下処理もかなり進んできました。

例の如く、”軽くしなやかで硬い”ボディ作りの開始です。

EKの箱ですが、EK9以外はアンダーコートがびっしり(汗)。

EK9はアンダーコートレスに近いですがソレ以外は付いてます。

まずアンダーコートをそぎ落とす、これがまた、、、、大変極まりない。

極まりないったら極まりないワラ。

最も辛く、長い作業です。



左がとりあえずアンダーコートを剥いだ所です。
右が更に、残ったツブツブ状のアンダーコートを剥いだ所。




こんな感じで完璧にはがしてしまいます、中途半端にやっちまうと。。。。。ホントにみっともない感じになりますので。。。気合と時間を入れて、、、



余分なステーや贅肉は徹底的に撤去します。
しかし、私的に”ココは無いと、、、カッコわりぃの。。。”と思う所は私は残します。
速くてカッコ良い車がヤッパリ一番だと思う訳で。。。。。
この考え方はホントに難しい所で。。。。。
なんて言うか、、、、、

”ヤッパリ車はアートだと考え”

ソレは感性の違いも有るかと思いますが。

穴だらけにしたく無い。

ダッシュボードもそうなんです、付けたくなっちゃうんです、徹底して軽量化する為には重量物で有るダッシュボードを撤去するのがてっとり早いのですが、私的美学に反するから残します。
ストイックに軽量化する人は室内塗装する事をもためらいます、塗料の分重くなるから、、、外装に関しても全塗装をためらいます、もちろんソレも塗料の分重くなるから。
ソレも正解だと思います、すごいって思うんです。徹底してるなぁって。
でも共感とは少し違います、私は絶対に室内塗りますし今回は全塗もします。何故か?綺麗しカッコ良いぢゃ無いですか!それで速けりゃ一番ぢゃ無いですか!
空力もしかり、今回ももちろん極力シビックの原型残します、なんせN1、スズカワンメイク世代ですから(^^)下回りのフラット化程度で挑みます。
これも、フロントバンパ-大改造な空力なきゃ勝てないね。。。って自分が感じた時に考えます。
でも。。。。。フロントバンパーの空力でタイム稼ぐなら。。。。エンジン更にやっちまうかな。。。
色々な考え方や思想があるからチューニングカーって楽しいと思うんです。
東に鎮座している現在FFの覇者は言いました。

”フロントバンパーの空力制御に対しての抵抗が有る間は俺らは少し安心だね~(^^)一つ怖いのがエンジンパワーをガンガン上げてくる貴方達のエンジン屋としての意地かなw"

シビックに関しては西と東でホントに大きな違いがありますが、ソレが楽しい。

もちろん勝ち負けの判定に対して”俺の重いから””空力で不利だから”ってのは絶対に言い訳にしません、でも、戦えるだけの総合的な戦闘力を持たす自信があります。

ストイックさの違いなんです。

”ストイックに軽量化する”



”ストイックにカッコよさと軽量を両立する”

ソレは持ち主が選ぶものだと思います、どちらも押し付けるモノでは無いです。

もっともっと軽くなけりゃ勝てないね。。。。。って時に考えたら良いんでないかぃ?他に沢山俺たちゃ武器持ってるぢゃん、どちらかと言うと、軽い箱に”極端に”ハイパワーエンジン、スイートスポットの広い足回りと箱の硬さ。これが私のコダワリです。”極端に軽い箱”てのは現状違うんです。
前の箱もそのコダワリのもとに制作しました。
一貫して今回もそのコダワリとコンセプトは変わりません。
しかし、出来得る限りの軽量化はします。
その辺りのバランスが大事かなと思います。



ギリギリまで削ぎ落とされた贅肉、よ~く見ると分かるんです(^^)

だから今回はEK2を選択しました。

そして、その比類無きエンジンパワーを受け止める箱。




そして常識ハズレのパワーを路面に伝える為のアプローチ、ソレは駆動系、足回り、ボディのトータルコンビネーション、、、

セッティング中に少し不安を感じたクラッチを更に強化して組みましょうか。。。

全て、自社で手作業による職人技、外注作業では無いからこそ、とことんこだわれるのです。

膨大なデータとノウハウが必要です。

全ての動きが良い方向に変わりマス。