2022年12月 パパの病気が分かりました
闘病中は自分の心を整理する為に
そして健忘録の為にブログを書いていました
パパは約8カ月の闘病の末 旅立ちました
いま振り返ってみると
書いてなかった出来事や症状もあると思うので
記憶にあるうちに振り返りながら
書き留めておきたいと思います
2022年12月13日
喧嘩して不思議な事を言いだして
薬を止めるよう伝えたけど
その後はいつも通りだった
この日は次男の誕生日で
次男は外食を希望した
皆で車に乗り出発
寒い日だったので すぐに車の窓が曇った
前も後ろも全く見えない
それでも進むパパ 皆がザワザワした
「見えないから危ないから」
「一回車を停めようよ!」
「曇りが取れたら出発しよう!!」
でも一向に停車する気配がない
一番後ろの席から次男が叫んだ
「危ないよ!!!」
車が停まった
パパは「なんだよ!」と怒っていた
皆、不思議な気持ちだった
この時、危険を感じたのに
パパが病気なんじゃないかなんて
家族の誰も全く思っていなかった
だから、そのまま窓の曇りが取れるのを待って
無事出発…
今思えば この時
とっさの判断が出来なくなっていた
のかなと思う
この出来事の後
この日は普通にいつものパパだった
我が家が借りていた駐車場はとても狭く
両脇に車が停まっている
我が家も隣も3ナンバーのファミリーカー
駐車してドアを全開してしまうと
隣の車に当たってしまうくらい
だから出すのも停めるのも
それなりに上手にしないと難しい
パパは運転が好きだったし
上手だったと思う
外食から帰宅後も
ちゃんと定位置に車を止めている
それから1週間ほど
私は薬を止めていると思っていたので
よく観察していた
仕事は普通に数日出社して他はリモートで
会社の人とオンラインで会議もしていたし
チャットで会話もしていた
会社の人が違和感を感じていたかは
確認する事もできないから不明だけれど
普通にしていた印象
でもその他の時は不思議な感じ
会話の中に時々不思議な言葉が含まれていく
私達は困惑しながらも…
薬はもう飲んでないから
時間が経てはきっと元に戻るはず
そう思って過ごしていた
そして数日過ごす
2022年12月18日
薬は関係ないかもしれないと…
違うんだと確信を持つような事が起こった
私用で宛名書きの印刷をしないといけなかった
パパは会社のパソコンでその作業を
やろうとしたようだ
やろうとしてパソコンの前で数時間
パソコンを眺めていた
そもそも今までのパパならば…
日曜日に休日に仕事のパソコンを開く事も
私用で使う事もあり得ない
会社ではセキュリティ管理の担当を
していたこともある
そんなパパが会社のパソコンに
私用のデータを取込んで作業なんて
絶対に考えられない行動だった
いろいろ問い詰めて咎める私を
パパは不思議そうに見ていた
パソコンにログインまでは出来ていた
でもその先に悩んでしまった様子
ログインはしていたけれど
USBを挿したり
私用のデータを入れてりしていなくて
良かったなと思いながら
自宅のパソコンでやるよう促して
様子を見ていると
キーボード、マウスどれも触る事はなく
ただただ画面を眺めてる感じだった
この時Gmeilも
パソコンの操作の仕方自体
全然分からなくなっている様子だった
その時の投稿
茫然としている私を見て
次男がパパに駆け寄ってパパを手伝った
2人を見ながら・・・
「これは薬じゃないな」
と思ってからは
私の頭の中は意外に冷静だった
明日、月曜日に病院へ連れて行こう