R34,GT-R,TO4R フルチューン ハルテックにてエンジン始動。

ハルテック エリート2500+RBワンタッチカプラー

RB系のカプラーオンシステムです。

ブーストコントロールも、V-CAMコントロールさせる事もコレ1台で可能。

当然、4WDシステム”アテーサECU”への出力も行っておりますので4WD制御もOKね。

 

ジャンクションボックス内部のジャンパーピンにてR32,33とR34で設定変更する必要が有ります。

R34用のジャンパーピン位置へ設定。

 

取り付け、ワンタッチです♪

今回V-ProからのアップグレードでしたのでHKSの圧力センサーをそのまま使用してエアフロレスのDジェトロ制御でエンジン駆動します。

当然エアフロ制御も可能ですので純正エアフロ、R35エアフロ、基本的にどのエアフロ使っても動きます。

エアフロ制御かDジェトロ(圧力制御)か?、チューナー様によって賛否有りますが。。。。。

ハルテック使って置けば。。。。。どちらでも。と思います。パーツ構成点数が少なくサクションにエアフロと言う障害物を設置せずに済むDジェトロが私の廻りでは多いですかねぇ。。。

パワーFCからのアップグレードですと、現状多くのパワーFCがエアフロ制御ですのでエアフロの容量が足りているので有ればエアフロ制御も有りかと思いますが。。。。。

やっぱりシンプルな圧力制御(Dジェトロ)良いんでは無いかと思いますw

ハルテックのDジェトロ制御は”VE制御”ですので単に圧力のみを負荷軸として各演算している訳では無く、実に凄く、そして複雑な演算を行い燃料噴射時間を決定しておりますのでヤレば分かるそのセッティングのしやすさな訳で。

 

 

エアークリーナーも新型へ♪

 

ベースデータをアップロードして。

 

まずはスロットルポジションセンサーのキャリブレーション。

 

自動ですので全閉でワンクリック、全開でワンクリックで完了。

 

今回、まずは純正クランク角センサーでエンジン始動しますので、タイミングライトを見ながら、判定基準クランク角度 TDC Angleを設定。

 

OK♪

インジェクターの設定、圧力センサー設定等を行い。。。

 

あっさりフルチューンエンジンが始動ね♪

ハルテック最強。当然ですがこの時点で既にV-Pro3.1とは違うんです。

掛かってしまえばコッチのモンって言うチューナー様が多い中、エンジン始動までのアプローチが実にやりやすいってのは武器以外の何でも有りません(*˘︶˘*).。.:*♡

まず、純正クラセンでの始動は確認出来ました。

 

 

RB26に関しては燃料のベースマップが”TPS”です、そう、一見スロットル制御です、スロットル制御と言えば。。。。スロットル制御なのですが。。。。

まずは、なぜスロットル制御なのか?それはRB26が”6連スロットル”車両だから♡素敵過ぎるこの6連スロットル♪、私的には、、、、R32が発売された時、RB26で最初にすげー、最高過ぎると思ったポイントは6連スロットルだった。って事。

そして、、、、6連スロットルだから、スロットル制御。

その理屈と負荷軸がスロットルポジションで有るべき理由はNA 4スロと同じ、”負圧領域が非常に狭い”多連スロットルの場合はアクセル開度が非常に低開度の時点で圧力が大気圧に到達します、そうですね。。。。。アクセル開度30%未満で既に大気圧付近でしょうか。

と言う事は、負荷軸圧力制御にてマップを制作する場合、アクセル開度30%で大気圧、NAの場合ですとそれ以上は同じマップの負荷軸を読む事になります、つまりアクセル開度30%とアクセル開度100%と同じ数値のマップを読む事になりますよね?

アクセル開度30%~100%までの過渡域のセッティングが事実上出来ない、って事になります。そこが多連スロットルでのDジェトロの弱点となります。

NAの多連スロットルの場合、調子悪いのは大体ソコ。多連スロットルでDジェトロの場合そして、V-proの3.3等(私は3.3以降を使った事が無いので知りうる限りのV-Proは3.3までです)でDジェトロ合いにくいのがソコ。そこそこの容量のエアータンクへ一度全てのスロットルボディから圧力を貯める必要が有り、エアータンクを取り付けした所でまだその悪い傾向は拭えません。

RB26等は純正でエアータンク付いてますケド、、、そこそこのハイカム入れるとそもそもの負圧が減少傾向になりますので、、、、、難しい。

そこで、その多連スロットル+Dジェトロだからこその狭いマップ格子構成の負荷軸をスロットルポジションへ”スロットル制御”に変更する事により0-100%の負荷軸格子が使用可能となります。

そこで多くの方が”?”となるのは、、、、、NAならソレでいーよね。

スロットル制御方式マップは当然の事ながらマップ格子負荷軸のMAXは”TPS100%”となります。ターボの場合、、、、、TPS100%でもブースト掛かるからそれ以上のマップが無ければゼロブーストと1kのブーストで同じ燃料噴射量になるんじゃねぇの???説。ね。そうですよね、分かるw

でも大丈夫、ソコがハルテック等が採用するマップ構成の優れた所。

燃料のベースマップとは別で”ターゲットラムダマップ”が有ります。

このターゲットラムダマップの負荷軸を”マニホールドプレッシャー(MAP)”に設定する事によりベースマップにプラスして圧力制御の概念が追加されます。

まずこのターゲットラムダマップに狙いたい空燃比を入力すると、ハルテックはベースマップのスロットル負荷軸に対して圧力の概念をプラスして演算します。

この2面のマップが実に巧みに重なり、燃料噴射量を決定します。

今どきのフルコンのVE制御はほとんど全て同じ理屈だと認識して頂いて問題無いです。

理屈でアレコレ書いても伝わりにくいのですが。。。。。。

 

RB26はまずは黙って。。。。

燃料の設定項目内

・チューニングメソッドを”VE”へ

・フューエルロードタイプを”スロットルポジションセンサー”へ

上記2点を設定する事から始める事が凄く大事。

 

そして、難しい事考えずに、まずは、ターゲットラムダマップに思っている欲しい空燃比を入力。このマップ間違い起こしやすい、空燃比計付いてる時にしか作動しないマップでは有りません、計算式に組み込まれているマップですのでまずは最初に絶対にこのターゲットラムダマップを創る。

 

その上で、燃料のベースマップでターゲットラムダマップに実空燃比が合致する様に燃料ベースマップを増減する。

 

RB26の場合先述した正圧領域が合わない場合は。。。。。

補正マップ項目の”mapcollection”を有効(チェックボックス入れるだけで出ます)にして。

 

圧力補正マップにてセッティングする。

デフォルトの設定ではマップ格子が負圧領域も入ってますが16✕16の格子を自在に設定出来ますので。。。。。。

 

コレくらいのマップ格子から始めます。

負圧領域?要らない、負圧領域が合って無いって事はメイン燃料マップが合って無いって事ですので負圧領域は全てメイン燃料マップ調整すべし。

もっと細かい所が欲しいならその時に足して行く、最初は出来る限りザックリ決めて欲しい箇所を細分化して行くと言うやり方がセッティングアプローチとしては早く合理的です。

 

NAの4スロがハルテックを使用しスロットル制御でセッティング決まるのは負荷軸がスロットルポジションであろうと、その演算式には自動的に負圧も加算・減算されますので決まりやすい。その辺りが今どきのフルコンが優れていると言い続ける所以です。

文面で書くと複雑に感じますがヤルとシンプルに感じます。

 

エアフロと言う実測装置が無い制御方式は吸入空気量に関して全て”予測・計算式”を元に演算し燃料噴射します。それが”VE制御”ハルテックはその演算式が実に良く練られてよく出来てる。

 

ちなみに、、、、、、、面倒くせーな。。。。。。って思うなら、エアフロ制御の方が良い結果が出ると思う。エアフロ制御は実際に入って来る空気の量を”実測”している訳ですから実測値を元に燃料噴射量を決定します。よって、比較的シンプルな計算方式で燃料噴射しますから。。。。私は昔よく言ってました。セッティング合って無いエアフロレスのV-Proならセッティング合ってるエアフロ付きのパワーFCの方が良い、パワーFCの方がシンプルにセッティング出来るから、めんどくさいって思うならパワーFC使ってる方が良いと思いますって。

 

しかし、よりよいフィーリングとパワーを出す事、それが我々チューナーの仕事で有り、そこに、、、、本来面倒くせーは有ってはならんと思います、でもね、私共も人間ですw、中にはやっぱり苦手、って方も居られる、大丈夫、ちょっとした理屈さえ分かってればハルテックはしっかり確実に仕事してくれますから。

 

クドクドと書いてしまいましたが。。。。。。基本的にはMotecもLinkも同じですので理解しておいて損は無い、理解しないと置いていかれます。だって、、、、同じ様にセッティング決まっていれば、、、、、旧式ECUは最新ECUに勝てる事は有りませんから。。。。

 

クランク軸式クランク角センサーの構築へ。

 

クランク角センサーからハーネスをこの辺りまで。

 

カムセンサー、気筒判別のみに使用しますので1歯でOK♪

 

純正クランク角センサーの取り付け部分のゴムパッキンが劣化してカピカピですので交換。

 

 

このエンジンには調整式のスライドプーリーが装着されていましたのでカムセンサーと歯のクリアランスを調整。

 

セッティング時にバルタイ変更する事が有るかも知れませんのでカバーレスで取り付け。

 

DTMカプラーで中継地点を構築。

 

 

 

(๑•̀ㅂ•́)و✧よし。ひとまず始動出来る所まで構築出来ました。

 

 

ハルテックを純正クランク角センサーからクランク軸式センサーへ設定変更。

36-2のクランク軸式センサーと1歯の気筒判別カムセンサーへ。

36-2ね。

 

ハルテックのオシロスコープにてクランク角センサーの波形を確認。

キレイに波形出て認識してますね、正常です♪

 

Audi R8タイプの更に強化品の”APRコイル”に合わせコイルの通電時間設定。

 

再度、クランク角度の基準点を合わせます、この時点で純正クランク角センサーとは違い振れが無い、圧倒的ですね。

 

ほぃ。あっさり始動♪

まだ何もセッティングしてませんwそれでいてこの状態。

 

結構派手なカム入ってますね、負圧-0.25。

でもアイドリング1000回転以下♪

インジェクターを交換すればもう少し安定しますね♡

 

インジェクター交換作業へ続きます。

 

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