道で吸えたーよ
くさに寝転び、煙草の、箱を広げー
どこでだーって、吸えたぼーくだあったー

(中略)

どっちを むいても分煙、どっちを むいても禁煙
どこまで いっても分煙、どこまで いっても禁煙

(出典:キャプテンフューチャー『夢の船乗り』)


ちゅうことで、さて何人のかたが「ありゃりゃ?」と、違和感を覚えはったじゃろうのう。

「なんのハナシでっか?」

そうでしょ。ワケ分からんわナ。

六月十八日の日誌に、とんでもない写真が貼りついてましたやろ。

「も。もしかして心霊写真か? どこどこ? その写真」

心霊写真とは違いまっけど、考えようによっちゃ、大層おっとろしい写真やデ。

これなんですけどね。

ピカユーン吸うとうとこ

お分かりいただけただろうか。

「取り立てて、変なとこなさそげな写真やけど」

果たしてそうでっしゃろか。

「こら実装者のオッサン、いったいどこで煙草吸うてんねん?」

と思いまへんか?

どう見ても、まっとうな場所やないやろ。

実はこれ、会社が入っとうビルヂングの近くにある、青空駐車場なのや。

以前は、ビルヂングの外側にある非常階段のおろり場が喫煙天国やったんですけど、せんだって、とうとう禁止令が出ましてナ。

「おろり場で煙草吸うの絶対禁止!」ちゅうて。

しょうことのう、別の喫煙天国を求めて放浪の旅にでたところ、塩梅ようこの駐車場をめっけたワケや。

無論ここも禁煙で、『煙草吸うことまかりならん!』ちゅうて、注意書きが所狭しと貼ってありますけど、それしきのおふだで、行き場を失った喫煙難民を除霊でける思うたら大きな間違いでナ。

あんじょう近隣のスモーカーたちの憩いの場所になってしもてます。

だいたいそのおふだには、シガレットの絵が描いてあるだけやさかいね、パイプや煙管やったらええのと違う。

あーよかった。あーびびった。セーフや!

けどちょっと心が痛むのは、そこらじゅう吸殻が落ちてることや。

ワタイの場合、通常落とすのは灰だけでっせ。パイプ煙草のおりは、灰すら落とさんワ。

シガレットを吸うおりは、ちあんと携帯灰皿持って行きます。

掃除する人が大変やん。

そなして汚うするさかい、喫煙者は迫害されるねん。

自業自得のとこあるわナ、実際問題。



ヴァニラだ。カッコマーン

どははは

おらぁヴァニラだドヒヒヒヒヒ

(出典:おらぁグズラだど。唄:太平透、コロムビアゆりかご会)



と、こないなことになるんちゃうかしらと、てっきり思うてたのでっせ。


ところがちょっと違うかったんや。


「なんのハナシなんあんた?」


購入したのは三、四ヶ月も前になるんですが、いよいよ吸うてみたのです。


これなんですけどね。

マックバレンバニラフレーク

『マックバレン・ヴァニラクリーム・フレーク』


デンマルク製。五十グラム入り、一千八百円です。

中身はこんな感じです。

マックバレンバニラフレーク中身

昨年の秋ごろでしたか、安かろう悪かろうアロスイ(アロマ・スイート)系パイプ煙草を得意とするハルバーグ社が、なんとフレークを発売しくさったでと、関係各位に驚愕と戦慄を与えたシロモノや。

ストレートヴァージニアやバルカンや深煎りや海軍系やと、いろいろ種類がでましたけれど、ワタイとしましては、ヴァニラフレークに食指をいのかされたのです。

もし不味かってみいあんた。アロスイの雄、マックバレンのブランドイメージが地に落ちてまうやろ。

そやさかい、これだけは、気張って作ってらっしゃると踏んだのや。

開缶直後から、もわわんとむせ返るようなヴァニラの甘ったるいカザが鼻腔を直撃かと思いきや、なにやら柑橘系の甘酸っぱいカザがしてきました。

当然ヴァニラのカザも来ますが、決して『おらぁヴァニラだドヒヒヒヒヒ』というのではなく、ほんのりとお上品です。

喫味はね、おそらくマックバレンでは昔からの定番銘柄になっとう、『ヴァニラ・クリーム』に近いんでしょうが、ワタイのばやい、吸うたことがございませんので、よう分かりまへん。

ワタイの経験の中だけで例えさせていただくなれば、強い煙草感が付加され、時化た『セブンシーズ・レギュラーブレンド』ですかナ。

序盤から中盤にかけてはそうでもないんですが、終盤になるとエグみが前面に出てきます。

まあフレークやからしゃあないですけど。

「なるほど。要するに大したことないねんナ。ま。所詮マックバレンやさかい、予想はしてたけど」

ちょっと待ってもらえまっか。結論出すのはまだ早いデ。

確かに、ぶっちゃけたところ、味はBクラスですわ。残念ながら。

けどね、このヴァニラ・フレテキには、特A級の要素がひとおつおまんの。

それはね、燃焼時の『香り』なのや。

ぷっかぁとくゆらせておりますと、えもゆえん、よい香りに包まれます。

『パイプ煙草は味と香りを愉しむもんや』とされてます。

けど、吸うとう本人は、どんなカザがしてるか、いまいち分からへんのや。

周りにいたはる人のほうが、よう分かりまして、『ほたらあれかい、自分じゃよう分からんけど、ギャラリーを喜ばすために煙草吸うんかい。そんな悲しいことて、ある? アホーみたい、大阪ベイブルース♪』と、妙な替え歌のしとつも出よかちゅうモンですワ。

ワタイのバヤイ、なんやかんや言いつつ、六十銘柄以上パイプ煙草をいただいてますけど、これほどええ香りがするやつは初めてや。

またあの香りを愉しみたいという理由だけで、ついついパイプに詰めてまいますねん。
ちょっと気ィ抜くと、じきに三日四日更新が滞ってまいますワ。

ちゅうことで、お集まりの皆さんには関係ないこってすけど、本日六月二十五日てぇものは、ワタイの生誕記念日なんです。

ええっと、何歳になったんやったっけ?

ま。どうでもええワ、そないなこと。

あんまし考えたないし。

で、苦節三年、とうとう比国のしっりゃいが、誕生日プレゼントとして、これを送ってきてくれたワケや。

タバカレラケース

「アンティーク調のバックギャモンセットか?」

ちあいまんがナ。

ええか。箱のフタを開ければ、いやでもその正体が白日の下に晒されるんやデ。

開けまっせ。

心の準備はよろしいでっか?

ほうらぁ。

どや?

タバカレラケース中身

『タバカレラ・コロナ木箱入り二十五本。しかも名前入り』

ですワ。

プレゼントなんで、値段をたんねるのもハバカレラなんですが、おそらく現地でも三千ペソ(八千三百円程度)はするんちゃうか思います。

ありがたいこっちゃないかぁい。

こいつが届いたおりは、不覚にもなびだが出ましたデ。

しっかり煙草税毟り取られたからやけどね。

問題はこれ、コロナサイズちゅうこっちゃナ。

浅川土手シガースモーカーのワタイは、必ず一本吸いきって帰ってくるちゅう制約を己に課しとんでね。

そのためには、デミタスとか、ハーフコロナ、ショートロブスト程度の、みじこてほそいのが望ましいねん。

ちょっとコロナはキツイのう。

いや。文句言うたらバチ当たる。

これはナ、「どまづいとらんと、早いこと、長くて太い葉巻を吸えるようなステータスを築きんしゃい」ちゅうナゾなんや。

そう思うとこ。


これなんです。

KENT S スパーク

『KENT・エスシリーズ・スパーク5』

メリケン製。100mmスリムサイズ二十本入り、四百十円。

T5mg、N0.5mgちゅうスペックです。

こいつも、わりかた最近発売になりし銘柄ですナ。

ご覧の通り、メンソール系なんですが、プチュッと潰すとベリー系の味がするカプセルが、フィルターに仕込んでありまっせ。

俗にいう、『カプセル潰しゃあ、どやこや系メンソール』ですナ。

「俗にはゆわん。あんただけや」

せやったか。

ワタイのバヤイ、KENTのメンソールは初体験なんですが、まあまあ美味しいのんと違いますか?

メンソールはパンチ力あるし、どやこやフレーバーもええ味出しとうしナ。

けどいっこ、深刻な問題がおまんの。

それはね、さすがはメンソールシガレットの雄、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社)製だけに、

「ワタイらみたいなしろとにゃイッセツ、KOOLと区別がつかん」

ちゅことなんです。

KOOLて、ぶっちゃけハッカの味がつおすぎて、煙草の味なんか、こっから先もせいひんやろ。

もうここまできたら具体的な銘柄名出しますけど、『KOOL・エスケープ・バリ・サンセット』とおんなし味でっせ。

どうもいまいち、メンソール系KENTの存在理由がナア。

ええこと言うとうデしかし。

「馬には乗ってみい。人には添うてみい。煙草は吸うてみい」

ちゅうてナ。

「どういうことなん?」

ま。パッと見ぃ「なんやこの○○は。好かんタコ」と思っても、実際に付き合ってみるとですな、「え? こぉんなすんばらしい●●やったんか、この○○は」と感心することもありまっせと。

せやさかい、万事食わず嫌いのないようにせにゃならんぞと。

ま。こないな意味や。

「ふうん。それがどないしたん?」

そやから、それをこれから書くんやないかあい。

ここんとこ、寄る年波に加えまして、平素ずっと、あれやこれや悩み続けとう事象がございまして、ライターを持たずして、

「ほたら出かけてきまっさ」

「早う戻っといなはれや」

「へえぇい」


てなもんで、ぽぉいと外へ出かけ、よこまちの辻を曲がった辺りで、「あ痛たたたったぁ」と後悔することが多いのや。

ワタイの場合、極度の“しとみしり”でやっさかい、喫煙場所において、満足そうな顔して煙草吸うとうおっさんに、火ぃを借りるてなこと、ちょっともようしませんの。

ほたらどうするかちぃますと、しょうことのうライターを購入しますんですが、その場合、ライターそのものを買うてなシロトみたいなこた、こっから先もせえへんのや。

よこまちのコンビニには、ライターがオマケについてる販促セット売っとうやん。

それを贖うわけや。

で、今回はこれなんです。

メビウスモード6

『メビウス・モード6』

JT製。ロングサイズ二十本入り、四百三十円。

T6mg、N0.6mgちゅうスペックです。

なんじゃかんじゃゆうたかて、所詮メビウス、マイセンやん。

せんだって、同じシリーズの一ミリのやつをば試したおりは、不味くはないが、ビッツラするほど美味くもない、ま。ありきたりの味と判定を下しましたので、今回もあんまし期待してなかってん。

ところがあんた、吸うてみて、「こ、この六テキは……」と、おのろいてしまいましたんや

美味いんですこれが。

多分ね、本邦で販売されとうシガレットの中で、いっちゃん甘いのと違う?

当然インドネシアのクローブ系、へてから、イタリアンアニスは別やデ。

この、他のシガレットの追随を許さぬ甘みが、自然の葉ァだけで実現されとうとしたら、JTはんとこのブレンダーは天才や。

しかし残念ながら、なんぞ仕掛けが施されとう思いますワ。要は人工的に精錬された甘み成分すなわち、チクロやズルチンやサッカリンみなが混入しとうと、ワイは邪推させてもろてますのや。

けど、美味いモンは美味いんやデ。

一ミリバージョンと違いまして、しっかり煙草感が感じられるしナ。

やっぱ、JTの開発力は侮れんな。