MR-S K20A改K24Rエンジン製作。
ヘッド組付け。
忘れぬ様に、スプリングシートを入れて置く、これ、何度か忘れてステムシール挿してしまうと言う失態をした事がありますが。。。。ステムシール入れた後から挿入不可w
ヘッド組付けの為に台の上に置いたらまずスプリングシート入れておくベシ(ー^)
バルブステムシールをインサート(*˘︶˘*).。.:*♡
ホンダのエンジンは、だいたいシルバーのバネがインテークで黒がエキゾースト。
エキゾースト側のバルブスプリング装着。
同様にインテークもね(^^)
今回はバルブスプリング、戸田レーシングさんちの強化品を使用しておりますのでイン・エキ同じ。戸田レーシングさんちのバルブスプリングはK型とF型同じです。
バルブ周りの組付完了です、ひとまず布をかぶせて保管ね。
腰下へ。
数種類の厚みのクランクメタルをいつも持ってますのでメタルを合わせて、、、狙い撃つ(*˘︶˘*).。.:*♡
使用するメタルは純正ブラック・メタルね
F型やK型は大体スラストメタル摩耗してる個体多いです。AT車両は大丈夫ですがMT車両でk強化クラッチ組んでる物はやっぱり当たりきつい、そして、一時期のホンダのスラストメタル、恐らく材質悪いんですよね。だから、材質が変更されている強化品に無条件で交換が昨今の私のルール。スラストメタル、意外な盲点なのですが、こいつが原因でブローすると、腰下全体的にダメージの喰らう種類のブローします。
10数年前に、S2000、2.2Lにカーボン系の強化クラッチ入れて山で遊んでた時にある日エンジンとミッションの間からオイルが漏れて、アレ。。。。。。リアシール逝った????、当然ミッション降ろして、リアシール確認、やっぱりリアシールから漏れてる。リアシール打ち直して、その日にまた山に遊びに行くと。。。。。また漏れてる(汗)
・・・・・・・・リアシール、、、、、、挿入時にしくじったか?(滝汗)。。。。。とまたミッション降ろしてリアシール確認して見る。。。。やっぱりリアシールから漏れてる(TT)。
もう一度リアシール交換して、、、、、また山行く、、、、、、、また漏れてる(涙)
エンジンは普通なんです、、、、その時点では。
いよいよ、、、、、、、リアシールぢゃねぇんぢゃねぇか?的な想いが頭をよぎる。。。
そもそも、リアシールから漏れると言う事自体、私はあまり経験しない。てか、30年近くこの業界に居てそれこそ数え切れない位のクルマ見て来ましたが、ホンダ車でリアシールからオイルダダ漏れって今までほんとに数える位しか無いです。
・・・・・・・またミッション降ろすw
やっぱりリアシールから漏れてる。。。。。。。。う~ん、何気にクランクを前後に、、、、おぅ?ちょいとガタ多くね?(汗)(汗)
ダイヤルゲージ当てて、、、、、、前後に、、、、、、基準値を大幅に超える数値。。。
え~~~~~~~~~~~~~~~スラスト?
その時点でエンジン異音も無いし普通に掛かる。。。
で、エンジン降ろしてバラして見ると、スラストが1枚ペラペラに。クラッチの作動方式によって負荷掛かる方向が違いますから大抵スラストメタルは当たり強いのはフロント・リアのどちらか片方。大抵のクルマはエンジンオーバーホール時に交換するか、当たりの良いエンジンは前後入れ替えて使う。当たりの良い場合はむしろ新品使うより前後入れ替えて使う方が良いですよ。せっかく長期に渡りエンジンさんが当たりを付けてくださったメタルですから。
でも、F型、K型はその常識に当てはまりません。よほど減って無い物は前後逆転方式で使ってましたが、どうも、、、、材質的な、、、、、ていぅ想いが強くなって来た頃からは毎回エンジン開けたら交換してました、そして、去年?一昨年位ですか、材質変更された強化を見つけ以後その強化品を使用しています。
ちなみに、私がブローさせたエンジン、スラストメタルだけのダメージに留まらず、小メタルも妙な当たりでしたし、クランクシャフトのスラストメタル保持部分のジャーナル面、、、焼けてるし、ピストン片当たりしてるしで。。。。。。。腰下全損でした、スラスト、、、、、恐るべしと私が思う所以であります。
浪費した時間とエンジンを無駄にする事なかれ、、、、とそれ以来少しスラストメタルに対してのミカタが変わった出来事でした。
色々な要素が絡んだんだと思います。
製作時期もそうです、ド初期のF20Cベースでしたし、当時カーボン系の強化クラッチって、カーボンの特性上どうしてもカバーの圧着力を上げて、上げて。と言う方向の物が多かったです、当時私が使用していたカーボンクラッチも圧着力かなり高めの物でした、クラッチカバーの圧着力はダイレクトにスラストメタルのストレスに直結します。かと言って強化しない訳に行かない時もありますから、、、かゆい所ですよね。
ですから、私はS2000やDC5/FD2系はすげー余裕を持ったクラッチシステムでは無く、少しゆとりの有るクラッチシステムを構築しオススメしています。
それも、現在では強化のスラストメタルを使用してますから大丈夫かと思いますが、、、、、必要以上に圧着力の高いクラッチカバーや必然的に圧着力を上げなきゃならない材質は出来るだけ避けてます(^^)
と私の苦い思い出ね。
今回も軽量タイプのH断面コンロッドを使用します。
過給器付ける場合は軽量タイプでは無く通常タイプのH断面を使ってくださいね。
目安は500PS超える様なエンジンは軽量タイプは避けた方が安心だと思いますよん。
NAならトルクが40kだろうががこの軽量H断面でOKです。十二分に強度持ってます。
ウン、この造形美がもう、、、、、たまんないですよね。。。。ARPの強化ボルトとSETです。
ピストンも超軽量タイプ。
軽量ですが、当然純正と比較にならない強度持ってます。
このピストンがどーにかなるって事はピストン以外の何かが悪さしてます。割れたり、溶けたりね。セッティングでしょ。
ピストンとコンロッドをドッキングさせて
ブロックにクランク載せて。
ピストンインストール(*˘︶˘*).。.:*♡
コンロッドボルトを数回に分けて締め付ける。
1気筒組んではクランク回し。1気筒組んではまた回す。
基本的に全部のピストン入れてコンロッドボルト締めても、工具使う事無くクランク廻る、それが私の最低限の基準です。
予めクランクメタルもコンロッドメタルも寸法合わせてますから全部組んだ時点で手で回らないって事は何かが間違ってるはず。
使用するメタルや狙ったピストンクリアランスによっては重めになります、その感覚は、、、、、数値では無い感覚ですw
K24R ショートブロック完成(*˘︶˘*).。.:*♡
やっぱり、気持ちいぃです、エンジン組んでる時、今の時期、暑いし辛いですが、気持ちいぃんです。
そもそも、青二才の時にセッティングの勉強始めたのも組んだエンジン活かしたかったからだし、足廻りに凝りだしたのもエンジンのパワー活かしたかったから、脚に凝りだしたら、、、、それを活かす為の箱にも凝って。。。。。
そう、、、、、全てはエンジン有りきからの派生が私だったりしますw
今までの人生もそうだし、いまだに、、、、人生を掛けてるから、、、、負けたく無い。
まだまだ、、、、、、当然エンジンラッシュは続きます。
肩の力抜いて、気は抜かず。
任せとけって。