ぇに飛び込んできたのが、二サンチ角の木片です。

このガキがあれやナ。

ケンタッキーバーボン三十五年モンの樽を細切れちゃんちゃこしたやつやナ。

ここだけのハナシでっせ。

実はワタイ、この木片がもっともっと細切れになって、煙草に混ぜ込んで吸うんや思うてましたのや。

常識的に考えりゃ、ナンボちいそうなってても、木が燃えたら騒動になるわナ。

ボウルの中で、どんど焚いとうみたいになってまうワ。

開缶まで風味を保つためにほおりこんであるんでっしゃろ。

ま。木片のことはこっちゃ置いといて、なんや、あまぁーい、ええカザがしてきまっせ。

なんのカザに近いかっちゅうと、キャラメルですかナ。

けど、そんじょそこらのキャラメルとキャラメルが違うキャラメルですワ。

銀座あたりの老舗高級洋菓子店が、秘伝の製法で作ってからに、数量限定で販売しとうような、

思わず、「おまえ、ええしのキャラメルやろ!」

ちゅうてまうようなキャラメルです。

今まで試してきた着香モンの中で、最高のカザですナ。

ゆうときまっけど、カザだけとちゃいまっせ。

ぶちゃぶちゃ美味しいですワ。これ。

とにかく、どこまでもマイルドなんです。

終盤にきてもそうでっせ。

パッと見ぃ、ヴァージニアとバーレーとキャベンディッシュをバーボンでケーシングしたちゅう、どこにでもありそなブレンドなんですけど、なにをどう加工してどう混ぜたら、こないにマイルドになるんか?

ワタイの見立てでは、最上級のバーレー葉を使うてはるからやろ思うたりします。

この煙草の本領は、中盤以降にでてきます。

吸うたんびに、ケーシングに使うてるお酒と、煙草の葉本体の旨味が、全部灰になりきるまで、ジュクジュク沁みだしてきますのや。

パイプ煙草を始めて間もないおりに遭遇した『メロウブリーズ・レギュラー』もそうでしたけど、テキゃ煙草本体の味がようなかったさかいナ。

こないに美味しい着香煙草、これまで吸うたことあらへん。

『ヴァージニアとバーレーとキャベンディッシュをバーボンでケーシング』ちゅうと、テキを連想しまっしゃろ。

テキです。

なんでテキはあないに不味いワケ? おなしようなブレンドやのに。

わが国ではメジャーな銘柄でやっさかい、もしかするとフワンがいたはるかもしれんので、具体的にはゆいまへん。

勝手に想像してほしいんですけどね。

デンマルク製で、千百六十円で売っとうやつですワ。

ボルクムピー!リーフ。

「名ぁまでしっかり出してしもとうガナ」

もそっとなんとかしてもらわな、どんならんナア。
ちゅうことでね。

もうワタイなんか、感動の涙で前がめえへんようになってますワ。

あ。

なんか蹴っ飛ばしたデ。

ありゃ。わんころのクソやがナ。

ところかまわずひりだしくさってからに!

そやさかい飼うのやめといたほうがええんちゃうかちゅうてたんや。

(註:これはまあ、ハナシの上でかなり誇張してます。実際はちゃんとトイレで大小便をするよう躾けたみたいや)

おっと。

わんころのことはどうでもよろしい。

『リアルスモーク』をば、しとはこ完喫いたしましたので、いよいよ『リアルリッチ』へと移りましたのや。

しとくち吸い込むやいなや、感動のあまり、ワタイの江頭が二時五十分になりましてん。

「それはあれでっか? もしかして『目頭が熱くなった』のてんごでっか?」

せや。

シガレットごときで、なぜワタイの目頭が二時五十分になったのか。

ええか。

目ぇの穴かっぽじって、よう読みや。

甘酸っぱいねん。

そう。甘酸っぱい味がするのや。

これがどうゆうことか分かりまっかあんた。

煙草の葉で、甘酸っぱい風味を醸し出すちゅうたらあんた、ぺリックしかおまへんが。

ぺリックとはなんぞやというと、ワタイが二年ほど前に書いた記事がおますので、これを読んでみてくださいまし。

舞台がフランスに移ってからのくだりは、ワタイの妄想ですけど、前半部はあながち間違うたこと書いてないんです。

なにがしかの容器の中で葉煙草を汁が出るまで圧縮し、その絞り汁で醗酵させたものがぺリックで、濃密な甘酸っぱさが特長なのや。

そうなんです。

あろうことかあるまいことか、『セブンスター・リアルリッチ』は、ぺリックシガレットなんです。

ただし、ぺリックは製造法の名前でもありかつ品種の名前でもあって、ぺリック葉をぺリック製造法で加工したものだけがホンマモンのぺリックなんですナ。

ぺリック葉は、他の品種と違って、どこでもかしこでも、びよよんと成長するような無節操さはなく、メリケンのルイジアナ州だけで、しっそりと花を咲かせる、極めておじょうしんな品種なんです。

従って、『リアルリッチ』に、ルイジアナぺリックが使用されとうちゅうのは、まずありえまへん。

要するに、「他品種の葉をぺリック風に加工してみました」ちゅやつなんやナ。

また、ホンマモンのぺリックはほとんど真っ黒やんけっちゅうほど濃い茶色なんですが、『リアルリッチ』の葉は、普通のに比べて、ちょっと濃い茶色かなちゅう程度なので、完全に漬かりきってない『浅漬けぺリック』とゆえまっしゃろ。

完全にぺリック化してもたら、エグすぎて単独では吸えんようになってまうしナ。

しかしあんた、JTが暗黒シガレットとぺリックシガレットをば、同時に市場に投入してきたんやデ。

テキらの無謀ともゆえる英断に、ドタマの下がる思いです。

これはもう、確実に歴史がいのきだしましたナ。

あまりの嬉しさに、『リアルリッチ』の販促パッケージも買うてまいましたワ。

実装者流-リアルリッチ販促
ごんざりまっせあんた。

のんびり煙草吸うとうばやいとちゃいま。

「なにが?」

それをこれから順序立ててハナシしょう思うんです。

セブンスター・リアル・スモテキを十本ほど灰にしてみたのです。

二、三本吸うたおりから、

「おや?」

ちゅうことで、ワタイの心の片隅に、あるひとつの疑惑が涌いてきよりましたのや。

そして、本数を重ねるにつれ、その疑惑が確信へと変わったのです。

それは……。

「このテキ……。このテキ、暗黒煙草や!」

ちゅうことなんです。

この日誌にしげくご訪問されとうかたならお分かりでしょうが、なんかの拍子に、ひょっこりこの日誌にたどりつかはったかたのために説明しておきますと、『暗黒煙草』とは、俗称『黒煙草』と申しまして、一般的に流通しとうシガレットとは、製造工程に違いがあるのや。

一般的なシガレットが、煙草の葉を火力(または空気)、最近ではフリーズドライで乾燥させ、それを刻んで作るのに対して、暗黒煙草は、醗酵という工程がはさかるのです。

そうすることによって、ヴァージニア系黄色種のピリピリ、バーレー種のキックとは次元の違う、強烈な喉への刺激が生まれまんねん。

しどいのになると、喉へさして鉛の玉が押し込まれたような違和感がおます。

この製法はね、葉巻と同じなのや。

「葉巻はキツイ。キツイちゃんちゃこや」ちゅうのは、喫煙者の共通認識やろ。

フィルターがついてないからキツイわけやのうて、暗黒製法やからキツイのや。

そして、その刺激とは相反する甘みも出てきまんのや。ヴァージニアの甘みなんぞしかくにならんほど甘いデ。

ヴァージニアの甘みを果物のそれとすると、暗黒煙草は餡ころやナ。自然に存在する甘みと違うのや。

しとたび暗黒シガレットにはまると、普通の煙草に戻れんようになったりします。ワタイも一時期そんなおりおました。

ま、要するにJTが、とうとう暗黒煙草をそのラインアップに加えよったワケで、これが歴史的大事件でのうて、なんぞやねんちゅうことなんやね。

もしセブンスター・リアル・スモテキの売り上げが芳しいちゅうことになればやね、ほかにもあっちゃこっちゃから発売されることになるんちゃう?

愉しみやナ。
いよいよふたあつのセブンスター新モデルを吸うてみることになりしワケや。

裏の権兵衛さんに、ちゅっちゅっちゅとたんねたところ、

「まずは、黒いほうからいてみるとよろしかろう」

ちゅうご託宣がございましたので、ワクワクしながら開封の儀式を執り行うハコビになったんや。

そこで、ワタイのかなり不憫なアルゴリ・ズムテキが発動したんです。

「ちょっと待てよ。最後にセブンスターを吸うたのはいつごろやったかしら。確か一年以上前やデ。そんなん、すっかり味を忘れてしもとうがナ。よし、新型を試す前に、前のやつを買うて味を確認しとこ」

ちゅうてね。

かなり不憫やろ。

で今朝、仕事へ行く前に、鼻息荒くコンビニエンスストアーに入店したワケや。

ところが、レジのおねいさんに、旧型セブンスター(ソフトパック型)を購入したい旨伝える段階にきて、急にあほらしなってしもたんですワ。

「え? なにが悲しゅうて、旧型セブンスター買わなあかんのでしたっけ? 新しいのふたつもあるのにから。やっぱおれ、どこかしらバグっとうワケ?」

そもそも、旧型の購入を思いつくこと自体がバグなんですけどね。

しかしながら時すでに遅く、おねいさんには「あのう。そのう」ちゅうて声をかけてしもとうさかいね。ここで、「あっ。呼んでみただけです」ちゅうて、しゅーといんでしもたら、ただの変質者やさかい、とっさの機転でレジ横にあった、リアルスモーク新発売記念ライター付き販促パッケージを購入して、ようよう事なきを得たのです。

実装者流-リアルスモークオマケつき

「もし美味しいことなかったらどないしょう。ふたあつも買うてしもて……」と、せつない気持ちになりましたデ。

さて、JR四ツ谷駅から仕事場へいく道すがらに、喫煙コーナーがありますので、さっそくそこで一服いてみたのです。

結論から申しますと、めちゃめちゃ美味いです。

とにかくキレがあります。

多かれ少なかれ、シガレットには「嗚呼。いままさに私は植物を燃やかしてそのケブリを吸引しているのであることよなあ」と再認識させられる土臭さ、野暮ったさがあるモンですが、このリアル・スモテキにはイッセツございません。

あくまで洗練されたシャープさですナ。

葉巻や暗黒シガレットを想起させるスパイシーさもあって、ぜし『鯉の滝登りずい』(受け口にしてケブリを吐き出し、鼻の穴から吸引する)を試みてほしいですナ。

さすればシャープでスパイシーなケブリが鼻内の粘膜をチクチク刺激し、それが脳髄に到達して心地よい気分になれること請け合いです。

やればできるんやないけ、JTはん。

メンソールばっかし出すのはやめて、これからもどしどし、かかる銘柄を開発していただきたいモンですナ。

ただね、しとつだけ難点があるんや。

燃焼がやけに早いんです。

すけのう見積もって、スモーキンジョーの三倍、ナチュローアメスピの十倍早いんや。

一本吸うただけやと、なにやら物足りんこんころもちになってまうデ。

ま。考えようによっちゃ、それほど早う燃焼させんと、シャープでスパイシーな味にならんのかもしらんナ。