国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)「アンルワ」。
昨年10月7日のハマスによるテロにアンルワから12人が参加していることが判明し世界に衝撃を与えている。
なぜパレスチナ難民を救済する国連組織がテロリストを生み出しているのか?
この事態を受けて月27日時点で9カ国が拠出を停止した。
ロイター通信によると拠出を止めたのは米国、オーストラリア、カナダ、英国、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、フィンランドだとしている。
日本もあちこち世界の顔色を伺ってから足並みを揃える形で1月28日に拠出金の停止措置を取ったようだ。
それにしても現地の事情に詳しくない人にとっては、パレスチナ難民救済の国連職員がなんでハマスのテロリストになったのだ?という疑問が湧くのは当然のことだろう。アンルワは難民救済の人道支援をしている人たちじゃないの?と思うのが日本人の普通の感覚だろう。
ところがアンルワの実体はそうではない。
日本の毎年拠出しているアンルワへの莫大な金がハマスのテロリスト育成に使われているというからビックリ仰天するではないか。
次の↓「朝八」動画の中でイスラム学者の飯山陽さんがそのあたりの事情を詳しく説明してくれている。動画の46分あたりからアンルワの話が始まりますのでご視聴くださればアンルワの正体がよくわかる。
この中での飯山陽さんの話の一部を紹介します。
(話の内容に私が少し補足のデータを挿入しました)
アンルワの組織は28000人いるがそのアンルワ職員の8割は学校の教員である。
ガザ地区内にアンルワは706の学校を運営し、生徒数では54万3075人が通っている。ここでは実は反ユダヤ教育、反イスラエル教育が行われている。
つまり国連を通して集まるアンルワへの年間1700億円から2000億円の拠出金の大半が実実際にはアンルワの経営する学校の教員の人件費に充てられている。
今回のイスラエルへのテロに参加した教員もこのアンルワの学校教師である。
アンルワの学校ではハマスのシンパの先生がハマス礼賛の教育を子どもたちにしており、簡単に言えば生徒に反イスラエルのテロをしましょうと教えている。イスラエルを悪だと洗脳する教育をしている。子供たちはそういうアンルワから給料を貰っている教員の洗脳を受けて残虐なテロ戦士として送り出されているのだ。
このアンルワへは日本は毎年40億円から50億円を拠出している。
日本の拠出金がアンルワの教員の人件費に使われていることになる。つまり日本はアンルワのというかハマスのテロ教育に莫大な資金を提供していることになる。こんなことが許されていいはずがない。
●アンルワとハマスの癒着関係●
UNRWAの関係者とハマスとの癒着はむしろ当然視されていた。
その原因は、UNRWAの成り立ちにあるようだ。第一次中東戦争の結果、旧パレスチナ地域に住んでいた約500万人のアラブ人が難民化した「パレスチナ難民」を救うために、国連総会決議で1949年12月にUNRWAが設置された。「パレスチナ難民」の支援に特化した国連でも例外的な組織で、難民の教育、保健、福祉、救急などの責任を負っている。国連機関でも最大の組織で、職員は約3万人に上るが、その99%はパレスチナ難民自身だ。
行政権や警察権こそないが、パレスチナ難民と密な接触を保ち、関係者が「パレスチナ寄り」の態度を示すのは理解できないこともない。
(ジャーナリスト 木村太郎)
アンルワが国連にできて70年、パレスチナ難民支援という名目で世界各国が国連へ拠出しアンルワへ流れた莫大な支援金が長年にわたりハマスのテロリスト養成資金に費やされていたということだ。これではいくらたってもパレスチナに平和は訪れないだろう。世界が支援すればするほどハマスのテロが生まれていくことになるのだから。
イスラエル軍はガザに侵攻し軍事行動の一環として情報収集している。その結果、アンルワに実態も明確にわかってきた。
驚くべきことにハマスの名簿の約1割がアンルワ職員の名簿と重なるという。
現在判明しているテロ攻撃に参加したアンルワ職員の12人どころの騒ぎではない。さらに夫婦兄弟など親族にハマスのいる者はアンルワ職員のほぼ半数になるだろうと言われている。こうなれば親族、友人関係、シンパも含めてハマスと無関係なアンルワ職員はほぼ皆無と言っても過言ではない。国連機関とは言っても28000人のアンルワ職員の99%はパレスチナ難民自身であり、ハマスと一体の関係にあるのは公然の事実だ。アンルワはハマスの物資調達機関だとも言われている。そんなアンルワに日本人の多額の税金がパレスチナ難民支援の名目で毎年送金されているのだ。
日本政府と外(害)務省の音痴外交と国連拠出金の盲目的な支援もいい加減目を覚ましてもらいたい。