JA4,MTREC 700cc ハルテックにてセッティング。

JA4、MTREC 700cc

ショップ様からの依頼です。

イニシャルの点火時期を確認。

 

数年前660ccハイコンプエンジンにてハルテック化。

 

今回エンジンを700ccにVerアップしたとの事でリセッティング。

 

明らかに”キレ”が有りますね♪

 

純正の水温計を見て一瞬ビビリましたw

水温計動いてませんでしたwww、社外水温計が装着されていますのでそちらを見たら70度台、ウン、いー感じの温度で安定ですね。

 

ヨシ、回しましょ。

 

ダイナパック TCF1.00 補正無し 生馬力

パワー 62.1PS

トルク 5.97k

 

全域で前回のエンジンを上回りました(*˘︶˘*).。.:*♡

排気量は裏切らんw

9500回転でもノーマルのピークパワーを上回ってます。

どこから踏んでもトルクフルで気持ちよく伸びて行くバランスの良いエンジン特性ですね。

 

良い感じに仕上がりました♪

 

  S2000 F20C改F24R 4スロ制作。

エンジンオイル抜いて。

 

色々なモノを切り離す。

 

 

コンピューター廻りのハーネス外して。

今回ももちろんハルテック化します。

 

 

 

 

15万キロ、よく走りましたね。

 

全てリフレッシュしつつ。。。。。エンジン制作します。

 

デフ、LSD廻りもリフレッシュします。

 

 

ボディの状態は良好ですので、リフレッシュすればまだまだ使えます♪

 

  アルテッツァ 3SG改3SR制作。

古風なノックセンサーは撤去します。

 

変換のヘリサートを打ち込み。

 

全周波数型へ変更。

コレは、空燃比計で言うなら純正のナロー式O2センサーからワイドバンド式の空燃比センサーへの変更と同じ様な変更ですね。

今回Link G4Xが装着された状態で入庫されておりますのでLink G4Xでセッティングします。

 

 

ヘッドガスケットは戸田レーシングさんちの0.5mm。

 

3SGと言うエンジンを見てて思うのね。

NAでチューニングを進めて行く場合、兎に角圧縮比は常識的範囲で”欲しい”。

インテークとエキゾーストに連続可変バルブタイミング機構付いてて。。美味しい。はずなのですが。。。。カタログ上の圧縮比ほどトルクが有るかと言うとそーでもない。

やっぱり効率的に空気を呑めて無いんですよね。

ハイカム入れると効果有る、ポンと付けてセッティングすると他のエンジンと比較しても効果大きいと思います、中低速も可変バルブタイミング機構でハイカム入れても痩せない傾向に有ります。

でも。。。。。。。あくまでノーマル比、アルテッツァなりに良くなると言う話で、やっぱり他の2Lクラスの車両と比較すると元気無い。

ターボ化すると、、、、、、化けるw

やっぱり純粋に全体的な構造上自然吸気では空気を呑ます事が出来て無いエンジンだと言う事がわかります、エンジンをバラして見てもその傾向は見て取れますね。

やっぱりこのポートは流速出ないぞとwカッコイィけどねwターボにはもってこいです。

ハイカムが効果的なのはオーバーラップ大きく取れる事により排気のチカラ借りて空気引っ張り込む事出来るから。

排気量アップも当然有効手段ですね、無条件で空気呑む量増えますから、3SGの場合吸気ポートが大き過ぎるデメリットで有る流速も速くなり相乗効果も期待出来る。

 

例えば。

 

パワーFCの出荷時データを引っ張り出して見ました。

なんとなく、その傾向は見えますね。あくまで出荷時データですが。

ソレは、、、、FA20とよく似てる感じにも。。。。。。。やっぱり3SGとFA20って姿形は違えど傾向は同じですwトヨタとスバルなのにね。共に吸気流速出てない

流速取れて無いエンジンをバルタイで出来る限り頑張った。と言う感じの傾向。

 

総合的に見た結果、圧縮比は思ってるより高めが良い。その分点火は入りませんが、アルテッツァの3SGの場合は点火で詰めるよりもハード的に空気呑ませる方向でアプローチした方が良いですね。

 

4スロにすると、、、流速稼ぐのに苦労しそうだなと思う。

 

今回シングルスロットル仕様ですので順当にパワーとトルクは出てきます。

 

ヘッドガスケット載せて。

 

ヘッド搭載(*˘︶˘*).。.:*♡

 

エンジンらしい形になって来ました、カム取り付けてシム調整へ続きます。

 

  スクラムターボ エンジン制作 ピストンピン DLC加工

真っ黒になって帰還したピストンピン。

 

DLC加工を施しました。

 

ピストンピンのDLC加工、ヤルに越した事は無いと思いますが通常必須と言う訳では有りません。しかし必須となる時が有ります。

 

それは。。。

純正コンロッドを使用する必要が有り、かつ、純正コンロッド少端部がブッシュレスのフルフローかつブッシュを打ち込む肉厚のゆとりが無いコンロッドを使用する場合。

この場合はピストンピンのDLC加工は必須です。

 

DLC加工して無いピストンピンを使った結果。

さほど距離も走って無いのに既にカジってます。少しでも傷が入ればその傷自体が摺動抵抗となり熱を持ち飛躍的にダメージの進行度が加速します。

社外鍛造や多くの純正コンロッドはフルフローの場合、コンロッド少端部にブッシュが入ってます。そのブッシュがコンロッド少端部とピストンピンの仲を取り持ちカジリを防止します。

一部車種はブッシュレスのフルフローの場合が有る、コンロッド少端部とピストンピンの間に緩衝材が無い為、カジル。

 

コレは、、、、、、私は遠い目をしながらAE86の4AGの事をシミジミ語る感じになりますw

AE86,純正ピストン+純正コンロッドフルフロー加工、コレが地味に効くんだ。。。。。。でヤル訳ですよ。。。。何も知らない当時19歳の青二才のangura少年は何も考えずブッシュレスで組んだ訳です。。。。さほど距離走って無い(と言っても当時夜中~朝まで山走りっぱなしでしたケドw)段階でコツコツと音出だす。。。。エンジン開けるとピストンピンとコンロッド少端部カジって音出てる。今度はブッシュ入りにアップデートして組む、すると、、、同じ様に走っても音出ない。そんな苦い実体験から学んだ記憶が有ります。ブッシュ入りのフルフローの場合カジリが原因で少端部がトラブった事は今まで一度も有りません。

ほんとはブッシュ入れるのが一番良いのですが、今回使用するコンロッドは肉厚これ以上薄くしたくない。

よって、、、、ピストンピン側の摺動性能を上げてカジリ防止策を取ります。

2輪はブッシュレス多いですね、だから4輪でも大丈夫?んな事有りません、回転数こそ2輪の方が回しますが負荷が違います。オイルを介してフローティングしてるから大丈夫?んな事有りません、その理論が正しけりゃ各メタルの当たり、付かないでしょ。正常に油膜を保持してても完全にフローティングしてる訳では厳密には違います。と私は思ってますw

 

  4ドアR めでたくタイムアップ(*˘︶˘*).。.:*♡

 

 

先日ハルテックでセッティングした4ドアR

B18C ハイカムハイコンプ仕様。

オーナー様からタイムアップのご報告(*˘︶˘*).。.:*♡

まだまだエンジンも足廻りも進化予定ですので楽しみですね。

おめでとうございます!

 

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