S2000,F20C改F22R制作車両。

 

フューエルラインをラジウムエンジニアリング製に交換

 

 

この類のフィッティング専用の液状のシールを使用します。

 

よしと。

 

クーラントは真水級の性能で対凍結能力をもたせたTCLの”赤ラベル”

 

インジェクター特性を入力します。

 

エンジンマネージメントはハルテックのエリート1500

 

ファームウェアも最新のモノへアップデート。

 

いざ!エンジン始動(*˘︶˘*).。.:*♡

素晴らしぃですねぇ。。。。

ABSランプが点灯してるのはバッテリー外して4輪のパルスがリセットされているからです、数メートル走って認識すれば消えますのでご安心を♬

 

すごくね、今回の組み合わせ、振動が少ないのね。。。。。

 

いつも通り組んで、いつも通りの初期データ。

 

滑らかな感じもするし明らかに振動少ない。

 

F型と言うよりどちらかと言うとK型に近いエンジン鼓動です。

 

今回ピストン周りのパーツにコーティング関係を実施しました。しかしそれが振動を抑止するとは考えにくいですね。フィーリングには影響しますが振動とは別物だと考えます。

 

となると。。。。。。

 

フルーダンパーか。。。。。

純正クランクプーリーの単なるゴムダンパーと比較してかなり振動を吸収してますね。。。。

振動を吸収すると言う事は相反する回転モーメントを上手に打ち消すと言う事で、当然、クランク軸へのフリクションは減る。

このフルーダンパー、実はパワーアップも謳っているパーツです。

フリクションロスの低減=パワーアップ。

コレは良いパーツだと思います。

 

明らかに振動は軽減されています。。。。。。恐るべし。。。。シリコン封入パワーw

 

ろくにセッティングも行ってません、数クリックでアイドリング安定&空燃比もおおよそドンピシャ、ハルテック最強。

 

初期馴染みを行いつつ。。。。。

 

 

完全に抜けていた足回り、ダンパーを交換します。

ストリート仕様ですので、私んちとウエシマクリニックさんちのコラボでストリート~ミニサーキットユーザーまでの方に好評を頂いておりますストリートスペシャルサスペンションシステム。

 

 

 

 

当然、1G締め付けね。

 

アライメント取って着地させましょ。

 

ロードスター専門店のカーズさんへ出張。

 

制作中のNA8 BP-VE換装 2L ハイコンプピストン ハイカム仕様

ハルテックにて制御。

 

少し小難しい話ですが、そもそもBP-VEのクランク角センサーはクランク軸から検出するタイプ。一番上死点の判定は必要ですからカム側にもカムセンサーついてます。

カムセンサーにはもう一つ重要な役割が有り、”連続可変バルブタイミング機構”のカム角度が現状どの位置まで進角しているか?を監視し、ECUで演算、ECUで指定したバルブタイミングへ油圧機構を制御して連続可変を制御してます。

BP-VEエンジンの最大の美味しい所は”連続可変バルブスプリングシステム”で有る事は言うまでも有りません、作用角の比較的小さなカムでも固定式と比較してバルブスプリングが自在に動きますので全域パワーとトルクの美味しいバルタイに設定する事が可能、逆に大きな作用角のカムを使用しても、アイドル時等でオーバーラップを狭く制御する事が可能ですので大きなカムでも比較的アイドリングを安定方向へ持って行きやすい。

BP-VEで連続可変バルブタイミングシステムを撤去してスライドプーリーつける位なら普通のBPでも良い、って位絶大な威力を発揮するのが連続可変バルブタイミング機構です。

 

で。。。。。。。。なぜ私が出向く事になったかと言うと。。。。。

 

そもそもBP-VEってクランク角度検出用の突起が”変則4歯クランク角センサー”+”変則3歯”のカム角センサー

 

クランク角センサーの歯が4歯ってのも少々荒い感じがしちゃいます。

 

よって、いつも使う36-1歯のクランク角センサープレートに変更。

 

以前にエンジン調子良く掛かって慣らし運転迄完了した訳ですが、いざ全開すると。。。。

 

6000回転付近でクランク角センサーとカム角センサーのミスカウントによる失火症状、失火の様な症状と言う表現が正しいです、まともにクランク角度読めて無いから点火も燃料噴射も辞める。

コレが、フルノーマル車なら、もしかすると普通に吹け上がって行ったかも知れません、この車両ハイカム、バルブスプリング入ってますから多少タイミングベルトのブレが発生していると言う予測も出来ます。

要はクランク角センサーとカム角センサーの同期が出来てませんと言うエラーを吐き出し制御しない。と言う制御を行うw

この場合クランク角センサーはクランク軸に設置し、確実に読み取れる環境下に有ります、よってクランク角側では無く、ほぼカム角センサー側がしっかり読み切れぬ事によるエラー。

 

Car'sの社長さん曰く、結構VEエンジンをフルコンで制御してる人たちこの症状出てるみたい(汗)

との事で。。。。。となるとやはり、カム側の信号に問題がありそうですね、36-1のクランク角センサープレートを使うお店さんは少ないですからノーマルクランク角センサーでも同じ事例が有ると言う事になりますものね。

 

コレがカム側のカム角センサー。

変則3歯。

連続可変ですので、回りながらも変動し動く、妙な表現方法になってしまいますが文才の無さ故お許し下さい(汗)

ノーマルECUなら何の問題も無く動きますしトラブル無い、ソレがハイカム入れてたとて大丈夫でしょう。

フルコンは当然純正ECUと比較にならない位の精度でクランク角/カム角を読み、認識します。そして、その部分のブレはいつも書いてますけどエンジンのフィーリング、パワー、レスポンスに大きな影響を及ぼすドコロかブローにも直結するエンジンマネージメントの根幹となる部分ですので確実に読みに行きます。純正ECUはかなりファジーに読み、そしてファジーに点火を撃ち、ファジーにインジェクターを噴射する。ですから純正ECUならそれと無くカム角読んで走らせてしまう。だからフィーリングやパワー、そしてセッティング精度に限界が有ります。

だからこそ、フルコン化の恩恵が有る訳で。

しかししっかり読んで、読めぬ場合は。。。。読めませんとはっきり主張しエラー吐き出しその時点でセーフティ入れる。

高性能故、エンジンマネージメントを正確に行っているが故の事。

 

さて、どー言う手法で読ませるかな。。。。。

 

エラーが出る条件ってのは実はいくつもの原因が考えられ、単一の時も有れば複数の要素が絡んでいる時も有る。

 

私が睨んで、一番精度を落とす事無く読み取らせる方法。。。。。。。。

 

カム側のセンサーの変則3歯を1歯にしてしまう(^^)

 

純正のクランク変則4歯+カム変則3歯から、クランク36-1+カム変則3歯にしたでしょ?クランク角度は確実に読めてるから、カムの変則3歯が悪さしてる、よって、カム側を1歯にして読み取りづらい2歯を無くしてしまい。。。。クランク36-1+カム1 ”36-1+1”と言う比較的オーソドックスなタイプのパターンにして確実に読ませましょ。

 

と言う手法。

 

コレが他のフルコンなら結構設定等が大変だったり、いざ連続可変バルブタイミングの動きが妙になったりする事も有りますが。。。。。。

そこはハルテック。。。。。。。。。。私がハルテックがチューナーに取って一番使いやすくセッティングしやすいと言う理由の一つで今回もそのハルテックのシステム自体にすごく世話になりました。

 

まず、”36-1+1”にてエンジン掛ける。

 

当然、何の問題も無く無事始動(*˘︶˘*).。.:*♡

 

さて。。。。。。。。。ここから連続可変バルブタイミング”VVT”の制御です。

 

このVVTの設定。。。。。。。ハルテック、、、、、、実は”全自動”だったりしますwwwwwwww

 

カムコントロールをオンにしてエンジン掛けてすぐにカムコントールの項目が”Calibration”となります。一番上死点とカムの位置を認識開始。

 

そして更に数秒で。。。。。。。。制御下に置きコントロール開始してしまうていぅ。。。。。

 

しかも、、、、、、エンジン始動した状態で初期設定も無くそれを行い、僅か数秒で制御下に置いてしまう。。。。。。。。。

 

ソレがハルテック最強と言う所以です。

ね。。。。。

で、ここから学習モードに入り、、、、、、その辺りをウロウロしているとオーバーシュート等を監視し、ソレノイド特性を判断し、自動的に適切なスピードでバルタイを動かす様に学習してしまいます。。。。。。

 

まじですげぇ。。。。って思いますね。

 

コレは私がRB26でV-Camをハルテックで統合制御する際に本国に聞いた際。もう10年位前ですかねぇ。。。。

 

”angura!、エリートシリーズはカムコントロール全て自動で認識するからV-Camの位置判別センサーの2本をハルテックに入力してカムコントロールソレノイドへ2本配線して!、それからCamControlをオンにして、数十分走ってみな。それでOKだよ”

 

って。。。。。

 

”V-Camはカム角センサー3歯だけど、どこにその数を入力するの?”

 

”へへへ、必要無い。自動だ。1歯だろうが3歯だろうが自動で計算して認識するよ。”

 

汎用機ですよ(汗)

 

専用機ならソレも有りかと思います例えば2JZや1JZの専用機、それ用のデータを予めストックの状態でデータに載せて置けば良いですから、それをですね汎用機でかなりのバリエーションのVVT、そして各メーカー認識させる為の歯の数も違う。。。。。。それを全て自動認識だ?

 

当時相当なカルチャーショックを受けた記憶が有りますwwwwww

 

でV-CAM完璧に制御出来てました、カムの動きのレスポンスも最高ですし、その気になれば細かな設定も可能、オーバーシュート気味にして更にカムの作動スピードを上げる事も可能ですし逆も当然OK。

 

ですから、今回の様に、”ぢゃ。。。。。。カム側1歯のシンプルなものにしましょ、クランク角度はクランク側の歯数を増やしてるから精密度上がってますしね。”

 

何分かアクセル開けて閉じて、、、、としていると見る見るとターゲットのカム進角マップに忠実に実カム角度が合致して行きました。。。。。。。

 

これで6000回転問題は解決すると思います。

これで万が一同じ症状が出たとて、、、、、まだまだ引き出し持ってますから大丈夫です。

 

伊達に、、、、、、、、変人では有りませんwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

任せとけって。。。。

全てのお問い合わせは。