「ちゅうことはやな、それ以外は何を吸うてんねや? このガキ。はつはあん。地味にシガレット吸うてくさるな。へん。なあにが『喫煙ごくど』や。『ほぼ一般スモーカー』やないけ」

あんたら、そのように思われとんのと違いまっか?

せやろ。隠しても分かるねんワイには。

「一日一ボウルのパイプ煙草以外は、シガレット」

ま。

それは、当たらずとも遠からじやけど、その実、でぇんでん違わんこともないのや。

「どやねん?」

まず、ワタイが煙草吸うとうおりの写真をご覧いただきまひょかい。

実装者近影ちゅやっちゃ。

これやぁ!

てはに

「これあんた、どっから見ても、『ティファニーで朝食を』の、オードリー・ヘプバン子はんやろ」

せや。よう分かったナ。

「著作権のない画像使うたらあかんぞ」

これぐらい大丈夫でっしゃろ。みな、もっとエゲツナイもん貼っとうデ。

怒られたら消すし。

それはまあ、こっちゃへ置いておきまして、なんでここに、ぺプバン子はんが出てきたのか。

この日誌を昔から読んでて、かつ勘の鋭いかたならお分かりでっしゃろけど、念のため記しておきます。

メリケンの小説家、トルマン・カポテキの代表作、『ティファニーで朝食を』の女主人公、ホリー・ゴライトリーがですな、実は喫煙者であって、彼女の愛飲するシガレット銘柄こそ『ピカユーン』なのや。

ここまで書きゃあ分かりまっしゃろ?

今を去ることほぼ一年前、父の日兼ワタイの誕生日祝いとして購入を許された『ピカユーン』(ええっと、この記事や)を開封し、ここんとこ『通常吸う煙草』に任命してあるんです。

しかもあんた、今回はフィルターなしローリングやデ。

これがホンマの実装者近影や。

ピカユーン吸うとうとこ

ヘプバン子はんに比べて、シケ具合が半端ないやろ。

ご覧の通り、煙管にぷちゅっと挿して吸うてまんの。

めっちゃキツイで。

「なああんた。なんでそないにキツイの?」

と、モノ言わん煙草に対して問い掛けとうなるほどのキツさです。

なあんし、チューとケブリを吸い込むや否や、心の臓の鼓動が三倍になりまっさかい。

激辛いモン食べたら、汗噴出しまっしゃろ。あれと同じことが起こるしね。

葉巻と同等か、それ以上の攻撃力ですナ。

暗黒系最強にして最凶にして最狂シャグ、『フランドリア・ベルジック』も、裸足でぴゅーっと逃げ出す狂乱ぶりや。

ピカユーンの場合、ペリックが混入してまっしゃろ。

ペリックも醗酵系やさかい、当然っちゃ当然ですけど。

いや、葉巻や暗黒シャグは、どっちかちゅうと、泥臭い、土臭い、田舎臭い、粗野なキツさですけど、ピカユーンは、都会的でアーバンでメトロポリティックな(全部おんなしよな意味や)、洗練されたキツさですかナ。

煙草を吸うっちゅう行為は、大なり小なり健康を害しとうワケやさかい、どうせやったら徹底的にやったろかいとお考えのかたには、自信を持ってピカユーンをお奨めします。


「あれでっか?」

どれでんねん。

「喫煙日誌の更新サボってた間は、それらしい煙草は吸うてはらへんワケやね。再開後の記事を見るにつけ、シガレットで適当に茶ァを濁してるしナ」


なるほど。

確かにそれは一理おますワ。

けどね、以前は「日誌のネタにせんならん」ちゅうて、無理して吸いとうもない煙草買ったり吸ったりしとったからね。

その意味では、好き勝手な喫煙じんせをおくらせてもろてましたんやデ。

ちょっといろいろほかにも事情がございましてからに、パイプ煙草については、あんまし量をいってません。

一日に一ボウルだけ、『ダンヒル・コケコッコ(通称アーリーモーニング)』をいかせてもろてます。

写真は撮ってないねん。かんにんしてや。

ダンヒル・コケコッコは、パイプ煙草を始めて、二、三ヶ月したころにいただきまして、大層美味しかった記憶がございましたので、先月あたり、もっぺん買い求めてみましたのや。

で、約三年ぶりぐらいに吸うたんですけどね、あんまし美味しいことおまへんワ。

え? こんな味でしたっけ? ちゅやっちゃ。

あれですかね、コケコッコをいってから、いろいろなオリエンタル系(ヴァージニア+ラタキア+オリエント)をいただきましたので、ひたが肥えてしもたんやろか。

詰まるところ、オリエンタル系ちゅうのは、三つの葉っぱの配合比で味が変わるだけやさかいね。

ラタキアが強けりゃあ、それだけでほかの葉の味、さっぱり分からんようになってまうし。

いまいち奥深さに欠けますわナ。

コケコッコの場合、オリエントのガキが、「ワイがワイが」と主張しすぎて(トーベンダンスク・オリエントを吸ったおかげで、味が分かるようになりました)、残念ながらヴァージニアが死んでしもてます。

やっぱしオリエントはんには、パイプ煙草シーンにおいては、裏方に徹してもらわんとナ。

ヴァージニアやラタキアが、舞台の中央で派手な演技をしとうネキで、おるかおらんか分からん程度に、にいこにこ微笑んどったらやね、

「おっ、オリエントがおるのとおらんのとでは、さすがに場ァの雰囲気が違うがナ。よ。憎いデこの苦労人!」

てなことになるんちゃう?

喫煙極道、実装者のおったぁん」

なんでっしゃろ?

「せんの日誌に登場してきた、ダビドフのハイエンドシガレット銘柄、『ダビドフ・マグナム』についてです」

極めて個人的な見地からでよければ、おせたげまひょ。

「おおきに。それでは最初の質問です。中身はどないなってまんの?」

こんな感じですナ。

ダビドフマグナム開封

十本づづ包装されたやつが、ふたあつ並んで入ってます。ちょっとだけ手が込んでますが、梱包のモノモノしさでは、『ザ・ピース』に軍配が上がりますナ。

テキの場合、やりすぎやと思いますけど。

開封したてはよろしいんですけど、残り十本を切り、残り五本、四本となってまいりますと、この豪華なパッケージが逆に仇になって、かなり寂しい思いをせんなりません。

せんの日誌で、『マグナムサイズ』とありましたが、そんなシガレットサイズ、聞いたことおまへんデ」

せやろ。

ワタイかて、マグテキ以外、そんなサイズのシガレット見たことないさかい。

ちょっとこの写真をごろうじろ。

ダビドフマグナム比べた

右のがキングサイズのシガレットですけど、それに比べりゃかなり長いでっしゃろ。まあ長さだけならば、百ミリのロングサイズとおなしなんですけど、マグテキの場合、ぶっといのや。

かかるぶっとい径のシガレットなんぞ、よそにはおまへんさかい、しょうことのう『マグナムサイズ』と表記させていただきましたのや。

「ハラ割ってご回答願いたいのですが、美味しいのですか?」

はい。

以前より、ダビドフのシガレットには、『インドマイソール産ヴァージニア』が使用されてると踏んでますのや。ま、百パーセントではないと思いますけど。

その証拠に、ときおりターメリックの風味を感じるおりあります。ターメリックちゅうのは、カレー粉をしてカレー粉たらしめとう、重要な香辛料でっせ。

さすがはインド。煙草の葉を栽培しとうネキで、ターメリックも育てとうねん。そやさかい香りが移るのや。

……。

どうぞ本気にしやんといて。大嘘でっさかいね。

昔、『ダビドフ・リッチブルー』ちゅう銘柄がおましてナ、このブルテキがまた、ココ壱番屋でカレー喰いながら煙草吸うてんのとちゃうか思うくらい、ターメリック風味ビンビンでしたのや。

残念ながら廃止になりましたけど。

『インドマイソール産ヴァージニア』は、高級葉でやっさかい、そうぱっぱか使われへん。コストが掛かりすぎるんで、廃止になったんやと推測してますワタイは。

『インドマイソール産ヴァージニア』の一番の特長は、ターメリック味やのうて、ごおっつ高い糖度ですねん。

要するに甘くて嬉しいワケや。

でですな、マグテキの場合、『インドマイソール産ヴァージニア』の配分量がごっつ多いのや。

そやさかい、値ぇは高いけども、上品な甘みがあって、たいそう美味しいのや。

とまあ、そのようにワタイは推測してます。

なあんし、シガレットの場合、パイプ煙草みたいに細かい葉組みの情報が表にでてけえへんさかいね。使うてるヴァージニア葉の産地なんぞ、まず公開されまへんワ。

シガレット愛好家は、そんなん知りともないからなあ。

こちらとしては、おのがベロを頼りに、あれこれ推測するしかないワケや。

「では最後に。もうこの際、ぶっちゃけたとこ教えてください。一千二百円の価値はありますか?」

おまへん。

一千二百円はボッタクリレベルです。はい。

ビンボ人は吸うなっちゅうことかナ。

地味ィに新製品をご紹介しょうと思うんです。

これでんねんけどね。


『ナチュラル・アメリカンスピリット・ターコイズ』

メリケン製。キングサイズ二十本入り、四百八十円。

T12mg、N1.4mgちゅうスペックです。

多分今月に入ってから、地味ィに発売になった記憶があります。

昨今では、よこまちのコンビニで気軽にナチュローアメスピが手に入りますが、残念ながら、このタコテキを取り扱っている店はすけないです。

名前に付いてます、『ターコイズ』ですけども、コンセプトがよう分かりまへん。

あんまし味には関係ないように思いますナ。ボックスはターコイズ色ですけど。

ターコイズ=トルコ石。

トルコともうさばトルコ風呂。やのうて、『エルトゥールル号遭難事件』『トルコ(オリエント)葉』なんですけれども、ワタイのようなテーステング素人には、バーレーとヴァージニアしか確認でけまへなんだ。

味はですね、大層美味しいです。

とにかく濃厚です。

吸い始めは、バーレーのキックとイガイガが強く感じられますが、次第にヴァージニアが主役となってまいりまして、不快と感じる直前のところで、うまいことピリピリが抑えられておりまして、ヴァージニアの持つ甘みと相まって、まさに京都名物生姜板みたいです。

『マニトウ・ゴールデンシャグ』のバーレー版ですかナ。

凡百のシガレットでは、ちょっと出てこん旨味でございまして、四百八十円支払う価値は充分おまっしゃろ。

ただ、問題がひとつおますの。

それは、これが『ナチュローアメスピ』やっちゅうことなんです。

『ナチュローアメスピ』の特色。

それは、無添加やのどのこのではなく、ただひたすら『一本吸い切るのに時間が掛かる』ちゅことです。

普通のシガレットの三倍から時間がかかりますからナ、せいとうおりには吸われへんのや。

ワタイがシガレットに求めるのは、『早い、安い、美味い』ちゅう三拍子でしてナ。

どっかの牛丼屋のキャッチフレーズみたいですけど。

その意味で、リピートはせんです。
吸ったーマーン♪

「吸ったーマンがいるかぎり、この世に禁煙は栄えない」

「お前たち。吸っておしまい!」

「あらほらスッパァ」

(出典:ヤッターマン)

ちゅうことでごさいましてからに、みさなんこんにちは。

実装者です。

「こら。なにを機嫌よう再登場してけつかるねん、このスカポンタン。一体全体、何ヶ月店閉めとったんや。こちとらてっきり死んだかあるいは、不摂生が祟って煙草が吸えんカダラになってる思うてたわ!」

まことにべんぼくない。

ブログ更新が停止したのには、マリアナ海溝より深く、狸穴(まみあな)坂より急な理由がございまして、既にメールマガジンの『俺が幸せなプログラマーになれないのは、全部自分が悪い』のほうに書かせていただいとるんですが、「そんなんいちいち読んどうしまあるかい、このアカポンタン!」ちゅうかたが多い思いまんので、もういっぺん、かいつまんで書いときます。

1)三月末納期のシステム開発が重なって、今は亡き『サミュエルガーウィズ・ブラッケン・フラーケ』の、ハードでメタリックでソリッドなケブリをば、おもきし吸い込んだおりのようなヒーヒー状態となり、のんべんだらりとブログ更新できなくなってもた。

2)四月になって、システム開発の仕事が一段落したら今度は、「いつまでもこんなショーバイやっとれんのう。せや。やっぱし文筆業で身ィ立てんと」と、かなり不憫なアルゴリズムが発動した。

3)出版企画をでっち上げたり、文章を書きまくったりしてたもんでやっさかい、ブログ更新がおろそかになった。

4)出版企画を出しては滑り、出しては滑りを繰り返しとううちに、「よおし。よおぉぉし。そっちがその気なら、こっちはこの気じゃ。なんぞ企画を通してくれるまで、ブログ更新したらへんど!」と、逆恨みによる、極めて筋違いな誓いを打ち立ててもた。

ちゅことなんです。はい。

「ちょっと待ってみ。なんかサラッと書いてるけど、ブログの更新が再開されたということは、なんぞその出版企画とやらが通ったワケか。論理的には」

ようあんた、その論理的なとこに気付いてくれはったなあ。感謝するデ。

実はせんだって、ようよう出版企画がいっこ通りましてナ。もう泣きそになりました。

で、さっそく、ささやかながら一席もうけましたのや。


『宝缶チューハイとおつまみとしては好物のサラミソーセージとダビドフ・マグナム』

ちなみに、『ダビドフ・マグナム』のスペックは以下の通りや。

マグナムサイズ二十本入り、一千二百円。
T10mg、N1mg

でや? 張り込みましたやろがい。

「シガレットについては、張り込んだのは認めるけど、ほんまにささやかな酒宴やナ。そもそも家やろこれ」

しゃあないがナ。ワタイのバヤイ、前立腺がぷぅっと膨れあがっとうさかい、店舗で酒呑んだりしたら、えらいことになる惧れがあるのでね。それに今回は前祝でナ。実はあんた、出版企画が通ったちゅうてもですな、ほとんどカタチがのうてですな、これから書かんとアカンのや。

無事書籍が店頭に並びし暁、いや、それやといつになるや分からんので、とりあえず出版社はんへさして、初稿を入稿でけた暁には、もっぺん本格的にお祝いしますわ。

花を添える煙草なんぞも、こんなあんた、ダビドフ・マグテキみたいな、シケたシガレットとちゃうデあんた。

プレミアムハバノスやで。ええかあんた、プレミアムハバノス。キューバ葉巻に決まっとうやろ!

「どうせ、セコく一本だけ買うんやデこのテキ」

なにが悪いねん! ほっといてちょうだいんか。

え?

なんですか?

「ほんで、このブログはどうなるの?」

てですかいナ。

ま。停止期間と違いまして、気分的にハイになっとうさかい、毎日とはゆわんまでも、ちょいちょい更新でける思いまっせ。