スクラムターボ K6Aエンジン制作

スクラムターボ。

オーバーヒートからのブローでヘッドクラックまで入ってしまい全損となってましたのでベースエンジンをオーナー様からの送って頂きました。

 

 

補機類バラして。

 

ウン、ま、、、、、、予想通りですね。

軽4のエンジンってよほどオイル管理を神経質に行って無いとスラッジは多めになります。

 

軽4だから大丈夫?????逆、逆です、常用回転数高い、よって熱量も多い。軽4ほどオイル管理はシビアに。2輪よりも負荷キツイのでシビアにオイル管理はしておくべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

このスラッジは”悪さ”するスラッジです。

 

軽4の純正タービンブローの原因で多いのがこのスラッジがオイル供給穴を塞いでタービンにオイル供給されずにブローする事も多い。

 

タービン側でスラッジ詰まるなら良いですが、、、、、ブロック側でスラッジ詰まると何度タービン交換しても即タービンブローします。もはやそうなってしまうとエンジンオーバーホールしかありません。

よって、軽4ほど。オイル交換はショートスパンで行うべきです。

 

燃焼室。。。。。。まだマシですね♪

 

洗浄して検証しましょう。

バルブは出来れば強化品に変更したいですね。

 

 

 

クランクキャップ一体型ブロックでクランク軸廻りの剛性は悪く無いです。

しかし、ヘッド廻りの剛性が無いので結局そのしわ寄せがブロック上面に来ます、ですから、パワー上げるとガスケット抜けたり、上面歪多かったりしますよね。

 

 

 

クランクメタルはキレイですね、出来れば続投したい位。

 

 

クランクシャフトもスラッジこそこびりついているもののキレイです。

 

オイルリングはかなり詰まってますね。

 

 

 

 

SSTを当てて測定、ウン、歪はありません。

 

ヘッドも大丈夫ですね。

 

シリンダーも無難な感じ。

 

結果ベースエンジンとしてはイケる♪

 

ちなみに、一例としてここのプレート。。。。。。外して。洗浄すると。。。

 

 

こうなりますw

元々はこの状態だった訳で。。。。。

 

全て洗浄してから内燃機加工ですね。

 

  MR-S K20A搭載依頼車両 入庫

しっかし、MR-Sとエリーゼ系の入庫率が高いですね。

 

MR-SもロータスエリーゼもホンダK型エンジンが載ってこそ、、、、初めてそのクルマ達が持っている本当の良さを引き出し、楽しむ事が出来る、間違いありません。

 

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