EK9 K20Aエンジン改K24R搭載制作車両。
エンジンは完成してます(^^)
リフト待ってる間に、昨今チューニング車両では必須のパワステ取り付け。
EK9ならK20Aの純正パワステのシステムを使用出来ますが、出来る限りエンジンパワー食われたく無いってのと、エンジンルーム内に自由度をもたせたかったので電動パワステ化ね。
電動パワステのパイオニア。老舗タクティカルアートさんちね。
電動パワステ化、ナイーブな箇所をほじくり返す作業、絶対的な信用・信頼の置けるお店にしか外注出来ません。
で、私は電動パワステの作業いたしませんw
だって、タクティカルアートが折角苦労してテストして積み上げて来たノウハウ、作業工程、使用パーツです、聞けば全部必ず教えてくれるそう言うヤツです、ここの社長さん。
でも、ソレを聞いて自分ちで、、、、、、、て言う気持ちにはなりません、そのテストの大変さと加工時に出す剛性感、至る箇所の工夫、考えられてるんだ、苦労して出来たパーツ、、、そのノウハウを余す所無く、しっかり責任持って、仕事として請けて頂きます(^^)
職人に取ってノウハウは財です、でもね、それを聞いたら全部教えてくれる、そんな気の良いヤツだからこそ、逆にこの人にやって欲しい、そう思います。
仲良いから?????それとこれとは別です(^^)仲良くても仕事出来ない人には仕事出しません。
ファクトリーではEG6のレース前メンテとミッション修理。
ミッションオーバーホールでは無く、、、、、修理(汗)
この車ね、、、、、ミッション私んちでクロスミッション組んだのですが、どうも本調子出ない。
音鳴りする、3速、4速で、、、ミャーって、ある程度クロスミッションなら音鳴ります、使ったミッションのメーカーさんとも何度か話しましたが、、、、、
”鳴りますよ、うん、、、、、鳴りますその音。。。。”
”でも、一回目走った時は鳴らなかったですよ~”
”それもよく言われるんですけど、、、、、鳴るんです(汗)一回目走って鳴らなかったモノが2回目走ったら鳴る”
”問題有りません???????”
”問題有りません”
メーカーさん的にはやっぱり多少のミャーミャー音は鳴る、との事。
私も色々クロスミッション使いましたが、鳴らないモノも有るけど鳴るモノも有る。
そして、オーナーさんと私で話し合いして。。。。。。
”大事な一回ですがもう一度走らせて見て頂けませんか????????”
”大丈夫ですかねぇ、、、、、、ミッション粉砕とか。。。。。。。”
”メーカーは大丈夫だ、って言ってるんですよねぇ。。。。。でも私も気になるので、、、、粉砕したら、弁償しますよ(^^)”
”ぢゃ、、、、、、、遠慮無く全開して来ます!”
で、、、、、、その時にはね、もう、私、クロスミッション注文入れてたのねw私もオーナーさんも気になるってんだから、今回の音は気になるんだって、でもオーナー様はこのギア比が最高にお気に入り、他のメーカーは嫌だと、、、、、ぢゃもう一回新品組んで見ようじゃ無いの。。でも今回の場合オーナー様負担ってのは少し違う気がする。一度は私が負担しよーじゃ有りませんか。お互い納得行く結果が有ってこそ、信頼関係が構築出来ると思いますし。
ただメーカーさん欠品中で。。。。。更にメーカーさん、問題無いって言うから、、、、もう一度走らせてと言う感じでテスト、ナンバー付きなら私がテストするのですが。。。
で、岡山国際で再度チャレンジした訳ですが、、、、、、、、音は鳴りながらも粉砕はしなかったのですが、今度はミッション入れたら抜けない、なんて言う症状に。。。。
・・・・・・う~~ん、、、、、、クロスミッション本体では無いですねぇ。。。。。
と言う事で、次回走行に向けて、ミッション組み直しと走行会前メンテ。
問題のミッション開封。
きれいなもんだ。。。。。。。アレ。。。(汗)
5-Rシンクロ、、、、、、焼けてます。
こりゃ、、、、、全速抜けなくなる訳だ。。。。。。。。ニードルベアリング部分がロックした感じですね。
今回、ミッションケースもオーナー様お送り頂いてるモノが有るので、ソレを使用し、ケースのベアリング等も全て交換で、、、、、、ギアを保持しているニードルベアリングも交換ですね。
私はこの様になったシンクロを初めて見ました。
もうね、、、、EG6位になって来ると、何が起こってもおかしく無い年式ですね。。。
レース車両等もシンクロ・スリーブセットを交換し続けるだけで使える年式では無いのでミッションオーバーホール時は他のベアリングも一度は一式交換しておく事が必要だと言う事を知らしめられる今回のトラブルでした。
ギア自体はこれと言った外傷はなさそうですが、先述の音の件がありますので、交換します。
チューニングショップって、、、、、、、メーカーとオーナーさんの間に挟まれる事も有る、そしてその中に自分のこれだって言う自我も有る、時には、、、、、、上手にネゴシエート出来る器が必要だと思います。
ハブベアリングをこのタイミングで定期交換して置きます。
ベアリングのみを交換します。
アッセンブリー交換は必要な時だけです。基本はベアリングのみの交換ね。
ハブベアリング交換完了♫
基本的に、EG6のフロントハブボルトはベアリング交換時にしか交換出来ません、今回、5mmロングを投入ね(^^)
引き続き、クロスミッション組みます
86 FA20改2.1Lフルチューンエンジン制作。
巨大フロントカバーw
例のごとく、シールがてんこ盛り(汗)
まぁ、、、、、、ホント、、、、気持ちは分かる、全てのエンジンパーツのどこから滲んでも、当然漏れても、、、、、、その修正、修理は途方もな時間を喰いますから、、、、、盛りたいと言う心理、、、、、有りますよねぇ。。。。。。私も気持ち、、、、ビビリながら、、、、極力適量を塗布、、、と思いつつ、、、ちょいと保険気味な塗布になっておりますwwwwww
ほぃ♫激闘の末wきれいになりました。
オイルポンプ、これはね、FA20に関わらずですが、重要パーツです、F20CやK20Aは今の所、トラブった事有りません、ホンダさん、最高。
FA20は出来れば油圧、油量アップしたい、そう私は思います。
私んちは今回、戸田レーシングさんちの強化オイルポンプを使用します。
油圧が上がる訳では有りませんが、割れると即ブローですし、後で交換するのがこれまた大変です、よって、強化出来る箇所は強化しておきましょ。安心して踏み切れる様に、、、ね。
オイルポンプ開けると。。。。
インナー、焼付き。、、、、いや、焼付きと言うか、、、、異物噛み込みによる破損ですね、この部分でこの程度は”傷”では無くもはや”破損”です。
開けてよかったです。
アウター側は大丈夫ですね、インナー側との当たり面を重点的に点検するもこれと言った問題点は無いです、構造上、やはり、異物によるオイルポンプ破損と言うのは間違いなさそうですね。
ポンプケース、蓋側。
こりゃダメだ。。。。。。。私的再利用不可モンです。
この部分は油圧を作り出す大事な部分、かつ、オイルポンプと言う回転物が常時回っている箇所ですので、研磨してクリアランスが大きく変化しても問題ですし、かと言ってこのまま使用するとまた同じ様にインナー側のギアにダメージを及ぼします。
なんてエンジンなんだ。。。。(汗)
絶対中古エンジン買って来てそれをベースにした方が利口かつ合理的だったと言う典型的パターン。
これね、焦りから産まれた私の今年一番のミスになりそうです。
自分ちの車両ですので、やっぱり焦るのね。。。。。
本来なら、ブローしている現状からですと。
エンジン開けて、、、、、再利用可能パーツの選定をして、中古エンジンの相場調べて、各パーツを段取りする。
もしくは、、、、、、今回の場合ですと、ハナからHKSさんちの2.1Lでは無く、0.5mmオーバーサイズの鍛造ピストン+H断面コンロッドと言う選択肢が良かったかもしれません、しかし、クランクシャフトもダメージ有りましたのでどちらにせよ、クランクシャフトは新調せねばならぬ状態でした。
今回はHKSの2.1Lキットをエンジン下ろす前にオーダー入れてましたので今回の様に新品ブロックを無駄に買う事となり、、、、距離走っててもブローさえしていない中古エンジンさえ用意すればそれこそ選択肢はよりどりみどりとなったはず。そもそものミスジャッジは”シリンダー使える前提”からはじまった私のミスです、オーバーサイズ使用しないと言う事は内燃機屋さんにエンジン投げてる期間も無いので時短に繋がる、、、、そう思って全ては焦りが産んだ結果。やっぱりダメね、焦りはチューニング最大のミスです、焦った、その時点でもはやチューニングと言う概念から考えるとミスです。
結果、、、、、、今回の様なブローの場合ですと、ブローしていない中古エンジンベースにて社外鍛造の0.5mmオーバーサイズピストン+H断面コンロッド+強化メタル。と言う組み合わせがコストパフォマンス的には一番優れ、きれいサッパリ治り、かつ、強化出来て、排気量上がる分トルク増える、そして高ブースト対応。ストローク上げないから高回転域純正以上に元気になる。2.1Lクランクを使用した時点で高回転域は300~500回転は回らなくなります。その分注低速が太る。当然、シリンダー生きてるでしょうからHKSの2.1Lキットも使用可能。
かつ、効率的にコストを使えて、良い事ずくめです。
焦って今回の様な事になると百害あって一利無しです、いつも自社の車で焦り、、、つくづく思います。他人のフリ見て我がフリなおしてくださいwwwwwwwそれが私に取って、唯一の弔いですwwwwwwwいやぁ、、、、、、今回のエンジンはすっげーコスト掛かってるけどコストパフォマンスわりぃなぁ。。。。。私らしくないですよねぇ。。。
私が考え、オススメするFA20はNAライクなFA20、過給器はそのエンジンの特性上必ず必要ですが、高回転域回して気持ちいぃ。パンチ有る。そんなFA20。
NAで元気出せればNAチューニングもオススメしますが、元気になりません。
しかし、NAっぽく”くぉぃ~~~ん”と回したい。で、、、、基本的にNAの圧縮比の状態で過給器つけるから、低速トルクをさほど気にせずとも大丈夫です、当然純正級には低速トルク出る訳ですから。ターボでもスーパーチャージャーでも純正以上に中低速トルクは確実に確保出来ます。
なので私的伝家の宝刀”ストロークアップによる排気量アップ”はFA20に取って多大な恩恵は感じません。
今回オイルポンプハウジングも交換ですね。。。。。。コレ、、、単品で出るのか?(汗)
オイルポンプ廻りにも生産工程でのバリがすごく気になる状態で残ってるのね。。。。。
きれいにさらって置きました。
ハウジング内の全てのバリを落として。。。。。。。
戸田レーシングさんちの強化オイルポンプ。
強化と言っても、ハウジング自体に傷やバリ、破損等が有ると強化に交換しても即ブローします、この強化ポンプを投入する理由は”割れ”に強い、回転中に割れによる破損からのエンジンブローを抑止します。当然入れるには理由があります(*˘︶˘*).。.:*♡絶対いれとけー
さて、、、、蓋側を明日注文しましょ。