ちょっとこのピクチュワを見てもらえますか。

実装者流-廃棄

これはね。今まで格闘してきたパイプ煙草やシャグ煙草のパウチ袋を残しといたモンなんでっせ。

なんぞの記念になるやしらん思うてね。

けど、よくよく考えりゃあ、なぁんの記念にもなりまへんわ。

例えば、世界各国の銘柄のパウチ袋をあまねく蒐集すりゃあ、それなりの学術的価値が出てくるやもしれんけど、ワタイはプログラマーでありテクニコレカロライターであり、将来はメルヒェン童話作家を目指す男であって、煙草研究家やないさかい、そこまでようしやんからナ。

え? なんでやす?

「こんな文章書いとっておまえ、メルヒェン童話作家になんぞなれるわけないがな」

てですかいな。

ワイかて、こうめえてもあんた、ちゃんとしょ思うたらちゃんとした文章かけまんのやデ。多分。

あっ。

そうゆやぁあれです。

このぺいしの左下のほうに、ブクログに開設したあるワタイの本棚へのリンクがおまっしゃろ。

ワタイが読んだ本を記録したあるんですけどね。

ちゅうても別段書評しょうと思うて開設したわけやのうて、アホやさかい、おんなじ本二回以上借りんようにするための記録として開設したんです、あくまで。

そのラインナップに『なにわの源蔵事件帳』ちゅうのがあります。

これはあんた、知ってるか知らんか知らんけど、むかあしにエネッチケーで放映された同名ドラマの原作本でナ。第一シリーズは、二代目桂枝雀師匠が主役の源蔵親方を熱演してらっしゃったんでっせ。

ま、これも知ってるか知らんか知らんけれども、『大浪花諸人往来(だいなにわしょにんおうらい)』ちゅうのがオリジナルタイトルなんです。

ワタイの借りてきたのは再編集版で、ドラマと同じタイトルになってしもてます。

オリジナルタイトルのほうがカッコよろしわな。

内容は大坂を舞台にした人情捕り物バナシです。

しとごろし事件が発生せんちゅうのがこのシリーズの特徴でね。

最近、江戸時代の大坂ちゅうのはどんな様子やったんかいなと興味を持ちまして、図書館にて資料をあたっとりましてんけど、江戸時代の江戸の資料はもうええちゅうほどあるのに、大坂のんはほとんどおまへんのや。

まあ、東京都八王子市の図書館で江戸時代の大坂本捜そちゅうのが、そもそもの心得違いかもしらんけど。

で、しょうことなく、かかる小説本まで借りてきた次第なんです。

けど、江戸時代やのうて、明治の初めが舞台やったちゅうオチがつきまんねん。

でね。この原作本を読みますると、会話は当然大阪弁で、登場人物が関西人なんであたりまえとして、地の文まで大阪弁が混ざってますねん。あくまで部分的にですけど。

ぶっちゃけ、こんなんありかと思いましたわ。

ま、今はそんなことどうでもええねん。

パウチ袋のハナシやパウチ袋の。な。

数が多くなってくると、場所塞ぎにもなってまうし。

ということで、潔う、ぽおーいとほかしたげましたのや。

ほかすおり、心の臓のすまんだをチクッとマチ針で刺されたような微かな痛みがありましたけど、かかる痛みに耐えてこそ人間おおきゅうなるワケやさかい。

「相変わらずたいそうなことぬかすガキやのう」

ときに、実はパイプ煙草の缶からずっとおいてまんねんけど、あのテキら、どないしたもんやろ。

パウチ袋とは比べモンにならんほど場所塞ぎやねんけどナア。

なんぞのいれもんに使えるやしらん思うてね。

けど、『サミュエルガーウィズ・コモンウェルス』みたいなラタキアたっぷし銘柄の缶からなんぞ、正露丸いれにしか使えまへんけどナ。

『ブラックXX』の缶からにいたっては、ボルトやナットや釘やみな入れる工具箱にしかならんわい。

先だっても申し上げたとおり、油ギトギトのバイク修理工場みたいなカザがするんでやっさかい。