あたらしシャグ煙草が六銘柄も新発売されまんのやで。あんた知ってた。

チョイス・アイスティー
チョイス・アップル
チョイス・ローズ
マックバレン・ハーフスワレ
マックバレン・ヴァージニアブレンド
マックバレン・アメリカンブレンド


どれも三十グラム入りで六百九十円です。

シャグタバカーの皆さんにとっては、嬉しいしめいをあげんなん状況かもしれまへんけど、チョイスも実はマックバレンの銘柄やさかいね。要はマックバレンがやけくそで新銘柄ぎょうさんだっしょるんですわ。

ワタイのばやい、シャグ煙草は暗黒銘柄以外もうええわいというこんころもちになってますので、「はあさよか。六つもあたらし銘柄でんの。ふーん」てなもんですけど、ふたあつほど気になるやつがおまんのや。

まずひとつめは、『チョイス・ローズ』です。

最近、うちのかかは、何を吸うても臭い臭いぬかしよるさかいね。まあ実際臭いねんけど。

味なんかどうでもええのんで、甘くて芳醇なバラのカザがしてくれりゃあんた、テキも黙りよるんとちゃうか思うたりしますねん。

「でや。これなれば文句なかろ?」

と、いっぺん言うてみたい。

ほんでふたつめは、『マックバレン・ハーフスワレ』なんです。

ホームぺいしの説明書きには『ブラックキャベンディッシュ主体のブレンド。スモーキーでインパクトのある味わい』とまあ、あっさり書かれてますけど、これ読んであんた、えっと思いまへんか?

キャベンディッシュでっせ。キャベンディッシュ。

キャベンディッシュというのは、煙草の葉っぱに対してなんや仕事したあるやつなんですナ。香料や甘味料で漬けたりね、酢醤油にさんしち二十一日間漬けたりね(これは嘘)、表面をざっとあぶって煮詰め塗ったりね(これも嘘や)

パイプ煙草の着香系によう混ざっとうやつですけど、それがシャグになりますか? そんなん初耳やわ。

これはかなり気になりまっせ。

あとね。マックバレンのシャグ煙草を買うと、保湿パック(おかきやせんべの袋にはいっとう、乾燥剤のさかさまみたいなやつ)がもらえるらしいですわ。

これはいわゆる新発売キャンペーンですナ。

二週間しか持たんみたいですけど。
「あ~あ。やってもたながナ」

「どないしてんキィ公。なにをやってもてん?」

「源やん、まあちょっと見てぇやこのシャグ煙草」

「うわ。なんじゃいこら。ぼわーっと白カビ生えたあるやないか。えげつないことなっとるのう。はつはぁーん。さてはワレ、やらかしよったな。そやろ?」

「そやさかい冒頭で『やってもたながナ』ちゅうてるやないかい。この煙草、無添加ヴァージニアのやっちゃさかいな、乾燥するとえらいピリピリしょんのや。それをさして『ヴァジピリ』ちゅうねんけどな。これを回避するためには、なんらかの方法で葉っぱの湿度を保ったげなあかんのや。葉巻の場合、湿度七十パーセントが最適やいわれとうけど、シャグ煙草の場合は四十~五十パーセント程度でええとされてるな。そやさかいヒュミドール。おっと、ここでいうヒュミドールちゅうのは、保存箱やのうて加湿器のことや。直径五センチ弱、厚み五ミリ弱のアルミニュームででけたコイン状の物体でな。中に水を蓄えるスポンジみたいなんが入っとうやつや。これを葉っぱと一緒に器にほりこんどくねん。まあそれをほりこみっぱなしにしてたら、湿り気多すぎてあんじょうカビ生えてもたワケや」

「普通の会話の中には出てきそうもない説明的なセリフ、えらいお疲れさんやったのう。ここんとこ雨がよう降りようさかいな。これから時節柄梅雨になりよるし、気ィつけて湿度管理せなどんならんデ」

「どうしょうこれ。吸うても大丈夫かな」

「あかんあかん。そんなん吸うたら喉やられてまう。いいええな。まちごてカビの胞子が肺なんぞに入ってみ。そこで繁殖しよんで。死んでまうぞワレ。ワイの煙草分けたるさかい、もうほかし。っと、ちょっと待て! ほかすんちょっと待て」

「どないしたんや源やん」

「ほら、あれ見てみい。伊勢屋の若旦那や。扇子パチパチしながら、ナヨナヨ歩いてけつかる。なんじゃいあの派手な着物。テテ親泣いとうデしかし。よしキィ公。若旦那こっち呼べ。ワイがおもろい趣向めせたる」

「ワイあいつ嫌いや。チャラチャラしとうし、こぉーんなとこから高い声だしよるし、船場のニンゲンのくせに、江戸の幇間みたいな喋りかたするし……。一番嫌なんは、なぁんもしらんくせに、知ったかぶりしてえらそにするとこや」

「ワレだけとちゃう。ワイかて嫌いやデ」

「ほたらわざわざ呼ばいでもええガナ」

「嫌いやさかい、えらいめに遭わせたろちゅうねやないかい。テキにこの煙草吸わせたんねん」

「吸うか? こんなもん」

「そんなもん、もっていきようやガナ。カビだけじゃおもろない。みずやにチョウジが残ってたはずやねん。そうそうその袋。なんぼほどある? 五つ? え? 七つあるか。ほたらぜんぶこん中へほりこめ。そのままでええ。刻まいでええのやさかい」

「ロケット花火みたいに葉っぱ丸ごと飛び出すのんとちゃうか?」

「それもおもろかろうガナ。それからな。胡椒ないか胡椒。え? しけってもてるてかいな。逆さにして振ってもビンの底にこびりついたある? ほたらトンガラシあったやろトンガラシ。え? それならあたらしのがある。ほたらそれ一本丸ごと入れてまえ」

「あいつ口から火ィ噴きよんデ」

「そのまま食うわけちゃうさかい、だんないわ。でけたか。ほしたらワレ、このいれもんへさして、屁ェ三発ほどかませ。ワレの屁ェ、町内でいっちゃん臭いちゅうもっぱらの評判やさかい」

「ワイ、ちょっと腹ゆるいさかい、屁だけやのうてみィも出るかしらんデ」

「のぞむところやがナ。終わったか。ゲホッ。えらいカザやのう。フタ閉めとけフタ。もぉーし。若旦那。こっちこっち。ワタイらでんがな。キィ公に源兵衛です」

「おや。まあ。こぉーんつわー」

『こぉーんつわー』ちゅうとうデ。おもろいな。どこぞで使うたろ」

「シッ。ワレは黙ってエ。そんなん帳面につけいでええねん」

「これはこれは、町内の色男のご集会でゲスな」

「色男ちゅうとうデ。わりかた人を見る目あるな。ちょっと見直したかもしれん」

「ワレは黙っとけちゅうてんねん。若旦那。からかわんといておくれやすな。色男とゆやあ若旦那。この浪速で、おまはんの右に出る男はおりまへんデほんま」

「左に出るやつはくさるほどおるけど」

「黙ってぇちゅうのにこいつ。いやいや、こっちの話ですわ。へへへ。お? なにやら眼の下にうっすらと隈が。ははぁん。さてはよんべあたり、オツな二番目がおましたんやろ。『夏の夜はみじこいワァ』とかなんとか。あんましオナゴを泣かしたらあきまへんデ若旦那」

「おんや。悪事露見というやつでゲスな。では白状に及ぶがね。昨夜はちと、楼へめえりやした」

「ほぉー。無銭飲食かなんぞで牢へ。やっぱりあの曾根崎署でっか?」

「アホか。キィ公、ワレはちょいちょい口出しすなちゅうてんのに。若旦那のゆうてはるのは妓楼の楼やがな。とゆうと旦那」

「新町でゲス」

「しんまち! そうでっしゃろナ。若旦那あたりになると、オナゴが帰してくれまへんやろ」

「もう拙などの場合、『しょかぼのべたぼ』てェやつでゲスな」

『しょかぼのべたぼ』て、なんでやんねん?」

『初会惚れのベタ惚れ』でゲス」

「はあ。しょかぼのべたぼね。で、敵娼(あいかた)はどこの誰でやんねん? 隠さんと教えとくれやす」

「ホホホ。別に隠すほどのこともないがね。扇屋の夕霧という娼妓でゲスな」

「扇屋の夕霧!? ちゅうとあんた、新町随一の太夫ですやんか。えらいもんやナア」

「あほらし。天下の夕霧太夫が、質屋のアホぼん風情相手にするかいナ。あほらして塞がった口が閉まらんわ」

「シッ! ここは好きにゆわしとけ」

「なにか拙に?」

「いえいえ。あははは。こっちの話。こっちの。まああれでんな。色男で金のあるちゅうのはザラにおりまっさかいナ。けど若旦那の場合、それに加えて万事ご通家でやっさかいナ。ニンゲンに奥行きっちゅうのがおますのや。そやさかい、オナゴが一旦惚れたら離れよらんちゅやつですわ。ご通家とゆえば、煙草なんぞも普通のやつなんぞおのみにならしまへんやろ」

「もう拙などは、コンビニで買えるような煙草はつくづく飽いてしまっておりまして、キューバやメリケン、エゲレス、ドイツ、デンマルクなどから、ヴィンテージものの煙草のみ取り寄せておりやす」

「なぁるほど。さすがでんなあ。あ、そうや。キィ公。あれちょうだいんか。さいぜんのやつ。コホン。若旦那。ヴィンテージもんで思い出したんですけど、実はワキから珍しい煙草をもらいましてんけどね。なあんし、普通ではちょっと手に入らんらしいんですわ。これ、ゴホッ。わっちゃぁー。さらにえげつないカザになっとう……。いやいや、なんでもおまへんねや。これですねんけど」

「どれどれ。おんやぁー。まー。よくぞこれが手に入ったねえ」

「ヴィンテージもんでやすか?」

「もちりん」

「ぷ。『もちりん』やて。おもろいガナ。どこぞで使うたんねん」

「いちいち帳面につけるなドあほ。若旦那。これはなんちゅう煙草なんでっか?」

「これは、かのエゲレスの老舗サミュエルガーウィズが、英国王室へ献上するために、たった二十一缶だけ製造したマボロシの逸品『サミュエルガーウィズ・ロイヤル・コットンミクスチャー』でゲス。さいでゲスな。大坂でこれをのんだことがあるのは、拙もいれて三名とおらぬでゲしょ」

「はあぁー。宇治の名物ホォタル踊り並みの希少価値なんでんナ」

「キィ公。ワレは黙ってェちゅうねん。ンなるほど。コットンね。たしかになんや白い綿帽子みたいなんが混ざってまっさかいね。ほんでこれはどないして吸いますの? キセル? それとも紙で巻くんでやっか?」

「ホホホ。きみがたの物知らずにはおそれいりやすねえ。サミュエルガーウィズとくれば決まってやしょ。パイプを使うんでゲス」

「そしたら若旦那。せっかくでやっさかい、一服のんでっておくれやす。えーっとパイプは。お。パイプを持ち歩いてはりまんのか。さすがはご通家でいらっしゃいますナア」

「ま。きみがたの前だけどもね。まずこうしてそーっとひとつかみ取りやしょ。ゴホッ。えらい臭いだねどうもこれは。けどこの臭気がコットンミクスチャーの真骨頂てェやつでゲシてね。しを点けて。ゆるりと吸い込みやすな。ンパッ。するてぇと、えもいわれぬ芳醇な味と香が……。ゴホッ。ガホゲハゴホゲホガヘゴヘガホ

「ホンマに吸いよった。いかがでっか若旦那」

「ガホゲハゴホゲホ、いやオツだねぇー。ホゲホガヘゴヘガホ。なにやら涙が……。へーっくしょへーっくしょへーっくしょぉーい。ちと助けてほしいところでゲス。くさめが。くさめが止まら、ないないうえーくしょうえーっくしょうぇーっくしょーぉ

「わはは。泣きながらくっしゃみしてけつかる。こらおもろい。こらおもろい。オケラ毛虫げ~じ蚊にぼぉふり蝉かわず、やんまちょ~ちょに、きりぎりす~には~たはた、ぶんぶの背中はピ~カピカッ♪

「なんやねキィ公そのけったいな唄。もし若旦那。あんまし知ったかぶりせんほがよろしデ。そやさかいそんなめに遭いまんねん」

「きみがた、きみがたへーっくしょぃ。拙がこのように苦しんでおるというのに、そのようなことをおっしゃる。なにか拙に故障でもおありでゲスかぇーっくしょい」

「胡椒がないさかい、トンガラシ混ぜたんやがな」

「おい源やん。なんやサゲが違うデこの噺」
先だって、えーっといつやったっけ。

そうそう、『スタッドオートマールスム・ブルー』を買い求めたおりに、一緒にこんなもの手回してまいりましてナ。

実装者流-オリファントミニ

『オリファント・ミニ・スマトラ』

七本という中途はんつな入り数で、六百三十円というこれまた中途はんつな価格のミニシガリロなんです。

実装者流-オリファント中身

一本九十円ちゅう計算になります。

ミニシガリロ仲間じゃあ、ちょっと高級しんの部類に入るわナ。

最近新発売されましてん。

オリファントちゅうのはオランダのシガー/シガリロメーカーで、ラインナップはわりかた高級でありかつ、人気もあるんです。

オリファント=エレファント。つまり象ですナ。

ですので、マークも象になってます。なんか、けったいな象ですけどね。

近世ヨーロッパで、インドに象という動物がおるちゅう噂を聞いた三文絵描きはんが、いろんな人の伝聞をもとに、想像で描いたやつみたいでっせ。

素朴なのにおしゃれな木箱に入ってたりなんかするんですけど、最低でも千五百円しまして、ちょっとワタイラみたいなモンとは縁遠おかったんですわ。

それがあんた、なんぼ短いちゅうたかて、本数すけないちゅうたかて、六百円そこらで手ェに入るとありまして、さっそく買うてきましたのや。

ワタイのばやい、一本に換算した場合どいだけお買い得であってもそれはあんまし重要ではなくて、最低ロットがどいだけ安いかが大事なんです。ああ悲し。

とまあ、いつまでも悲しがっててもラチあかんので、早速一本吸うてみました。

結論から申し上げますと、かなり美味しいです。

昨今、雨の日が多くて、空気が湿っぽいちゅうこともあり、まあおのろくほどの甘みです。

ちょうど、モンテクリスト・ミニシガリロとニナスの中間ぐらいの味やなかろかと思いますナ。

値段相応で、めでたいこっちゃ。

ニナスをあんた、野生の猪に例えますると、オリファントミニは、飼いならされて家畜化しつつあるイノブタですナ。モンテクリストミニシガリロは、もちろん高級なホエー豚でっせ。

ここからは、ワタイの個人的好みになるんですけど、やっぱちょっとものたりんとこおます。

「ワイは葉巻じゃ! 文句あんのかダボ」という、ゴツンとしたパンチ力に欠けまんねん。

やっぱし葉巻は、吸うてて「ひゃぁー」としめいをあげてしまいそうな刺激がないとナア。

ゆうときまっけど、これはあくまでワタイの個人的な好みやさかいね。

育ちが悪いんですわ。

ほんで、また買うかっちゅうと、もう買いまへんやろナ。

なあんし、あと百二十円も出せばあんた、『ラ・パズ・ワイルドシガリロ』買えまんのやさかいね。

パイプ煙草のご紹介がでけることになりましたデ。

実装者流-ピーターソンオールドダブリン

『ピーターソン・オールドダブリン』

アイルランド製。五十グラム千七百五十円。

ピーターソンとゆやあ、この日誌訪問者のみなみなさまなればとおにお馴染み。驚愕の方形UTO『パーフェクト・プラテキ』をものしたメーカーですわナ。

とにかく、ええ加減正露丸臭(ラタキア葉のカザ)が恋いしゅうなってきまして。

このオールドダブテキは、ヴァージニア・オリエント・ラタキアの定番イングリッシュミクスチャーです。

価格帯的にも競合すんのはやはり『ダンシル・マイミクスチャー965』ですかナ。

フタ開けたおりの様子じゃあ、どっちがどっちか見分けつきまへん。

実装者流-ピーターソンオールドダブリン中身

けど、味はだいぶちゃいまっせ。

このダブテキ、カザのわりにはラタキアの味がかなり抑え気味になっとります。

吸い終わったあとくちも、ほとんどラタキアラタキアしまへん。

しかしその分、タバコタバコ感が強くて、『甘酸っぱい』というよか『ニガ酸っぱ』くてですな、『嗚呼、ぼかあ今まさに、煙草を吸っているのであることよ』と、しみじみおもいしらされますナ。

こない書くと、いまいちやったのかと思われそうですけどね。

ワタイもね、ひとくち目は『なんじゃいこのテキ。ラタキアがゆるうて、全体的にボケた味やのう』と思うたんですが、じょじょにタバコタバコ感がぐわわんと出てきまして、『ん? これはこれでええかもしらん』と見直しましたんやデ。

まさに、第一次世界大戦当時のアイルランドはダブリン市へタイムスリップしてですナ、文化住宅の二階の窓辺に座ってパイプくゆらしつつ、進軍していくルノーFT17型戦車隊を眺めとう、ジェームズ・ジョイスになった気ィしますわ

断っときまっけど、第一次世界大戦中に、ほんまにダブリン市街を戦車が行軍したんかとか、ジェームズ・ジョイスがユリシーズ執筆しながら煙草プカプカふかしとったかちゅうことについては、いっこも裏づけとってまへんさかいね。

そのへん、ええ加減なもんだあんた。

この程度のブログであんた。

こほん。

えーっと。そういったなことで、かなり気に入りましたなこれは。

『今月のベストインプレッション煙草はこれで決まりでは?』ちゅう下馬評も聞こえてきてますけど、それはまだなんともいえまへん。

なんし、どのようなブレンドであるかは買う前にせえだい調べてまして、『予想どおり美味かった』だけなんですから。

『ベストインプレッション煙草』に認定するためには、なにがしか『予想外の驚き』がないとあかんさかいね。

ところで、ラタキア抑え目ちゅうことはね、裏を返せば常喫できるちゅうことですねん。

あんましラタキアが前面に出てきたばやい、『これにしィつけて煙を吸い込みゃああの味やろ。うーん。もうええわ。今回はこっちのやつにしよダウンと思うたりしまっさかいね。

要するに食傷気味になるおりあるワケや。

というわけで、ラタキアのびっくり味を愉しみたいなればダンシル965。やはり煙草の主役はヴァージニアであって、ラタキアはあくまで喫味をゆたかにするための副えモンでええとお考えならばダブテキにしはったらええと思いますわ。

けんども、ほんまにラタキアのびっくり味を満喫したいなれば、悪いこたゆいまへん、ダンシル965よか、もう三百円はりこんで、『サミュエルガーウィズ・コモンウェルス』にすべきでやっしゃろナア。

ちょっとこのピクチュワを見てもらえますか。

実装者流-廃棄

これはね。今まで格闘してきたパイプ煙草やシャグ煙草のパウチ袋を残しといたモンなんでっせ。

なんぞの記念になるやしらん思うてね。

けど、よくよく考えりゃあ、なぁんの記念にもなりまへんわ。

例えば、世界各国の銘柄のパウチ袋をあまねく蒐集すりゃあ、それなりの学術的価値が出てくるやもしれんけど、ワタイはプログラマーでありテクニコレカロライターであり、将来はメルヒェン童話作家を目指す男であって、煙草研究家やないさかい、そこまでようしやんからナ。

え? なんでやす?

「こんな文章書いとっておまえ、メルヒェン童話作家になんぞなれるわけないがな」

てですかいな。

ワイかて、こうめえてもあんた、ちゃんとしょ思うたらちゃんとした文章かけまんのやデ。多分。

あっ。

そうゆやぁあれです。

このぺいしの左下のほうに、ブクログに開設したあるワタイの本棚へのリンクがおまっしゃろ。

ワタイが読んだ本を記録したあるんですけどね。

ちゅうても別段書評しょうと思うて開設したわけやのうて、アホやさかい、おんなじ本二回以上借りんようにするための記録として開設したんです、あくまで。

そのラインナップに『なにわの源蔵事件帳』ちゅうのがあります。

これはあんた、知ってるか知らんか知らんけど、むかあしにエネッチケーで放映された同名ドラマの原作本でナ。第一シリーズは、二代目桂枝雀師匠が主役の源蔵親方を熱演してらっしゃったんでっせ。

ま、これも知ってるか知らんか知らんけれども、『大浪花諸人往来(だいなにわしょにんおうらい)』ちゅうのがオリジナルタイトルなんです。

ワタイの借りてきたのは再編集版で、ドラマと同じタイトルになってしもてます。

オリジナルタイトルのほうがカッコよろしわな。

内容は大坂を舞台にした人情捕り物バナシです。

しとごろし事件が発生せんちゅうのがこのシリーズの特徴でね。

最近、江戸時代の大坂ちゅうのはどんな様子やったんかいなと興味を持ちまして、図書館にて資料をあたっとりましてんけど、江戸時代の江戸の資料はもうええちゅうほどあるのに、大坂のんはほとんどおまへんのや。

まあ、東京都八王子市の図書館で江戸時代の大坂本捜そちゅうのが、そもそもの心得違いかもしらんけど。

で、しょうことなく、かかる小説本まで借りてきた次第なんです。

けど、江戸時代やのうて、明治の初めが舞台やったちゅうオチがつきまんねん。

でね。この原作本を読みますると、会話は当然大阪弁で、登場人物が関西人なんであたりまえとして、地の文まで大阪弁が混ざってますねん。あくまで部分的にですけど。

ぶっちゃけ、こんなんありかと思いましたわ。

ま、今はそんなことどうでもええねん。

パウチ袋のハナシやパウチ袋の。な。

数が多くなってくると、場所塞ぎにもなってまうし。

ということで、潔う、ぽおーいとほかしたげましたのや。

ほかすおり、心の臓のすまんだをチクッとマチ針で刺されたような微かな痛みがありましたけど、かかる痛みに耐えてこそ人間おおきゅうなるワケやさかい。

「相変わらずたいそうなことぬかすガキやのう」

ときに、実はパイプ煙草の缶からずっとおいてまんねんけど、あのテキら、どないしたもんやろ。

パウチ袋とは比べモンにならんほど場所塞ぎやねんけどナア。

なんぞのいれもんに使えるやしらん思うてね。

けど、『サミュエルガーウィズ・コモンウェルス』みたいなラタキアたっぷし銘柄の缶からなんぞ、正露丸いれにしか使えまへんけどナ。

『ブラックXX』の缶からにいたっては、ボルトやナットや釘やみな入れる工具箱にしかならんわい。

先だっても申し上げたとおり、油ギトギトのバイク修理工場みたいなカザがするんでやっさかい。