あの日からもう何十年も経つけれど、
阪神・淡路大震災のエピソードは、いまでも防災を語るうえで外せない。
特に「水」だ。
震災当時、神戸の友人から聞いた話がある。
「電気より、水が一番つらかった。
蛇口をひねっても出ない。給水車に並んでも足りない。
洗うこともできないし、飲める水は本当に貴重だった。」
こういう声は、被災地のあちこちから聞こえてきた。
断水が長期化した地域では、配水池が空になって“ゼロ”になった場所もあったらしい。
で、ここからが本題。
■“保存水があれば安心”と思いがちだけど…
最近、防災講座でもよく言っているんだけど、
保存水には「見えないリスク」がある。
水自体は腐らない。
でも、保存しているあいだに “中身が変化する” ことがある。
その代表例が、
硝酸態窒素(NO₃⁻)が、亜硝酸態窒素(NO₂⁻)に変化する
という現象だ。
名前を見るとイメージしづらいけど、
ポイントは一つ。
硝酸はまだいい。
でも亜硝酸は毒性が強い。
特に赤ちゃんや高齢者には影響しやすい。
保存水メーカーは品質管理を徹底しているけれど、
長期保存、そして高温環境が重なると、
この変化がゆっくり進む場合があると言われている。
阪神・淡路大震災では、多くの避難所で
「この水は飲んでいいのか?」
「煮沸が必要なのか?」
「これは生活用水にして、飲料は別に確保しよう」
と、毎日のように判断が迫られた。
ある避難所では、
配られた水が“どこから来たものか”誰にも分からず、
結局「飲むのは怖い」と敬遠されたこともあったという。
要するに、
“水の安全性”は、平時よりも災害時のほうが何倍も重い。
これ、保存水にもそっくりそのまま当てはまる。
■じゃあ、どうすればいい?
難しく考える必要はない。
-
高温になる場所に置かない
-
期限が長い保存水でも、早めにローテーションする
-
特に乳児や高齢者がいる家庭は、亜硝酸のリスクを頭の片隅に置いておく
これだけで、だいぶ違う。
ありがたいことに、
今は震災の教訓がしっかり残されているし、
私たちはその上に防災を作っていける。
阪神・淡路大震災で「水」がどれだけ重くのしかかったか。
そのエピソードを知るだけでも、
備蓄の見方がガラッと変わるはずだ。
■最後に
“保存水の見えないリスク”って、
ちょっと専門的に聞こえるけど、
要は 「備蓄は置いて終わりじゃない」 という話。
「いのちをを守る武器」だからこそ、
震災の経験とセットで考えると、急にリアルになる。
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