F20C エンジンオーバーホール


S2000 AP1 F20Cエンジンが立て続けにブローする。

と言うご相談を頂き。

とある中国地方のチューナーさんとお話していたのですが。

”コンロッドのスモールエンド部分がぶっ千切れる"

やはりエンジンブローの原因はかなりの確率でピストン重量の重さとコンロッドの強度のバランスだと思います。十中八九間違い有りません。

数年前に書いた様に。。。

壊れるべきして壊れるエンジンです、F20C。

F20Cのエンジンパーツ色々開発したした時にかなりびっくりした記憶が10年以上前にも関わらず鮮烈なので。

F20Cのピストン重量今一度調べてみたのですがやっぱり超重量級のピストンが搭載されていました。

CP製のピストンが、対策されたAP2のピストンと同じ位の重量です。

まず、以下純正比較。

ピストン
◯AP1純正 490g
◯AP2純正 343g
◯DC5純正 336g

ぶっ壊れないDC5のタフさはピストン重量から来ていると思われます、連桿比はAP1よりキツいのに、セッティングして行くと9000以上の回転数でDC5の方が綺麗に周りますモノね。

社外ピストン(ノーマルボア、圧縮比はノーマルガスケット,2.2Lクランクに使用する場合は圧縮比約0.5プラスになります。)
◯CP鍛造 C/R12.5  348g
◯MAHLE鍛造Goldコーティング C/R 11.7 320g
◯MAHLE鍛造Goldコーティング C/R 12.5 330g
◯MAHLE AP1用ロングコンロッド仕様2.2Lクランク専用 C/R12.5 300g
◯JE鍛造 C/R11.5 320g

コンロッド。
面白い事にAP1よりAP2の方が短いのに重くなってマス、やはり強度を出したかったホンダの回答かと。。
純正
◯AP1純正 670g前後
◯AP2純正 673g前後
◯DC5純正 614g前後

社外コンロッド
◯BC 2.2L用H断面ARPコンロッドボルト付き 575g前後
◯BC 2L用H断面ARPコンロッドボルト付き 580g前後

っと言うことでノーマル状態でも対策が必要。

対策するならついでにチューニングしてもっと楽しいエンジンにしようよってのが、私達の仕事。

2.2L化がポピュラーですが。
AP2の純正のピストン、コンロッド、クランクを使用すると。。。圧縮がAP1よりかなり低くなります。排気量アップした事によりトルクアップしますが、どこと無くファンタスティックな感じはしませんよ。
更に、ちょいとばかり対策されてるとは言え、コンロッドの振り角等の問題で高回転域は犠牲になる、無理に高回転回すと、ヤッパリ壊れる。

AP2のコンロッドとクランクにAP1のピストンを組み合わせると圧縮がおおよそ12.3前後位になりますが、そもそもピストン重量が重いってのに。。。高回転廻していると壊れるのは目に見える様な気が。。。。なので当社ではその手法は選択外。論外。

どうせ開けるなら頑丈で安心出来るエンジンにしたい、そう思います。

よって、軽量鍛造ピストンと強化コンロッドはF20Cチューニングには必要です。